リゼロキャラの名前の由来一覧!星座・神話を意味する魔女や大罪司教も解説

2020年7月30日

この記事では人気作品『Re:ゼロから始める異世界生活』に登場してくる、主要人物の名前の由来について書いてあります。

リゼロのキャラには星の名前が付いているキャラも多いのが特徴ですね!

このことから、どういった共通項があるのかについても考察していきたいと思います。

なお主要な登場人物であっても、名前の由来に特別なものが無いキャラは省いていたりもします。

ご了承ください。

※この記事にはリゼロ本編のネタバレを含んでおります。

 

リゼロのキャラの名前の由来一覧!

 

ここではまず、リゼロに登場する主要キャラクターの中で魔女教関係者を除いた形で紹介していきます。

名前の由来がハッキリとしていないキャラクターに関しては除外しています。

予めご了承ください!

 

ナツキ・スバル

 

 本作の主人公である「ナツキスバル(菜月昴)」の名前は、プレアデス星団を和名で表したものです

このプレアデス星団は“多くの星々がまとまっている”という「総ばる」という表現から、和名が「すばる」というのです。

ちなみに表記はひらがなで書きますね。

さらに面白いのが、プレアデス星団はギリシャ神話では『女神プレアデス7姉妹』とも言われます。

奇しくもリゼロの世界で7つの大罪を冠する魔女と同じ数ですね!

そしてプレアデスとはリゼロの世界で、嫉妬の魔女サテラを監視するために建てられた塔の名前にも付けられていますね。

この辺りが今後のリゼロの大きな伏線になっている気がしてなりません。

 

エミリア

 

ヨーロッパによく名付けられる女性の名前です。

モデルはローマの『アエミリウス氏族』から名前が付けられているんだとか。

この氏族はヨーロッパの歴史上、有名な一族のようですね。

ちなみに特にリゼロ本編のストーリーでこの氏族がモデルとなった人々は出てきてはいません。

 

レム&ラム

 

作者の長月達平氏いわく、双子のラムとレムは英語のレフト(左)とライト(右)から付けられているそうです。

特別な人物や星の名前はあまり関係がなさそうです。

2人の立ち位置もその設定になっていると思われます。 

 

パック

 

エミリアと契約している大精霊パックは、シェイクスピア原作の『真夏の夜の夢』に登場するいたずら好きの妖精から由来されているんだとか。

そして天王星の第15衛星の名前でもあります。

 

ロズワール・L・メイザース

 

作者いわく特にモデルがいる訳ではないそうです。

何となくの魔法使いっぽい響きで決めたんだとか(笑)

「オズの魔法使い」とかは確かに響きが同じ様な感じですね!

 

ベアトリス

 

先に「ベア子」の方の名前が決まったそうで、こちらはテディベアがモデルらしいです。

抱っこしやすい名前のイメージらしいです。

それから本名のベアトリスが決まったみたいですね!

ベアトリスはダンテの『新生』や『神曲』に登場するベアトリーチェが由来です。

またベアトリクスという、小惑星があります。

 

ラインハルト・ヴァン・アストレア

 

ドイツに古くから伝わる男性の名前です。

ちゃんとした意味も込められており、「純粋な心の忠誠心に溢れた者」という意味のある名前なんだそうです。

まさにラインハルト・ヴァン・アストレアにぴったりな名前ですね!

ちなみに「アストレア」という苗字の方の由来は、ギリシャ神話の正義と天文の女神「アストライア」のラテン語表記なんだとか。

 

エルザ・グランヒルテ

 

リヒャルト・ワーグナーのオペラ作品『ローエングリン』の登場人物「エルザ・フォン・ブラバント」から名付けられたと言われています。

この人物はあるブラバント公国の公女という立場で、お腹を切り裂く殺し屋というエルザとは180度違ったキャラクターですね!

 

アルデバラン

 

おうし座の中で最も明るい恒星であるアルデバランです。

『聖闘士星矢』の中でもおうし座の黄金聖闘士がこの名前でしたね。

アルデバランの意味がとても意味深で、プレアデス星団(すばる)の後に続いて昇ってくることから“後に続くもの”という意味があります。

しかもアルデバランを和名で書くと、『統星の後星』(すばるのあとぼし)と表現します。

この事からアルデバランは、主人公スバルと何かしらの大きな関わりがあるキャラクターではないか話題になっています。

そういえば彼は“死に戻り”と同系統な能力も有していますね!

「アルデバラン」の死に戻りと正体についてはこちらから

 

リリアナ

 

第5章に登場する吟遊詩人の歌姫です。

名前の由来はアメリカ人天文学者「ハーロー・シャプレー」の姉妹の名前から付けられているんだとか。

 

フォルトナ

 

ペテルギウスの闇落ち前の人格「ジュース」と共にエミリアを育てた、育ての母という存在です。

フォルトナとは、ローマ神話の幸運の女神である「フォルトゥナ」から名付けられたのだそうです。

また火星と木星の間を公転する小惑星の名前でもあるのです。

 

シャウラ

 

大賢人「シャウラ」はプレアデス監視塔の中で嫉妬の魔女サテラの封印を監視しています。

彼女の名の由来は、さそり座の『ラムダ星』の事をそう呼ぶんだそうです。

アラビア語では“針”を指すことから、さそり座の尻尾の毒針の部分をそう呼ぶんだそうですね!

