よう実・綾小路清隆の父親の正体とは?過去のきよぽんや今後を考察

2022年9月14日

人気アニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』こと通称“よう実”。

今作の主人公・綾小路清隆には父親(通称:綾小路先生)が居るのですが、その父親は今でも謎に包まれたキャラです。

はたして綾小路・父親のその正体とは?

過去のきよぽん(綾小路)や今後のことも考察しつつ、現在分かっている範囲での綾小路の父親について解説していきましょう!

 

よう実・綾小路清隆の父親とは?

綾小路の父親とは何者なのか?

ここでは綾小路(きよぽん)をホワイトルームに送った理由とその目的。

そして綾小路・父親自身の正体について迫っていきます。

綾小路をホワイトルーム送りにした

残念ながら綾小路の父親がなぜきよぽんをホワイトルームに送ったのか。

その目的が何なのかは、現時点では分かっていません

とはいえ、手がかりが全くないわけでもなかったりします

その手掛かりとはホワイトルームそのものです。

ホワイトルームとは綾小路の父親が直々に運営している施設で、様々な子供たちにハイレベルな教育・競争を施して人工的な天才を生み出そうとする施設のことです。

しかしその目的も表向きなもので、綾小路の父親の最終目的は未だに明かされていないのが実際のところです。

作中では「とある野望・計画のためにホワイトルームを稼働させた」と書かれているため、特に野望と表現するだけあって利己的な目的であるのは間違いないかと思います。

その意気込みは本物で、綾小路の父親が直接指導した4期生はとんでもなく厳しいカリキュラムを施されたらしく、きよぽん以外脱落したそうです。

きよぽん、流石ですね!

脱落したホワイトルーム生は外に出されるわけではなく、サンプルとして生かされる日々を送っているとか。

そんな綾小路の父親はきよぽんのことを「最高傑作」「いずれ自分を超え日本を動かしていくべき存在」と讃えています。

少なくとも父親はきよぽんのことを憎んでいたり、勘当したとかいうことではない様です。

その証拠に、“行く行くは自分の跡を継ぎ、ホワイトルームの指導者になってもらいたい”という描写がありました。

ただこの綾小路の父親がきよぽんをホワイトルームに送った理由というのは、愛情というよりは息子を一つの駒のように扱っているような自分都合な理由な気がしますね。

父親の正体は傲慢で非常な権力者

現在、綾小路の父親のプロフィールは一切不明です。

ここまできよぽんに影響を及ぼしているにも関わらず、正式な名前すら分かりません

(そのため「綾小路先生」と呼ばれたりする)

けれども社会的な権力・影響力は途方もないようで、「日本でほぼすべての場所に手を回せる」とのこと。

おまけにその性格は傲慢かつ非情

きよぽんがホワイトルームを抜け出し、高度育成高等学校に入学できたのは松雄という執事のおかげでした。

もともと綾小路家の執事だった松雄はホワイトルームが稼働していない隙に(原因は不明)、きよぽんを高度育成高等学校に入学させます。

しかしこれが綾小路の父親の怒りを買い、松雄は解雇された挙句に焼身自殺

松雄の息子は私立の高校を退学させられたそうです。

このように絵に描いたような「傲慢な権力者」といった体ですが、

  • 実は政府が経営している高度育成高等学校を敵地と見なしている
  • きよぽんを退学にさせるため坂柳理事長を謹慎させ、自分の息がかかった月城理事長代行を送り込む

など回りくどいやり方をしているので「綾小路父は政府関係者ではない」と言われています。

ちなみに綾小路の父親をよく知っている坂柳理事長曰く、「天才やエリートというわけではないが、精神力で敵をねじ伏せる人間」だそうです。

 

 

