ブリーチ一護と織姫の馴れ初め・結婚はなぜ?最終回の子供についても

2023年7月27日

2001年から2016年の15年間も週刊少年ジャンプの看板漫画として連載していた日本漫画を代表する作品BLEACH(ブリーチ)。

本作が終了を迎える中で読者を驚かせたのは、なんと最終回のその後に主人公の黒崎一護と井上織姫が結ばれるという予想外のカップリングでした。

「え?朽木ルキアがヒロインじゃなかったの?」

と驚いた方も多い筈。

この記事では最終回のその後に一護と織姫はなぜ結婚したのか?

その馴れ初めであったり、2人の子供についても取り上げていこうと思います。

 

ブリーチ一護と織姫の馴れ初め・結婚はなぜ?

織姫と一護が家庭を持っていると驚きの展開を読者に見せたのは、第74巻の686話でした。

最終話である千年血戦篇の約10年後とエピローグ的な展開で始まり、ユーハバッハとの最終決戦後10年後を経て一護と織姫は結婚していたのです。

一護は織姫と結ばれ結婚し新婚生活を送っており、住まいは一護の実家であるクロサキ医院でした。

なお、妹の夏梨と遊子は大学生となっており、気を利かして実家を出ている様子でした。

さてそうすれば一心はどうなってしまったのかと気になりましたが、外伝小説作品である「bleach can’t fear your own world」にて名前の登場だけでしたが生存はしています。

またもう一つの外伝小説作品「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」においてはクロサキ医院で仕事をしている様子なども描かれています。

一応に同居している様子で、良いおじいちゃんになっていそうですね。

さて、そんな二人が何故に結婚したのかと疑問を持つ方が多いと思われます。

作中でそんな展開があったのかと、疑問を持つ方も多いと思います。

さてそんな二人が何故に結婚へと至ったのか?

その事についてもまとめていきたいと思います。

本編での2人の関係

一護と織姫の作中の関係は、最初の頃は友達以上恋人未満な関係だったとも言えます。

織姫は一護に対する好意を持ってはいるも、彼にその想いを伝える事が出来ずにいました。

一護に対しての織姫の想いは『生まれ変わっても同じ人を好きになる』と語ってもおり、深い愛情を一護に一途に寄せているなど彼に対する好意は深いものだったとも言えます。

この想いはいつからあったのかと、またそんな想いをいつから抱いていたのかと読者を悩ませてしまいますが、ここには作者の意向があると思われます。

作者はあくまでも二人の恋愛関係に至っては「読者にお任せする」と言っており、二人の恋愛関係に関しては読者の想像の範囲となってしまうのでしょう。

織姫にとって最初は単なるクラスメイトの一護。

彼女は彼にどんな想いを抱いていたのでしょうか?

中学の頃はその容姿のせいで酷いイジメに合い、心を閉じていた彼女がどうやって心を開いたのか?

それは大きく分ければ、一護が関わっていた可能性があります。

一護に助けられた事で彼の様に明るくなろうとし、不幸な人生を負い目として背負うのでは無く、彼と共に笑える未来として歩もうと決意したのではないのでしょうか?

織姫にとって一護は憧れの存在だったのかもしれません。

初登場の際は織姫はどこか天然系なイメージのある女子として登場し、彼の事が気になる年頃の女の子として描かれていました。

しかし物語が進む中で、織姫は自身の置かれている立場や、また自身の隠されていた出自や運命を知っていく事となります。

一護が抱えていた事情を知り、彼と共に戦う様になりと、いつの間にか傍で支える役割を担う事になります。

織姫にとって一護の存在はさらに大きくなっていったでのしょう。

物語の中でも一護の元を離れなければいけない時、織姫は何度生まれ変わっても一護のことを好きになると彼に告白をしています。

一護への想いは彼を助けるためならば自分の命を差し出す覚悟までもあったのだと、それだけに彼への愛情を強く持っていたのだと解ります。

 

一護もまた織姫に対しての想いはいつ頃からなのか、その詳細は作中で描かれる事はありませんでしたが、彼女を守る為に命を賭けていたのは確かです。

大勢の命を守るために戦う一護にとって、織姫への想いは素直に向ける事の出来る想いではなく、押し殺してしまう様な想いだったとも言えます。

しかし個人的には、彼の中にあった織姫の想いは以前から抱いていたのだと思われます。

いつも明るい笑顔を見せてくれる織姫のキャラクターは、彼女が抱えている負の一面が強くあり、そんな織姫を兄の虚から助けたのは一護でした。

その際「兄貴が一番最初に生まれてくるのはなぜか知ってるか?」と問い「妹を守る為だ」と語る彼の言葉には、織姫を守ろうとする純粋な愛情とも言える言葉だったように思えます。

織姫はそんな一護に対して、兄の様な優しさを感じ、また家族に対する深い愛情を感じていたかもしれません。

一護が織姫に対してそのような想いを抱いていたのは、彼女に亡き母親の姿を重ねていたのかもしれません。

織姫と一護の母親である真咲は似て非なる存在とも言えます。

二人に共通する部分は、誰かのために命を賭けられる優しさを持ち、また傷つかないために命を賭ける事の出来る強さを持っていた事があげられます。

織姫と真咲は容姿や性格は似ては居ませんが、雰囲気や精神面などでは同じモノを持っていると。

それはまさに同じ母性を持っているとも言えます。

一護が織姫に想いを抱くようになったのは、そんな母親のかつての愛情と重なったからなのではないのでしょうか?

