リゼロ・リューズビルマ(メイエル)の正体は?スピンクスとの違いとは?

2020年8月9日

この記事ではアニメRe:ゼロから始める異世界生活』第2期から登場した、「リューズ・ビルマ」の正体について書いています。

彼女が一体何者で、別名として語られている「リューズ・メイエル」との違い。

また見た目がかなりそっくりな、過去作のリゼロ外伝に登場した「スピンクス」というキャラとの関係性について書いています。

この記事では原作書籍版のネタバレを多く含みますので、アニメで物語を楽しみたい方は一刻も早くこの記事から離脱を(^^)

 

リゼロ・リューズビルマ(メイエル)の正体は?

 

「リューズ・ビルマ」とはアニメ2期から登場の、聖域の中の住人でピンクの長い髪に黒いローブ姿が特徴的な少女です。

見た感じの年齢で言えば12歳~15歳位といったところでしょうか?

しかしビックリ、なんとその実年齢は100歳を超えているトンデモお婆ちゃんです!

ファンタジー作品には見た目が少女、中身は熟女なキャラがよく登場しますがその理由は何なんでしょうか?

実はリューズの正体を知ることで、その理由が分かるんです。

 

リューズ・ビルマはクローン

リューズの正体はなんと“強欲の魔女”エキドナの実験体でした。

エキドナが聖域を作った理由は、大きく分けて2つあります。

1つ目はエキドナは聖域を使って亜人の民を幽閉し、エキドナが不老不死の肉体を手に入れるために聖域を実験場にしていたのでした。

なぜエキドナが不老不死の肉体を求めていたのかは、やはり永遠に生き永らえて無限の知識を得たいという“強欲”からくるもの。

リューズはエキドナの不老不死の肉体という器になるために、聖域の奥で作り出された存在だったというのが表向きの理由です。

しかしリューズが作り出された2つ目の裏理由が他にもあったのです。

エキドナは生前、ある人物から狙われていました

それは“嫉妬の魔女”サテラとは別の人物です。

その人物から逃れるために聖域の周りに巨大な結界を張り、そこに姿を隠すために結界の核となる存在を聖域で作り出していたのです。

その結界の核こそがクローンの本体である「リューズ・メイエル」だったのですね!

ちなみにエキドナを狙っていた人物については、この記事の後ほど紹介します。

 

本体はリューズ・メイエル

ここで「リューズ・メイエル」というもう一つの名前が出てきました。

これはWEB版の原作小説では、リューズの名前がビルマではなくメイエルという名前で登場していたからです。

しかし小説版の原作ではちゃんと「リューズ・ビルマ」と「リューズ・メイエル」は別の存在としてそれぞれ出てきます。

リューズ・メイエルはリューズの本体であり、彼女を元にしてビルマが生まれました。

正確には、リューズ・ビルマ以外にもあと他に全部で4体のリューズが登場します

実は原作ではそれぞれの名前をスバルが決めます

その発想はギリシャ文字のアルファ(α)・ベータ(β)・デルタ(δ)・シグマ(σ)から取っており、

「リューズ・アルマ」「リューズビルマ」「リューズ・デルマ」「リューズ・シーマ」と言います。

この名付けのシーンがアニメでカットされるかどうかは気になるところですが・・・。

これによってスバルが見るリューズの場所やリューズが言う意見が、その時々でバラバラなのにも納得がいけますね。

全部で4体いるからそれぞれバラバラだったのです。

彼女らは交代で聖域を監視していたのです。

1人だと活動限界が来てしまい、聖域の監視を24時間出来ないからですね!

ちなみに亜人の「ガーフィールド」“聖域の目”という発言をしていたことがありましたが、リューズのことを指していたんですね。

 

エキドナと初代ロズワールの時代

リューズ・メイエルは現在、聖域の中に張り巡らされた結界となっています

一体どういうことでしょうか?

聖域には結界が張ってあり、中に住む亜人族が外の世界に出ることが出来ないということになっていましたね。

この結界が実はリューズの本体が張った結界、もっと言えばリューズ・メイエル自身が結界になっているのです。

その理由は400年前の“強欲の魔女エキドナ”が生きていた時代に遡ります。

この時代では既にエキドナの不老不死のための実験が始まっていました。

そこにはエキドナの他に、初代ロズワール・A・メイザースベアトリスも存在していました。

ロズワールについての詳しくはこちら記事へ

リューズ・メイエルとベアトリスは同じ年頃でもあったためとても仲良くなり、共に一緒に遊ぶ親友となりました。

実際ベアトリスは、リューズ・メイエルが初めて出来た友達だと明かしていました。

 