過去のきよぽんと父親の関係や今後を考察

綾小路の父親の正体についてはまだまだこれからでしょうが、少なくとも綾小路自身については大まかなことが分かっています。

ここでは過去のきよぽんと父親との確執、今後(父親の再登場の可能性)についても考察していきます。

過去のきよぽんと父親の確執

きよぽんとの確執は当然のものです。

きよぽんが物心ついた時に目にしたものは両親や家庭的な家ではなく、ホワイトルームの白い天井でした。

その後、他の子供たちと共にホワイトルームの教育を受けたきよぽんは優秀な成績をおさめていきます。

いつしかホワイトルームの職員たちはきよぽんのことを「最高傑作」と呼ぶようになりましたが、きよぽんには不満がくすぶっていました。

「自由になりたい」。

「ホワイトルームで学べないことを学びたい」。

そんなきよぽんの気持ちを汲み取った執事松雄の協力もあり、きよぽんは高度育成高等学校に逃げ込むことに成功します。

現に1年生編序盤でのきよぽんは自分の実力を隠し一般人として振る舞ったり普通の高校生活に憧れを抱いていたりなど、年相応な男の子らしい高校生活を送りたいという気持ちが見える描写が多かった気がしますね。

要するにきよぽんと綾小路の父親の確執は父親の独り善がりが原因です。

何しろホワイトルームは外から隔絶された施設で、娯楽はなし。

人道的に問題が多く、もしもホワイトルームが世間にバレたら「各方面から叩かれるのは間違いない」と作中で言われているほどです。

綾小路の父親もあんな性格なのできよぽんに対する愛情はなく、むしろ「所有物として見なしている」と表現したほうがしっくり来ます。

1年生編7巻では綾小路の父親がきよぽんを連れ戻したいことが分かったものの、学校&きよぽんが拒絶していましたね。

綾小路父親の今後を考察

綾小路の父親は1年生編では理事長代行を、2年生編ではホワイトルーム生を送り込んできよぽんを退学にさせようとするあたり、綾小路の父親がいかに影響力のあるキャラなのか伺えますね。

特に試験では刺客たちを通じて何度もきよぽんを退学にしようと追い込んできたので、「よう実」の重要な人物になるのは間違いありません

しかし現在、2年生編7巻(文化祭)まで発売されているものの、綾小路の父親が再登場する気配はないです。

もしも再登場するなら理事長もしくは教師といったように、学校の経営に噛める立ち位置で登場してくるような気がします。

なぜなら綾小路の父親の目的は「きよぽんを自分の手元に連れ戻すこと」

それが上手くいかないなら「自分がやろう」と思っても不思議ではありません。

これは完全な個人の憶測ですが、強引な方法(誘拐・襲撃・テロなど)を用いきよぽんを学校から連れ出すようなエピソードが展開されるなら、その黒幕として登場するのもありでしょう。

 

まとめ

  • 綾小路の父親は謎が多いものの、傲慢で非情な権力者でありホワイトルームの経営者である。
  • きよぽんとの確執は父親がきよぽんの意思を無視してホワイトルーム生にしたから。
  • 今後、再登場する暁には自らがきよぽんを連れ戻そうとする可能性あり。

ハッキリ言ってダメ親&超毒親ですよね。

どうやら「よう実」の世界では学力がある人間=エリートになれる人間という方程式が成り立っているようですが、綾小路の言動にこの方程式を当てはめるなら「自分がホワイトルームを経営したのは自分が天才じゃないからです」と言っているようなもんですよね?

ついでに言うならきよぽんに執心するのだって「自分に出来ないことをきよぽんにやってもらうんだい!」というもの。

完全に「自分が叶わなかった夢を無理やり子供に託す親」じゃないですか……。

こういうのを世間では負け犬と呼ぶんですがね。

何やら大物として描かれがちですが、案外、無能な働き者・小物・大したことない大人というオチで終わっても面白いかもしれません。

ちなみにホワイトルームで英才教育を受けて育った息子・きよぽんの実力は『体育祭編』で遺憾なく発揮されます。

彼の実力のほどをまとめた記事もありますので、ご興味があればどうぞ↓↓↓

【よう実体育祭編】裏切り者ネタバレ!リレー結果と綾小路の本気についても

 

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