【盾の勇者の成り上がり】原作は完結した?アニメとの違いについても

2022年4月15日

アニメ2期も始まる『盾の勇者の成り上がり』。

アニメ1期から約3年経ち、待ちに待った方も多いのではないでしょうか?

さてそんな『盾の勇者の成り上がり』ですが「原作は完結しているのかどうか?」が気になる方も多いのでは?

そこでこの記事では『盾の勇者の成り上がり』の原作が完結済みかどうかを解説しました。

また「原作と違う!」などの声も多数あがっていましたので、アニメと原作の違いについても記事の後半で紹介します。

 

 

【盾の勇者の成り上がり】原作は完結した?

『盾の勇者の成り上がり』は原作では果たして完結しているのでしょうか?

ここでは2種類ある原作についてや、それぞれが完結しているのかどうかについて解説します。

原作・書籍版:未完結

ここでいう原作とは書籍で連載されていた『盾の勇者の成り上がり』のことを指します。

『MFブックス』(KADOKAWA)にて2013年から連載されており、全22巻発売されています。

この書籍版の最新刊である22巻は2019年6月に発売されていますが、現在も完結はされておらず続きが待ち望まれている作品であります。

また書籍版を元にして漫画版も全14巻発売されています。

漫画版は「藍屋球」氏による作画で、『コミックフラッパー』で連載されています。

結論を言うとアニメのあらすじ”はこの書籍版をもとに製作されています

原作・WEB版:完結済み

実は『盾の勇者の成り上がり』の真の原作とは、小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載されていたものを指します。

原作者「アネコユサギ」さんという方によって書かれていた作品で、2012年10月から開始され2013年10月まで投稿され続けました。

こちらは毎日朝10時に欠かさず投稿されていたことで有名ですね!

こちらのWEB版の原作はしっかりと完結されており、現在でも『小説家になろう』で読むことが出来ます。

 

 

盾の勇者の成り上がり】アニメと原作の違い

記事の後半では、原作とアニメとの違いについてを深掘りしていきます。

先ほども触れましたが、アニメ版は書籍版を元に作られています。

なので書籍とアニメは割と寄せてあります。

しかし『小説家になろう』に掲載されていたWEB小説の方は、いろいろ違っているようです。

そこでここでは『盾の勇者の成り上がり』のアニメと原作の比較をしていきたいと思います。

主人公の性格がマイルド

まずよく言われるのが、原作とアニメ版との違いはアニメで主人公・尚文がマイルドな性格になっているという点です。

原作からみるとアニメ版の尚文はずいぶん丸くなっているような印象を覚えるかもしれません。

特にWEB版の尚文はかなりの毒素を持っていたようで、例えば改心前の他の勇者たちには殺意を抱くこともなくなっていたりします。

とはいえ本質的な恨みは変わっていないようで、カルミラ島では協力して戦っている元康に暴言を吐いてラフタリアから「争ってる場合ですか」と怒られたり。

作戦を聞こうと寄ってきた元康を尚文は海に突き落としていたり。

殺意はなくとも恨みの感情は健在のようですね。

 

また、書籍版では父親のことで不安になっていたメルティの前で、「お前を捨てた」不安を煽って泣かせたり。

その姿を見て笑っていたことをラフタリアから「子供を泣かせて笑うなんて最低ですよ」と叱られる場面も。

かなりサイコパスな一面がありますね。

 

一方アニメ版ではメルティが不安から涙ぐむだけに改変されており、印象的にも悪い成分が抜けてみて取れます。

さらに原作とアニメ版との違いはオタク的な描写が無くなっており、原作では尚文の癖としてオタク的におかしなことを考えていました。

そのことを見透かしたラフタリアや周囲からたびたび、「あの顔は関係ないことを考えている顔です」「なんか失礼なことを考えていますね」などと指摘されていました。

ですがアニメでは寡黙な男の人って格好良い」と逆に褒められていたりします。

実はこれら尚文の持つ様々な性格が原因で、筆者は尚文のことが好きになれないのですが。

その理由については下記の記事にて。

『【盾の勇者の成り上がり】主人公がうざいし嫌い!性格や嫌われる理由』

登場人物が減っている

書籍版ではWEB版で回収されなかった伏線の回収や、グラスの探していた人物が登場したりします。

その人物の名前は風山絆といいます。

WEB版の終盤でグラス達の世界の四聖勇者最後の生き残りがどこかに幽閉されており、グラスは友人でもある彼女を探していることが語られています。

アニメ15話の改変:改名の計

特に言われるのがアニメ15話についてで、こちらの改変について言及していきます。

アニメ15話がどんなストーリーだったかというと、これまでの不遇な扱いをついに断罪できる尚文の名誉の回復と復讐回になります。

アニメ版でも原作でも王とマルティの死刑は回避され、改名の計に処されます。

原作では率先して死刑を求める尚文ですが、アニメ版ではこの死刑が女王発信になっていたり。

また”死刑の回避”も原作では女王の説得で取り消ししているのですが、アニメでは尚文が改名する罰とすることを宣言しています。

アニメでは主人公がずいぶん優しくなってしまっていて、原作の”やさぐれた尚文”好きには少し物足りなく感じる方も多かったようです。

 

まとめ

  • 『盾の勇者の成り上がり』はWEB原作は完結、書籍の原作は未完結で連載中
  • WEB版よりも書籍版、書籍版よりもアニメ版の方が主人公がマイルドになっている。
  • 書籍版では伏線の回収や登場人物について、WEB版だけよりもさらに楽しめる。

いかがでしたでしょうか?

「小説家になろう」から始まった『盾の勇者の成り上がり』。

書籍版で加筆されたストーリーも込みでアニメ化されるのか?

はたまたアニメでは大幅カットされてしまうのか??

などがとても気になるところですね!、

筆者としては尚文が悪い感じで怒り恨みを晴らしていく過程が爽快で楽しかったです。

なので少し残念に思ってしまいますが、それをどう踏襲してくれるのか?

今後の展開に期待したいと思います!

『【盾の勇者の成り上がり】主人公がうざいし嫌い!性格や嫌われる理由』