 

リゲル&スピカ

 

ifストーリーでスバルとレムの間に生まれた兄妹です。

「リゲル」は兄貴の方で、オリオン座の恒星が由来となっています。

また「スピカ」は妹の方で、乙女座の恒星を由来としています。

 

 

星座・神話を意味する魔女や大罪司教を解説

 

ここからは魔女教に関係する人物たちの名前の由来を調べてみました。

どの様な意味やモデルが人物の名前に充てられているのかに注目しましょう。

 

ペテルギウス・ロマネコンティ(ジュース)

 

“怠惰”担当「ペテルギウス」は、オリオン座のアルファ星であるペテルギウスがそのまま名前として使われています。

「ジャウザーの手」というアラビア語の意味があり、これが権能『見えざる手』のモデルになったのでしょう。

ペテルギウスは原綴りで「Betelgeuse」と綴り、この読み方がビートルジュースということからペテルギウスの元の名前「ジュース」がネーミングされていますね。

ペテルギウスの正体についてはこちら

 

『美食家』ライ・バテンカイトス / 『悪食』 ロイ・アルファルド / 『飽食』 ルイ・アルネブ

 

それぞれ3人の人格に名前の由来があります。

『美食家』バテンカイトスはアラビア語で「クジラの腹」を意味します。

まさに美食家につながる名前ですね。

くじら座の恒星をバテンカイトスと呼んでいるのです。

そして『悪食』アルファルドはうみへび座の恒星であり、アラビア語では「孤独なもの」という意味があります。

最後の『飽食』アルネブの由来はアラビア語で「野ウサギ」を意味していて、うさぎ座の恒星なのです。

暴食の大罪司教の権能・能力についてはこちら

 

 レグルス・コルニアス

 

レグルスとは獅子座の中で最も明るい恒星であり、獅子の心臓というように喩えられます。

アラビア語では「小さな王」と意味され、レグルスが使う“強欲”の権能はこれらがモデルとなっているのが分かりますね!

ちなみに獅子座はギリシャ神話の中で出てくる、英雄ヘラクレスに倒されたネメアの獅子だとも言われています。

ネメアの獅子はギリシャ神話に出てくるエキドナの子供と言われています。

これが強欲の魔女エキドナと、その魔女因子を取り込んだ大罪司教レグルスの関係に思えますがリゼロ本編では2人の面識はありません

最強の大罪司教レグルスの強さについてはこちらから

 

シリウス・ロマネコンティ

 

シリウスという名前は「おおいぬ座」で最も明るい恒星であり、ギリシャ語の「セイリオス」が由来となっています。

セイリオスは「焼き焦がすもの」「光り輝くもの」といった意味があります。

 

カペラ・エメラダ・ルグニカ

 

カペラという名前は「ぎょしゃ座」で最も明るい恒星であり、ラテン語では雄ヤギを意味しています。

アラビア語では「おしゃれな男」と言った意味もあるのですが、“色欲”のカペラは女性なので少し設定と違うのかと。

そして昴(プレアデス)の相手星と呼ばれており、アルデバランの“後星”に対して“先星”と言われます。

これが今後どのように物語に関わってくるのかが楽しみです。

 

嫉妬の魔女:サテラ

 

サテラとは衛星であるサテライトから来ているのかなと思いましたが、作者の「長月達平」さんが“最終章”という発言をしています。

これが名前の由来なのか分かりませんが、やはり物語の最後のキーパーソンになるんですね!

 

強欲の魔女:エキドナ

 

エキドナとはテュフォンという星の衛星の名前です。

ギリシャ神話でのテューポーンの妻エキドナから名前が付けられているのです。

リゼロ強欲の魔女エキドナの正体についてはこちら

 

憤怒の魔女:ミネルヴァ

 

ローマ神話にある知恵の女神「ミネルヴァ」がその名前の由来と言われています。

 

怠惰の魔女:セクメト

 

アテン群の小惑星であり、エジプト神話の女神「セクメト」が名前の由来となています。

その神話では太陽神ラーによって、破壊の女神セクメトとして作り直され人間を根絶やしにするための殺戮の神という怖い設定です。

 

暴食の魔女:ダフネ

 

ギリシア神話のダプネーから名前が付けられており、自らを月桂樹の体に作り変えたと言われています。

 

傲慢の魔女:テュフォン

 

ギリシア神話に登場する魔神テューポーンがモデルで、天体では衛星エキドナの主星と言われています。

 

色欲の魔女:カーミラ

 

ローマ神話に出てくるヴォルスキ人の女王カミラがモデルだそうです。

 

虚飾の魔女:パンドラ

 

ギリシア神話に登場する最初の人間の女、パンドラが名前の由来となっています。

火星と木星の間にある小惑星帯の中にも一つ輝くパンドラという小惑星帯が存在します!

 

憂鬱の魔人:ヘクトール

 

トロイア戦争のトロイア側の総大将で最強の戦士「ヘクトル」から名前が付けられました。

ちなみに木星の最も大きな小惑星にもこのヘクトルがあります。

 

このように主要キャラクター、特に魔女教徒に関係する者にはほとんど星やギリシャ神話に関係する名前が付けられています。

名前の由来がそのままキャラクターの能力に繋がっていたりするのも面白いですね!

しかし現在の所名前の由来から、7大魔女や魔女教徒とそれ以外の人物との明確な違いは分かりませんでした。

もちろん名前に星が関係していないキャラもいて、ヒロインのエミリアであれば全く星や神話とは関係がありません。

 

リゼロのキャラの名前の由来一覧と星座・神話を意味する解説まとめ

 

以上、リゼロに登場するキャラの名前の由来一覧でした。

この記事の要点は以下の通りです。

  • リゼロの登場人物の名は、星や神話の人物から由来される
  • まったく関係のない名前も存在する

この先登場してくる新しいキャラにも、面白い名前の由来があるかにも注目していきましょう!