ガンダム水星の魔女タイトルの意味や由来は?なぜ魔女と言われる?

この記事では「ガンダム水星の魔女」のタイトルにある“水星の魔女”から、私自身が受けた印象について語っています。

ガンダム水星の魔女のタイトルの意味や由来は何か?

そして何故主人公スレッタは魔女と呼ばれるか?

そもそも魔女とはどんな意味なのか?

などを解説し、従来のガンダム作品と今回のガンダムを比較した印象なども解説しております。

 

ガンダム水星の魔女タイトルの意味や由来は?

さっそく「水星の魔女」というタイトルに込められた意味や、名前の由来についてを考察していきます。

『魔女』の意味

魔女はゲームやアニメなどで魔法を使って戦う女性としてのイメージが強いかも知れません。

ですが魔女とは元々、

「ヨーロッパの俗信で、悪霊と交わって魔力を得た女性。その超自然的能力により、人間に対して悪事を働き教会に対して害を与えると考えられた」

を意味し、邪悪さや悪役としてイメージする人もいるのではないでしょうか。

たとえば、主人公の白雪姫に毒リンゴを食べさせた魔女のイメージもあるのではと思います。

その為後述しますが、わたし自身ガンダム作品には長年親しんできたつもりでしたが、それでも水星の魔女というタイトルは最初驚きました。

タイトルの由来

タイトルの由来としては調べてみたところ、元々初期の制作段階にあった呪い呪縛の要素を取り入れたらしいです。

そのことに加え、今作ではガンダム初の女性主人公のスレッタの要素も合わせた結果「魔女」となったのでは?と考えられます。

水星はスレッタの出身地であり、そのままタイトルをストレートに訳するなら水星から来た魔女』というタイトルになりますね。

サブタイトル(副題)比較

「水星の魔女」以前の機動戦士ガンダムは、未来でモビルスーツと呼ばれるロボットの戦いを描いたSF作品として有名ですね。

それまでのガンダムのアニメタイトルは『機動戦士ガンダム』、『機動戦士Zガンダム』、『機動新世紀ガンダムX』等の初代ガンダムから続く作中の主役モビルスーツの名前がそのままタイトルにあてがわれているもの。

それ以外では『機動戦士ガンダムAGE』、『機動戦士ガンダムUC』など作品の世界感に合わせたもの等様々です。

しかし、「魔女」のようなSF作品であるガンダムに正反対なファンタジーの要素の強い言葉を加えたのは、テレビシリーズでは「水星の魔女」が初めてです。

また先程触れましたが、ガンダム初の女性が主人公という要素も示唆できるタイトルでもあります。

そのため放送前に発表された際、その異質さは私含め多くの既存ファンに強く印象付けられたと思いますね。

 

 

なぜ水星の魔女と言われる?

ではそもそもスレッタがなぜ“魔女”と呼ばれるのでしょうか?

作品を見てもらえれば分かりますが、スレッタはとても魔女と呼べるような性格ではありません。

(その片鱗はあらすじが進むことで顕になってきているような気もしますが汗)

そこでスレッタがなぜ“魔女”と呼ばれるのか?といったことについて深掘りしましょう。

スレッタが魔女と言われる理由

それでは水星の魔女を本編の話になります。

この話はメカニックとしての技術や経営、パイロットの育成を目的としたアスカティシア学園にスレッタが入学してきたことから始まります。

彼女には物心ついたときから一緒の大事な家族であるモビルスーツ「ガンダムエアリアル」がいました。

ガンダムエアリアルもスレッタと共にこの学園にやってきました。

スレッタは学園で出会った少女ミオリネの温室が破壊されたことをきっかけに「決闘」と呼ばれるモビルスーツの戦闘をすることになります。

その決闘でスレッタはガンダムエアリアルの圧倒的な性能で勝利します。

しかし、その戦闘でスレッタは「ガンダム」使用の疑いで拘束されてしまいます。

この世界のガンダムは禁じられた技術GUNDフォーマットを搭載した機体を意味します。

GUNDフォーマットは現代における核兵器のように圧倒的な力があるも、人道に外れたデメリットを抱えている為21年前に根絶された禁忌の技術でした。

そしてこの作品では、畏怖の意味を込めガンダムを取り扱う者は「魔女」と呼ばれます

このように水星の魔女本編のあらすじはタイトルの「魔女」から感じるような呪いや呪術が出てくるファンタジーな物語ではなく、往年のガンダムと同じく遠い未来のSFのストーリーです。

呪いや呪術は禁忌される技術GUNDフォーマットに、それを扱う者を魔女という設定として紐付けられ、ストーリーにうまく落とし込められていますね。

しかし、この作品の「魔女」と言う言葉はただの設定だけで無く他の部分にも深く関わっています。

それについては後述します。

他に魔女はいる?

この物語では先程述べたようにガンダムを取り扱う者は「魔女」と呼ばれます。

その為スレッタ以外にも魔女と呼ばれるものや、自称するキャラクターが他にもいます。

中でも作品の中で重要視されている魔女は、スレッタの母を名乗る女性プロスペラです。 

スレッタは先程話していたような魔女のイメージとは対象的な性格です。

学園にくる前は他の子ども達と話した経験が無かったため、緊張でまともに人と話すことができませんでした。

しかし良くないことには意見し、学園でできた仲間達の為に戦うなど、不器用なところはあっても真っ直ぐで素直な性格の女の子です。

とても正統派な主人公であり、人をだましたりする魔女のイメージとは対象的です。

 

一方、プロスペラは「ガンダムエアリアル」を製造した人物として彼女も「魔女」と呼ばれています。

プロスペラの素性には多くの謎があり、表情は常にヘッドギアで隠れています。

スレッタとプロスペラの関係は娘と母であり、スレッタにとってプロスペラは「優しい魔女」と語られています。

しかし、プロスペラの行動は人の弱みを握って利用することや人を殺人も辞さない姿、自分の目的のために娘のスレッタを利用する「優しい魔女」とは思えない一面もあります。

本編では声優さんや演出も相まってプロスペラは元々の魔女が意味するような邪悪さや悪役のイメージを強く感じさせます。

元よりガンダムではシャアに始まる仮面などで表示を隠したキャラクターが恒例になっていますが、プロスペラは数多い仮面キャラと比べても「母親」「邪悪さ」の要素から初登場時から強い印象を与えています。

このようにキャラクターにも魔女の設定が生かされていて作品の魅力に繋がっているんだと思います。

 

まとめ

  • 「機動戦士ガンダム水星の魔女」はタイトルだけでも、その異彩さで私自身も含め多くの印象に残った。
  • 魔女という言葉の意味はGUNDフォーマットの設定に結びつけられ、今までのガンダムと同じくSFの世界感に合わせている。
  • 主人公のスレッタは正統派な主人公であるも、もう一人の魔女と呼ばれるプロスペラと比較することで魔女の設定が生きていることが分かる

以上のことから、今回の「ガンダム水星の魔女」はそのサブタイトルから視聴者に物語のイメージ・世界観を強く植え付けることに成功したんだと思います。

そして前作の「鉄血のオルフェンズ」もそうでしたが、今後のガンダム作品には独特なサブタイトルが恒例になると思います。

それらも今後のガンダム作品を楽しむ上での大きな要素となること間違いないですね。