億男の九十九のどもりは吃音症!高橋一生熱演の病気の特徴や症状を解説

2019年10月27日

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当サイト管理人の『イガイガ』と言います。

この記事では映画「億男」について書いてます。

テーマはこの映画に登場する九十九という人物の、ある病気についてです。

映画を観た方は、「なんだかどもった喋り方をするな~」と疑問に思った方もいたのでは?

この記事でそのどもりの原因をお伝えしたいと思います。

ぜひ読み進めてみてください。

 

億男の九十九(高橋一生)のどもりの理由は吃音症

 

 

この映画『億男』とは、「川村元気」さんの小説が原作の映画です。

 

 

とても簡単にこの物語のあらすじを解説すると。

借金返済義務のある男性が、突如3億円という大金を手に入れたのをきっかけにお金と人生について向き合っていくというあらすじです。

この物語の中で、企業に成功し大富豪となった主人公の同級生『九十九(つくも)』という人物が登場します。

九十九を演じるのは俳優の『高橋一生』さんなのですが、その九十九が物語の中で❝どもった❞話し方をしています。

このどもりは何なのでしょうか?

これは知っている人は知っていて、知らない人はまったく知らない病気だと思います。

このどもりは「吃音症」という名の病気なんですね。

読み方は吃音症(きつおんしょう)と言います。

あなたの周りの人物を想像すると、「あの人普段どもりながら話す人だな~」などと思い当たる節もあったりするかもしれません。

高橋一生さんはこの億男の九十九という役で、ほんとに高橋さん本人にこの症状があるのでは?

と思えるくらいにリアルな演技を行なっていました。

SNSでも九十九の❝どもり❞がクオリティが高いと評判になっていました。

 

 

 

 

それでは次の項目で、この病気の理由や症状を取り上げたいと思います。

 

吃音症という病気の理由や症状解説

 

 

吃音症とは脳の機能障害が原因で引き起こされる病気で、喋り方が上手くいかない・スラスラ話せないという様な症状になります。

普段はスラスラ話せるが、電話をするときだけ吃音症が引き起こされるという方もいます。

脳の障害ですが、精神的な障害と括られることもあるんです。

こちらが吃音症について取り上げている動画です。

 

 

動画を見るのが面倒くさいという方のために、簡単に吃音症について解説したいと思います。

吃音症の理由についてなのですが、実ははっきりと原因が分かっていないようです。

吃音症は年齢の小さなうちから症状が出たりします。

そして完治は難しいようです。

 

 

どもりの吃音症の種類

 

吃音症の種類には大きく分けて3つの種類があります。

  • 連発(語音・音節の繰り返し)ぼ ぼ ぼ ぼ ぼくは…」
  • 伸発(引き伸ばし)「ぼーくは…」
  • 難発(ブロック)「……っぼくは」

連発とは、話し始めるときに同じ音を繰り返してしまうような症状です。

例えば話すときに「ぼぼぼぼ、僕は…」というような話し方になります。

伸発とは、言葉の不自然な箇所が伸びてしまうという症状です。

話すときに「ぼーくは…」というような感じです。

難発とは、言葉が途中で詰まってしまうような症状です。

話すときに「…っ僕は」というように話すときがあります。

 

吃音症だった偉人たち

 

「障害がある方というのは、天才的な才能を発揮する事がある」ということです。

例えば発達障害の方はIQが高い傾向があります。

全員が全員ではないですが、計算がとても早く頭が回る人物は周りと同じことが出来ない方もいるのです。

また眼が見えない方は、逆に耳がものすごく良くなるという事を聞いたことはないでしょうか?

映画「座頭市」の主人公は盲目ですが、その耳の良さで敵を倒していきます。

この様に既往症の方が、実はかなり天才的な能力を持っていたりするのです。

実は過去の偉人たちにも吃音症だった人たちが何人もいます。

  • アインシュタイン
  • 田中角栄
  • マリリン・モンロー
  • エルヴィス・アーロン・プレスリー 
  • ブルース・ウィリス
  • エルドリック・タイガー・ウッズ

これらの人物は皆、吃音症だったと言われているんですね。

 

億男・九十九(高橋一生)の吃音症について

 

億男で登場した億万長者の九十九は吃音症でしたが、映画の中で登場してきた吃音症についても見てみましょう。

吃音症は全部で3種類あると紹介しましたが、九十九は一体どのタイプの吃音症だったのでしょうか?

 

九十九はどんなタイプの吃音症?

 

九十九の吃音症はどのタイプだったのでしょう?

九十九は作中で連発難発をよく繰り返していました。

このように吃音症には、2つのタイプが同時に出たりもするようですね。

 

九十九はなぜ吃音症のどもるキャラだったのか?

 

なぜ大富豪の九十九は吃音症という❝どもり❞のキャラクターだったのでしょうか?

これを僕なりに考察してみます。

先ほど❝過去の偉人たちも吃音症はいた❞という事を述べました。

これは九十九の非凡な才能は、この障害があるからもたらされた」ということなのではないでしょうか?

もう一つの理由として、「人間はどんなに有能でお金持ちになったとしても、そのお金で解決できないこともあるんだよ」という事を伝えたかったのではないでしょうか?

この物語のラストでは、どんなに大金を積んでも手に入らないものもあるということが表現されています。

それを、この九十九は大金持ちでも病気は治らないということを表現したかったのではないでしょうか?

 

高橋一生のどもる吃音症の演技

 

高橋一生さんが演じた九十九の吃音症の演技はかなり好評価です。

 

 

 

 

高橋一生さんは本物の吃音症の方なの?

と疑問に思えてしまうほどのクオリティだったようですね。

好きなもののことだけ流暢に話すという、九十九のキャラ設定も良いですね。

 

億男の九十九(高橋一生)のどもり理由や吃音症の症状解説まとめ

 

以上が映画億男で、なぜ九十九がどもっていたのか?

ということについての記事でした。

演じていた高橋一生さんが迫真の演技だったということは、もしかしたら身近に吃音症の方がいたのかもしれませんね。

この映画は高橋一生さんのかっこよさと、演技力の高さが浮き彫りになった作品とも言えますね。

ちなみに吃音症は完治することはないといいましたが、それでも工夫と対策で吃音症のどもりを矯正することは可能なようです。

それでは今回の記事はここまでとなります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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Posted by igaiga