五等分の花嫁四葉の伏線回収一覧!表紙の意味もすごい

週刊少年マガジンで2017年8月から2020年2月まで連載されていた、春場ねぎ先生原作のラブコメ漫画「五等分の花嫁」。

結婚を控えた主人公の上杉風太郎が、高校時代のアルバイトで五つ子姉妹(一花、二乃、三玖、四葉、五月で結婚相手はそのうちの1人)の家庭教師を務めた回想を描いています。

2019年にはアニメ化し2021年には二期、2022年には映画化もしたほど人気があります。

結論からいうと、風太郎が選んだのは四葉

これには驚いた人も多いはず。

しかし作中には四葉が選ばれる伏線回収がたくさんあります。

特に単行本の表紙に描かれている伏線の意味はすごいと思ったので、それらを含め一覧でご紹介したいと思います。

 

五等分の花嫁四葉の伏線回収一覧!

それでは『五等分の花嫁』に登場した、四葉に関する伏線を紹介していきましょう。

全部で8つほど出てきますので、どんな回収の仕方もされたかなども見てもらえればと思います。

1:温泉旅行編に登場した『誓いの鐘』

温泉旅行編に登場した『誓いの鐘』には、「この鐘を二人で鳴らすと、その男女は永遠に結ばれる。」という伝説があります。

愛知県田原市伊良湖町恋路ヶ浦にある「幸せの鐘」がモデルとなっており、「四つ葉のクローバー発祥の地」と呼ばれる、実際にカップルが訪れる恋人の聖地です。

作中で五月に変装した五つ子のうちの誰かが風太郎とキスをして偶然鐘を鳴らすシーンがありますが、後に四葉であることが分かっています。

恋人の聖地であり四つ葉のクローバー発祥地でもある「幸せの鐘」=「誓いの鐘」で四葉と風太郎がキスをして鐘が鳴る…

最も重要な伏線と言っても過言ではないでしょう。

2:林間学校で風太郎の握る指

林間学校編で風太郎が発熱により寝込んだ時に5人がお見舞いに行くシーンがありました。

その時に5人が風太郎の指を握っていましたが、四葉が握っていたのは左手の薬指

つまり結婚指輪をはめる場所です。

このシーンには左手の薬指を握った四葉と風太郎が結ばれるという意味が込められていたんですね。

3:五つ子の夢

風太郎の当初の目的は五つ子に赤点を取らせないことでした。

5人も風太郎に勉強を教えてもらっているうちに自分の目標や夢を見つけました。

それぞれの夢を見てみると…。

  • 一花→女優
  • 二乃→ケーキ屋
  • 三玖→料理人
  • 四葉→風太郎のお嫁さん
  • 五月→教師

ここで四葉はわかりやすいくらい思いっきり「お嫁さんになる」ということを願っていて、まさかここまでダイレクトに結末を示していた伏線も他にないでしょう。

最終的には5人全員が夢を叶えていますね。

4:名前のローマ字表記と得意教科

五つ子の5人と風太郎の名前をローマ字変換すると、

  • 一花→ichika
  • 二乃→nino
  • 三玖→miku
  • 四葉→yotsuba
  • 五月→ituki
  • 風太郎→huutarou

この中で風太郎と四葉には「i」がありません

更には得意教科の英語表記にも、

  • 一花→mathematics(数学)
  • 二乃→english(英語)
  • 三玖→society(社会)
  • 四葉→japanese(国語)
  • 五月→science(理科)

風太郎は得意不得意がないため全教科→all subject

こちらにも風太郎と四葉に「i」がありません

「i」つまり「愛」がない2人が結婚して「i=愛」を補完し合ったということになります。

5:トレードマークのリボン

五つ子にはそれぞれトレードマークがあります。

  • 一花→ピアス
  • 二乃→蝶々のようなリボン
  • 三玖→ヘッドホン
  • 四葉→リボン
  • 五月→星の髪飾り

四葉のトレードマークでもあるリボンには元々「結ぶ」というモチーフがあります。

そもそも物語の本筋は5つ子姉妹の誰かが風太郎と「結ばれる」というものです。

更に、「結びの伝説」や「誓いの鐘の伝説」をはじめ『結ばれる』という四葉のトレードマークであるリボンを想起させる言葉が作中に度々登場しますね。

6:「五択問題は4番目が正解」

2学期の中間試験時に風太郎は5人にいざという時の対処法のようなものを教えています。

その一つが「五択問題は4番目が正解になる確率が高い」というもの。

実際、試験中に四葉はそれを思い出しているシーンがありました。

これは「五択問題は4番目が正解になる確率が高い」=「5人のうち4番目の四葉が選ばれる」と考えることができます。

個人的にはこの伏線が後の結末を1番示唆していた内容だったんだなと驚きました。

7:温泉旅行編の変装を見抜いた

温泉旅行編で5人は五月に変装しています。

風太郎は、四葉以外の4人を当てるのに苦戦していました。

しかし四葉だけは少し会話しただけなのに見抜き当てています。

5人の祖父は「相手の仕草、声、ふとした癖を知ること。それはもはや愛と言える」と言っていました。

この言葉から考えると、つまり風太郎は「愛」で四葉を当てたことになります。

8:アニメCMの全員の声優を担当した声優

あまり知られていないですが、アニメが放送される前のCMでは五つ子姉妹全員の声を後の四葉役になる『佐倉綾音さん』が演じていました。

因みに五つ子姉妹の声優は、

  • 一花→花澤香菜さん
  • 二乃→竹達彩奈さん
  • 三玖→伊藤美来さん
  • 四葉→佐倉綾音さん
  • 五月→水瀬いのりさん

が演じています。

もしかしたら五つ子全員の声を佐倉さんが演じたときから、すでに最終的に選ばれるのが四葉と決まっていたのかもしれませんね。

 

四葉の表紙の意味もすごい

ここでは原作単行本の表紙に隠されているであろうと有名な伏線を紹介しています。

ぜひ確認してみてください。

単行本5巻表紙

単行本2~6巻は5つ子が1人ずつ表紙になっています。

四葉以外の4人は人物から巻数を現す吹き出しが出ていますが四葉は「五等分」のすぐ後に吹き出しがあります。

つまり五等分「後」の花嫁と読むことができ、五等分「後」の花嫁=後に花嫁になるのは四葉という意味になるのです。

7~11巻の表紙の指

単行本7~11巻では五つ子がそれぞれ指を一本使い顔の近くでポーズをとっています。

  • 一花→親指
  • 二乃→人差し指
  • 三玖→中指
  • 四葉→薬指
  • 五月→小指

四葉は左手の薬指=結婚指輪をはめる指ということで、四葉が結婚相手になるというわけです。

 

まとめ

  • 風太郎と四葉をつなぐのは薬指とトレードマークのリボン。
  • 風太郎と四葉の名前に「i」=愛がないのがキーポイント。
  • 四葉の声優を佐倉綾音さんがやると決まった時から結婚相手は決まっていた。

誰が選ばれてもおかしくない展開で四葉を選んだ風太郎。

客観的に見ても四葉が選ばれたのは意外だと思った人は多かったと思います。

しかし、伏線がこれだけ多いと風太郎が四葉を選んだのには納得です。

2人が初めて出会った時から結末が決まっていたと思うと、それもとても感慨深く思えますね。