【鬼滅の刃】日の呼吸初代剣士の名前は?炭治郎の耳飾りや痣の意味も

2021年10月31日

『鬼滅の刃』において日の呼吸初代剣士は「耳飾りの剣士」として登場していたものの、その詳細はなかなか明らかにされませんでした。

そしてようやく全容があらわになったのは刀鍛冶の里編です。

最初こそは無惨の回想や炭治郎の夢にしか登場しませんでしたが、徐々にその存在感を増していきました。

今回はそんな日の呼吸初代剣士についてまとめてみました。

ぜひ最後までご覧ください(^^)

 

【鬼滅の刃】日の呼吸初代剣士の名前は?

日の呼吸の初代剣士の名前は継国縁壱(つぎくによりいち)と言います。

その名前は母親が「人と人とのつながりを何より大切に」という願いを込めて名付けられた名前です。

しかしその生涯は「悲しい」の一言に尽きます。

救いがあったのが唯一の光ですが、そんな縁壱の人物像と生涯に迫っていきましょう。

継国縁壱(つぎくによりいち)

継国縁壱の肩書はさまざまです。

ざっと挙げるなら、

  • 始まりの呼吸の剣士
  • 日の呼吸の使い手
  • 最強の剣士
  • 現在の鬼殺隊の礎をつくった中興の祖
  • 耳飾りの剣士

といったところでしょうか。

これらの肩書が示しているように、縁壱は大正時代の鬼殺隊では当たり前となっている呼吸法を生み出した人物です。

また日の呼吸を自由自在に使えた剣士でもあり、作中屈指の最強キャラでもあります。

(あの無惨が「出鱈目」や「化け物」と言い、無限城最終決戦編では日の呼吸を使う炭治郎と比べて「奴のほうがもっと早かった」と認めているほど)

縁壱の強さは生まれつきで、そのイレギュラーぶりは双子の兄・巌勝こと黒死牟の視点でも描かれました。

全エピソードを通しても「無惨も含め、あらゆる鬼を無傷で倒せる実力者」といっても過言ではありません。

しかしながらその性格は素朴で、とても心優しいものなのです。

病のせいで左半身がままならなくなった母親を支えたり、日の呼吸を身につけられない剣士たちにそれぞれに合った呼吸法を指導したりなど自分よりも他人を労わってくれました。

元々生まれは武家で、兄である巌勝(黒死牟)の影響で「侍になりたい」と言っていた時期がありました。

しかし、

「竹刀で人を打った感触が気持ち悪い」

と口に出すように争いや戦いを好みません。

けれども妻子を殺されたことがきっかけで、鬼に対しては人の命と尊厳を踏みにじることから憤りのような感情を示しています。

とにかく埒外な戦闘能力に反し、飾り気のない善良さに満ちた人物だったのです。

(そのせいで父親に忌み子扱いされてしまいます。

素直に自身を「無いもの」と思ったり、無惨を打ち損じたことを責めて「何の価値もない男」と言い切ったりしてしまいますが…。)