エキドナを狙う“憂鬱の魔人”

そしてエキドナの器になるために既に存在していましたが、そんなある日突如として“憂鬱の魔神”ヘクトールが現れます。

先ほどエキドナを狙うある人物がいると言いましたが、それが“憂鬱の魔人”ヘクトールだったのです。

ヘクトールは“憂鬱”の魔女因子を持っており、権能を使ってエキドナやロズワールに襲いかかります。

エキドナもロズワールも歯が立たずに、やられていく光景に逃げていたリューズとベアトリスでしたがここでリューズがある決断をします。

それは自分自身が結界の核となって、ヘクトールの聖域への侵入を防ぐこと。

リューズは悲しむベアトリスに向かって、最後のお別れをするのでした。

こうしてエキドナやロズワールは、リューズが結界となったために守られたのでした。

結果この一件で聖域自体には強力な結界が張り巡らされることになり、ヘクトールから逃れるためというエキドナの真の目的は成功したのです。

ちなみにリューズ・シーマはガーフィールドが聖域の試練を受けた際に彼を助けるために試練に入り、メイエルの過去を知る事になります。

その代償で、聖域の監視官の権利がなくなるのですが。

“憂鬱の魔人”ヘクトールの権能や正体についてはこちら

 

リューズのラストをネタバレ

最終的に聖域の目ではなくなったリューズ・シーマに、精神体となったエキドナが転生します。

この後に結界の核となっており、聖域の奥地で眠っていたリューズ・メイエル本体にエキドナは魂を写します。

この事でリューズの体を器とした、エキドナの転生実験は成功に終わるのでした。

これで現実世界に復活したエキドナは新たな魔女として、「リューズ・オメガ」と名乗るのです。

オメガ(ω)はギリシャ文字で言うところのラストを飾る文字です。

つまり“最後のリューズ”という意味で、これもスバルが考案した名前をエキドナがそのまま採用したということになるのです。

シーマではなく本体のメイエルを選んだ理由は、やはりクローンよりもオリジナル本体のほうが活動時間や身体能力など高スペックだからです。

この魂を器に移していく転生方法や、名前の付け方もすべてロズワールにそっくりです。

エキドナの転生がロズワールに似ている理由はこちら

 

 

スピンクスとの違いとは?

 

ここでもう1つリューズに似ているキャラとして、「スピンクス」という人物がいます。

スピンクスとはリゼロの外伝小説『剣鬼恋華』に登場してきた術式を操る人物で、人間族と亜人族との戦い「亜人戦争」で亜人族側に付いていた魔女です。

注目は見た目がリューズもスピンクスもそっくりという事!

というか、ほぼ同一人物に見えます!

このスピンクスは魔女ですが魔女因子による権能などは使わず、死者を蘇生させ操る強力な術を使用します。

実は原作ではこれとソックリな術によって過去の強力な死者が操られ、エミリア陣営に立ちはだかる話も出てきます。

そんな厄介な術を使うスピンクスですが、最後は先々代ロズワール・J・メイザースに討ち取られます。

 

スピンクスの正体

スピンクスの見た目が、リューズ・メイエルとそっくりな理由はとてもシンプルです。

スピンクスもリューズの複製体の1人だったからです。

しかしその出来栄えは人格破綻した失敗作であり、それが暴れだしてしまったのです。

その失敗作の複製体を討伐するために、エキドナの実験にも関わっていた先々代ロズワールは頑張ったというわけです。

それが原作でも語られているシーンがあります。

“その複製体は完全な人格破綻者で、半端に「強欲の魔女」の力を受け継いだせいで大変な騒ぎになったそうじゃ。

処分するのに、先々代のロズ嬢が苦労したとな。”(12巻)

ここで言っている、「大変なこと」=亜人戦争のことだったんですね!

 

リューズビルマ(メイエル)の正体とスピンクスとの違いまとめ

 

リゼロのアニメ2期から登場してきた、“聖域の目”こと「リューズ・メイエル」について記事を書かせていただきました。

この記事のポイントは以下の通りです。

  • リューズは4体の複製体がいて聖域内を監視している
  • リューズの本体、「リューズ・メイエル」は聖域の奥で結界の核となるために眠っている
  • 外伝小説『剣鬼恋華』に登場する「スピンクス」はリューズの複製体の1人。

この記事で触れている内容については、一部を除きアニメ2期で語られる内容です。

どの様に彩られて語られるのかが、今から非常に楽しみですね(^^)

それでは最後までお読み頂きありがとうございました!

強欲の魔女”エキドナの正体や原作ネタバレはこちら