顎(アギト)の巨人はユミルとポルコでなぜ姿が違う?見た目で強さも変わる?

2020年9月15日

この記事では『進撃の巨人』に登場する、「顎(アギト)の巨人」の見た目の違いとそれに伴う強さの変化について深堀りしています。

『進撃の巨人』では顎の巨人を継承した人物が、現在原作の漫画を含めると4人登場しています。

それぞれかなり見た目が変わっていて、その理由について疑問に思った方も多いかと思います。

それらの理由についてネタバレを交えながら考察していますので、ネタバレを避けたい方はご注意ください。

 

顎(アギト)の巨人はユミルとポルコでなぜ姿が違う?

まず初めに『進撃の巨人』に顎の巨人が登場したのは、調査兵団104期訓練生の「ユミル」が巨人化したときでした。

そしてその後物語は進み、過去の回想シーンでユミルがかつて食べた「ライナー」・「ベルトルト」コンビの友人「マルセル・ガリアード」が元々の顎の巨人の継承者だったことが分かります。

その後ユミルはライナー達と共にエレン達の元から離れます。

そしてユミルは自分が持ち顎の巨人の能力を、マーレの地の戦士候補でありマルセルの実の弟「ポルコ・ガリアード」に返還するのです。

ここでおそらく、ユミルはポルコに喰われてしまったことになりますね。

そして物語は『マーレ編』に突入します。

ここでポルコは巨人の力が強化されたエレンにやられてしまい、同郷の「ファルコ」に自らを食わせて顎の巨人を継承させたのでした。

顎の巨人の見た目を比較

ユミル

初めて顎の巨人として登場したユミルの見た目はこの様なものでした。

無造作に伸びた黒髪で鋭い牙が特徴的でした。

しかしそこまで顎の力を全面に押し出した様な、特徴的な噛みつき攻撃は無かったような・・・。

ですがヒストリアを口の中に頬張った上記の画像は、顎の巨人らしいような気がします。

ポルコ・ガリアード

顔面に硬いマスクのようなものを被っていて、ユミルと同じ様に長髪を振りかざしています。

しかし長髪でも色が違いますね。

ユミルが東洋人な見た目だったのに対し、ポルコの巨人は西洋人のような見た目ですね。

しかも顎髭も長く伸びていて、すごくイケメンな巨人だと思いませんか?(*^^*)

ちなみに兄であったマルセルも、巨人化した姿はソックリなものでした。

ファルコ

ファルコの顎の巨人は、見た目がけっこう違います!

顎というよりはクチバシに体毛も生えていて、爪の形も完全に鳥類のものですね。

これは顎というよりは、「獣の巨人」と同じ部類に見えますね・・・(汗)

見た目が違う理由

それぞれの顎の巨人が違う見た目ですね。

三者三様に違う見た目なのですが、これはそれぞれの経歴が活かされている見た目なのだと思います。

もちろん基本的に巨人化というのは、巨人になった人物の外見を色濃く踏襲します

なので髪の色や目元の形といった特徴はそのまま巨人になっても継承されます。

ユミルは無垢の巨人として徘徊していた末にライナー達に遭遇し、偶然にも顎の巨人を継承したマルセルを食べました。

なので見た目の特徴も、ユミル本人をそのままイメージさせる感じだったのではないでしょうか?

 

対してポルコ達の場合は戦士になるべく、マーレの国で厳しい訓練を積んできました。

そして巨人化した肉体を硬質化させる能力を手に入れたのでしょう。

ポルコはその能力を使って、顎の巨人の顔を硬質化させていました。

つまり顎の巨人のバージョンアップですね。

この硬質化させた顎での噛みつき攻撃はとても破壊力が高くなっています。

アニメ4期のちょっとしたネタバレになってしまいますが・・・。

硬質の結晶で覆われた「戦槌の巨人」の継承者を、その結晶ごと噛み砕いてしまいます。

それだけ戦闘スキルがかなりハイスペックなんですね!

ファルコは獣の巨人を継承

ファルコの巨人の見た目はなぜ体毛が生えているのでしょう?

この理由はエレンが初めて硬質化の能力を手に入れたキッカケとなった、”ヨロイ・ブラウン”と書かれた液体があります。

この液体は鎧の巨人の脊髄液が入っていたと言われています。

それからエレンは硬質化を自在に操れるようになりました。

これと同じ様にファルコは『獣の巨人の脊髄液』を飲んでいます

つまり基本形は「顎の巨人」ですが、「獣の巨人」の特徴を継承している事になります。

これらを考えると何の訓練も積まない状態で無垢の巨人にされた後、顎の巨人を継承したユミルは単純に肉体の力のみで戦うシンプルな見た目へと変わったのだと思います。

それでもユミルの巨人も歯の形状がかなり鋭くなり、攻撃力は上がっているのだとは思いますが。

 

 

顎(アギト)の巨人は見た目で強さも変わる?

顎の巨人はその時々の継承者によって見た目がかなり違っていますが、強さも変わるのでしょうか?

先ほど硬質化の有無などを上げましたが、その他にも強さに関わる違いなどを深堀りしたいと思います。

噛み付く力

これはポルコ・ガリアードの巨人化した特徴でも上げましたが、硬質化した顎によって噛み付く破壊力が格段に上がっています!

硬質化した結晶体でも噛み砕くことができ、これによってエレンは”戦槌の巨人”の継承に成功しています。

また顎のみでなく顔面全体を仮面のように硬質化しているため、恐らく防御力もかなり上がっていることと思われます。

ファルコの場合は鳥のクチバシのような顎の形状をしていて、これも硬質化されて作られているようです。

なので恐らくポルコ版の破壊力と同程度のものがあると予想されますね。

爪の力

顎の巨人は爪で切り裂く攻撃力も高いものがあります。

ユミルが巨人化した時も、その爪で無垢の巨人を切り刻んでいきました。

ポルコの巨人の爪は硬質化によって作り上げられている様に見えますし、ファルコの巨人は鳥類の爪の様な形状で彼らの爪はユミルのものを遥かに凌ぐ切れ味のようです。

ちなみに硬質の結晶化した状態は、顎の巨人の爪でも傷を付けていました。

なので噛み付きと同様に、爪でも硬質の結晶化を破壊できるようですね。

素早い動きで敵陣に切り込み、鋭い爪で周囲を切り刻む。

これが顎の巨人の基本的な戦いのようです。

腕力

これは特にファルコの顎の巨人が腕力が強そうに見えます。

サイズもかなり大きいためか、振り下ろした腕力がコンクリートを叩き壊して周囲の兵士をゴミ屑のようにしていました。

これはやはり、遠投でとんでもない肩の力を発揮した「獣の巨人」の特徴によるものしょう。

 

顎(アギト)の巨人はなぜ姿が違いと強さのまとめ

ここまで顎(アギト)の巨人の見た目の違いと、戦闘能力についての解説記事でした。

記事の要点は以下の通りです。

  • 顎の巨人は継承者の能力によって見た目に違いが生まれる
  • ポルコは硬質化によって見た目がユミルと違う
  • ファルコは「獣の巨人」の脊髄液を飲んでいるため、鳥類のような外見になる

マーレに伝わる9つの巨人の中でも、”継承者が1番多い顎の巨人です。

この巨人の継承者はファルコでラストなのか?

それとも・・・?

こういったところにも注目していきたいですね!

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