この善良さや強さも生涯変わらず、また縁壱を慕う人間は大勢いました。

ちなみに縁壱の妻「うた」はお地蔵様のような人と思っており、実際に動物や昆虫にもとても好かれていたようです。

不遇な幼少期

継国縁壱は戦国時代、「継国」という武家の子供として生まれました。

ところが双子だったこと、そして額に異様な「痣」があったことから父親に忌み子とされます。

父親はすぐに縁壱を殺そうとしたものの、妻朱乃がこの判断に猛反発。

普段は穏やかな女性ですが、この時は「怒り狂い、手が付けられなくなった」とか。

その甲斐あって父親が折れ、「10歳になったら寺に出す」という条件で生かしました。

しかしその扱いは酷いもので、縁壱は三畳しかない物置小屋のような建物に閉じ込められることを強いられてしまいます。

縁壱はこの待遇に従順に従いました。

2歳の時に父親から言われた「お前は災厄をもたらす」という言葉を鵜呑みにし、災いが起こらないよう自ら喋ろうとしなかったほどです。

そのため縁壱は耳が聞こえないと勘違いされてしまい、朱乃は「子供が喋られるようになりますように」と祈願をこめて縁壱に贈ったのが”日輪の耳飾り”だったのでした。

この耳飾りは耳のお守りであり朱乃が信仰していたヒノカミ様にまつわるものらしいですが、兎にも角にもこの一件で縁壱は喋るようになるのです。

もっとも周囲がそのことを知るのは縁壱が7歳になってからです。

剣術の修行にいそしんでいた兄・巌勝に声をかけたことから「耳が不自由ではない」と理解されるものの、母親にべったりとしがみつく様から巌勝から哀れみを向けられていました。

その縁壱の才能が明らかになったのは、巌勝の剣の指南役が気まぐれに縁壱へ竹刀を渡したからでした。

持ち方と構え方を伝えただけで縁壱は把握し、あっという間に指南役を打ち負かします。

この時「どうやって倒したのか!?」と勝利の秘訣を教えるようにせがんだ巌勝に対し、縁壱はこう言ったのです。

「自分の目には人の筋肉や内臓の動きが見える」

※通称「透き通る世界」

これがきっかけで巌勝は縁壱への強いコンプレックスに苛まれていきますが、それは別な話なので割愛させていただきます。

この出来事から間もなく、朱乃は病死。

これを出奔の期とした縁壱は、巌勝にこれまで良くしてくれた感謝を伝えそのまま姿を消しました。

父親は朱乃の「家族仲良く暮らしてほしい」という遺言、また指南役の報告もあって縁壱の行方を探します。

が、10歳に送り出す予定だった寺にも周囲にも手がかりはなかったため結局縁壱を探すのを諦めます。

それもそのはずで実は縁壱は昼夜問わず走り続けていたからです。

妻うたとの出会い

生まれて初めての自由に「とにかく走りたい」と思った縁壱は休むことなく走っていたのですが、田んぼで1人佇んでいた少女が気になってようやく立ち止まります。

この少女こそが縁壱の妻・うたです。

流行り病で家族が死に、悲しんでいたうたと寄り添うために暮らし始めた縁壱はそこで自分の視界が他の人にはないことを知ります。

縁壱にとって、うたとの生活は幸せそのものでした。

うたも縁壱とともに笑い合い、10年後大人になった2人は晴れて夫婦になります。

鬼殺隊と無惨

そしてうたは身ごもり、縁壱は出産に備えるべく産婆を呼ぶために家を出たのですが……。

その間にお腹の子供ごと、うたは鬼に殺されていました。

帰ってきた縁壱はうたと子供の亡骸を抱きしめたまま呆然とします。

我を取り戻したのは10日後、当時の鬼狩りが鬼の痕跡を辿って縁壱のところにやってきてからでした。

家族の亡骸を埋葬し、鬼の存在を知った縁壱はそのまま鬼狩りになる道を選びます。

こうして鬼狩りとなった縁壱は埒外な才能をさらに開花させ、現在の鬼殺隊の礎をつくっていきました

途中、兄巌勝も鬼狩りとなり、他の剣士たちと切磋琢磨しながら鬼狩りに励んだ縁壱はついに無惨と対峙します。

「この男を倒すために自分は生まれた」

無惨と対面してそう悟った縁壱は脳と心臓を複数個持つ鬼の体に驚くものの、圧倒的な力量で追い詰めました。

そうしてあと少しで葬れるといったところで、なんと無惨は自分の体を弾けさせ1800個の肉片となって逃亡をはかります。

この企みは見事に成功してしまい、いかに縁壱でもまさか肉片になるとは思わず取り逃がしてしまいました。

(それでも無惨の肉片を1500個斬り捨てています)