馴れ初めと告白

織姫と一護の間に語られた告白とは何かと悩む人も多いと思います。

作中では二人が向き合って告白した様子などありませんが、幾度無くとに互いに想いを知る一面はありました。

結婚へと至る告白はどんな言葉になったのか?

一護が織姫と結婚を決意する事になった大きな要因は、ルキアと恋次の結婚だとも言えます。

ルキアと恋次の結婚式後に開かれた祝宴にて、一護は織姫との仲に関して想う一面を見せます。

そんな彼の迷いを知り恋次から背中を押されてしまう一護は織姫への告白をする事になりますが、作中ではどんな告白をしたのかは書かれてはいません。

ただ恋次からは「あんないい子を待たせるな」と叱咤されてしまい、一護は兄貴風を吹かすなと思うも、恋次の言葉によって一護の迷っていた想いを前進させてくれたのです。

織姫に対してどんな想いを伝えれば良いのかと悩み、そして彼女と真剣に向き合おうとする一護は「一緒に時間を創ってくれないか」と訊ねたりします。

不器用すぎる彼が唯一に行える告白とも取れる言葉は、まさにこの一言にあるとも言えます。

そんな一護の言葉を受け、時間を作る事を了承した織姫。

正式な告白ではありませんが、その言葉に織姫は一護の想いを感じたのかもしれません。

一緒に時間を作って欲しいとする一護の言葉。

織姫にとっては十分すぎる程の告白とも言えますね。

本当はもっと正式な告白として、お互いに告げた言葉もあるのかもしれません。

しかし二人の想いを互いに知る事になる告白は、本編の関係性を見ていれば中々にむず痒い一面があると思われます。

しかし互いに死地を超えていき、また命を賭けてに窮地を凌いでいった二人の間には、告白の言葉よりも確かなが芽生えていたと推測出来ます。

あえて好きだとか愛しているなどのありふれた言葉では無く、心で繋がっている想いを伝えたのだとすれば二人の間にある絆の深さを感じますね。

結婚した理由

本編では一護と織姫の恋愛模様に関しては描かれてはおらず、二人がいつの間にか想いを寄せ合っていたようです。

そこに至るまでの詳しい描写はありません。

10年後の空白を埋める物語となる「BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU」においても、一護と織姫の告白にプロポーズなどのシーンも存在してはいません。

この作品では一護は織姫への想いを意識していき、彼女に結婚を決意する物語となってはいるものの、そこを詳しく書かないところは先ほども挙げたように作者のこだわりの意向があったからでしょう。

これは原作者である久保帯人先生が元々から書くつもりはなく、小説を書く事になった松原真琴先生に対し「読者やファンの想像を優先してほしい」との依頼があったそうです。

この二人の恋愛模様は読者が想像して楽しむ内容だと言い、それを邪魔しないでほしいと敢えて二人の恋愛模様を描かずにとお願いしたのです。

あくまでも一護と織姫の二人がどんな恋愛をしているのかと、読者の想像を膨らませる為に描いた内容でありと、二人の新婚姿は描かないようにしているみたいです。

これは出歯亀みたいな事をしたくはないとする作者の思いや、また二人の恋愛関係は読者に一任する一種のサービスとも言えますね。

 

 

一護と織姫の最終回の子供について

ここで最終回に登場した、一護と織姫の2人の間に出来た子供について取り上げていきます。

どんな性格であり、何をしているのかを取り上げたいと思います。

黒崎一勇

一護と織姫は10年後に息子の黒崎一勇(かずい)を設けています。

様々な危険な状況をくぐり抜けてきた、強固な信頼関係にある二人の間に産まれた息子である一勇。

容姿は一護と織姫を重ねた姿となり、性格も二人の性格を重ねた心を持っています。

性格

一勇の性格は自由奔放で純真無垢です。

彼は死神としての才能がある子供として誕生しました。

今後の物語において、この子がどんな運命に立ち向かうのかは未知数です。

織姫と一護の子どもであり、二人の心を重ねそして愛情を抱かれながらに育った彼は、誰かを守る存在へとなっていくかもしれません。

一護と同じように死神として何か大きな運命に挑むかもしれませんし、あるいは両親とは違い平穏な人生を送るかもしれません。

その物語の中に織姫と一護が加わると、まだまだ賑やかな一家になりそうですね。

 

まとめ

  • 一護と織姫は互いに足りない部分を埋める為の依存する関係だった。
  • 織姫は一護に亡き兄の姿を重ねてしまい、一護は亡き母の姿を織姫に重ねていた。
  • 一護と織姫の子供は「黒崎一勇(かずい)」であり、死神の才能を持つ自由奔放な性格の男の子

今回は一護と織姫の馴れ初めをまとめていきました。

作中において一護に純粋な想いを抱いていた織姫にとっては、一護の存在は大きなモノとなっていたのでしょう。

そして織姫の存在も一護にとっては大きな存在とも言えます。

兄への想いを表している一護への恋慕を抱く織姫。

また一護も織姫に亡き母親への想いを重ね、彼女に恋慕を抱くなど、互いに足りない部分を埋める関係とも言えます。

二人の恋が実り、そして子どもを成したことは、必然的な運命だったとも言えます。

互いに足りない部分を補う想いを抱く二人の恋。

それは作中の中では大きく取り上げられる事のない、読者が考える部分となると作者から大きなサプライズでした。

家族となった二人が息子を設け今後にどんな人生を歩んでいくのかと、その後の展開も気になる所ですね。

 

BLEACH, アニメ

Posted by igaiga