この現場を目撃したのが珠世です。

当時の無惨は珠世を侍らせており(恐らく鳴女と同じポジションにいたと思われる)、そのため縁壱との激突に居合わせました。

この時の珠世は人間の理性を取り戻しており無惨を嫌悪していましたが、「呪い」によって嫌々従っているようでした。

けれども縁壱が追い詰めたことで期待がふくらむものの、まさかの手段で生き延びた無惨に激昂します。

その勢いで無惨の名を口に出すものの、「呪い」で死なないことに不思議がりました。

この様子を見ていた縁壱は珠世と会話し、情報交換を行います。

その会話で珠世の「無惨を倒す」という意志の強さを感じた縁壱は珠世を見逃し、その後珠世はどれだけ食人衝動に苛まれても縁壱の信頼を思い出しては戦いました。

しかし珠世を逃がしたことは縁壱から「鬼殺隊」という居場所を奪うことになります。

珠世と別れた後、縁壱に待っていたのは当時の産屋敷当主が殺されたこと、そしてその下手人が鬼化した巌勝という凶報でした。

無惨を取り逃がしたこともあり、縁壱は弾劾を受けます。

その弾劾は激しいもので、「自刃しろ」という声まで上がるほどでした。

けれど新しい産屋敷当主(6歳)がそれを止めさせ、鬼狩りからの追放というカタチで責任を取らせました。

居場所をなくした縁壱は無力感に傷つきながらも、放浪の果てにかつてうたと暮らしていた家に戻ります。

幸せを育んでいた家は手つかずのまま放置していたのであばら家となっていましたが、そのあばら家には新しい住人が住んでいました。

その住民こそが、炭治郎の先祖「炭吉」とその妻「すやこ」だったです。

炭吉たちはちょうど鬼に襲われていたものの、縁壱のおかげで助かります。

おまけにすやこは臨月で鬼から助かった直後に産気づきますが、縁壱が産婆を呼んできてくれたので出産も何とかなりました。

うたとお腹の子供には出来なかったことを出来た。

そのことに心を救われた縁壱は一度は炭吉たちの前から立ち去るものの、2年後に再び姿をあらわします。

自分よりも他人を優先する縁壱であっても、もう自分の苦悩や悲しみは抱えきれなくなったのです。

それを聞いた炭吉は惨い人生にかける言葉が思いつきません。

その時、炭吉の娘すみれが「抱っこ」を縁壱にせがんできました。

炭吉に勧められたため縁壱も抱っこをしますが、すみれの無邪気な笑顔を見て縁壱は失ったものや守るべきものを実感し涙したのです。

それから縁壱はしばらくの間、竈門家に滞在しました。

そのとき縁壱にはある1つの願いがあったのです。

それは”後継者”をつくること。

縁壱にはいつか無惨を倒すために日の呼吸を伝えたいという気持ちがあったのです。

炭吉はその願いを叶えるため、後世に日の呼吸を伝え続けることを約束します。

別れ際に渡してくれた”耳飾り”とともに。

それを聞いた縁壱は「ありがとう」と満面の笑みで告げ、その後竈門家に立ち寄ることはありませんでした。

晩年・その後

それから数十年後の月夜にて、鬼として成長した兄(黒死牟)の前に年老いた縁壱が立ちふさがります。

縁壱は鬼となった兄に涙を見せながらも、老いを感じさせない一撃を黒死牟に振るいました。

慌てて黒死牟は迎撃しようとしますが、縁壱は動きません。

縁壱はそのまま事切れてしまったのです。

老いても埒外な弟に、兄は苛立ちをぶつけるように血鬼術交じりの斬撃をぶつけます。

両断された弟の亡骸は地に落ちますが、その拍子で弟が持ち歩いていたもの……幼い頃に巌勝が弟へ贈った手作りの笛が晒されました。

その後、縁壱の亡骸を黒死牟がどうしたかは分かりません。

ただ分かっているのは縁壱がそうしていたように、黒死牟もまたその笛を持ち歩いていたのです。

 

 

炭治郎の耳飾りや痣の意味

炭治郎が何気なくつけている耳飾り、実はこの耳飾りこそが竈門家と縁壱の繋がりを示唆していました。

縁壱の存在を訴えるものは他にもあり、そのうち1つが痣者(あざもの)です。

痣者に関しては産屋敷のほうで情報が公開されましたが、上弦の鬼や無惨を打倒するうえで欠かせないものでした。

ここではそんな耳飾りと痣について紹介いたします。

竈門家と耳飾りの意味

物語序盤から炭治郎は耳飾りをつけていましたが、これは竈門家の嫡男が代々ヒノカミ神楽とともに受け継いできた品です。

元々は縁壱が母親朱乃から贈られたお守りで、縁壱は贈られたからというもの肌身離さず身につけていました。

そんな大事なお守りを縁壱は自分を救ってくれた炭吉に手渡します。

竈門家からいよいよ縁壱が旅立つとき、炭吉は耳飾りと日の呼吸(ヒノカミ神楽)を伝えていくことを約束しました。

「縁壱が決して何の価値もない人間ではない」というのを証明するため。

以降耳飾りは竈門家の品となり、ヒノカミ神楽と同じく縁壱がいたことを暗示し続けます。

それは物語でも遺憾なく発揮されており、例えば浅草編では炭治郎がつけていた耳飾りを見た無惨が過剰なまでに反応していました。

のちに明らかになるものの、縁壱が無惨を追い込んだ唯一の人物であることがこの時点で示されます。

また刀鍛冶の里にあったからくり人形・縁壱零式にもそっくりな耳飾りがつけられていて、そのことが「竈門家と縁壱には強いつながりがある」と示唆していました。

縁壱の人生は決して恵まれていたとは言い難いものです。

しかしその名に込められた願いのように、人と人の繋がりによって無惨を倒す縁は紡がれていたことを耳飾りを通して意味していたのではないかと思います。

痣者(あざもの)

痣者とは身体能力が極まった印として身体に独特な痣が浮かんだ人間を指しています。

縁壱は生まれつき、かつ史上初めて確認された痣者です。

その証拠に赤ん坊のころから、額の左から側頭部にかけて炎のような紋様が広がっています。

この痣は後天的に獲得することも可能で、その方法は全集中の呼吸を我が物としつつ…

  • 39℃を超える体温
  • 200を超える心拍数

という身体状況に耐えきれた人間のみに発現されます。

もっともこの状態が続けば人間は耐え切れません。

事実、戦国時代の鬼狩りたちは痣を発現したものの25歳を迎えたとたん、痣を発現した鬼狩りたちはバタバタと死んだそうです。

この現象は驚異的な身体能力を寿命の前借りのようにもたらされているため、短命になったのだと考えられています。

しかし痣を発現するには日の呼吸の剣士がまず痣者にならなくてはならず、戦国時代なら縁壱で大正時代の場合はそれが炭治郎でした。

(曰く「痣者が1人現れると、次々と痣者が周りにも現れる」とのこと)

炭治郎は元々、額の左側に火傷を負っていました。

それは弟を守るために負った傷でしたが、最終選別で対峙した手鬼によって額の傷は深くなってしまい今のようなカタチになります。

煉獄の父槇寿郎はその傷を「痣」だと勘違いしたものの、縁壱とは違ってただの傷だったのです。

ところが遊郭編・妓夫太郎戦にて3つの条件をクリアし、「痣」の発現に至りました。

その後、産屋敷に伝わる文献通りに痣者が次々と現れるようになります。

作中痣者になったメンバーは以下の通り。

刀鍛冶編:甘露寺蜜璃、時透無一郎

無限城最終決戦:富岡義勇、悲鳴嶼行冥、不死川実弥、伊黒小芭内

といったところです。

全員、柱であることが共通していますね。

痣が発現する箇所は首や腕などそれぞれで異なっているものの、各々が扱う呼吸名を彷彿とさせる模様となっているのが特徴です。

(例、水の呼吸なら流水文様のようなカタチをした痣)

余談ですが、戦国時代では柱全員に痣が発現したそうです。

また「月の呼吸」の使い手・継国巌勝こと黒死牟にも痣は発現していますが、月の紋様ではなく縁壱と似た炎のような痣が左側頭部と右顎から首にかけて浮かんでいます。

日の呼吸初代剣士「継国縁壱」まとめ

  • 日の呼吸の初代剣士の名前は継国縁壱と言い、その生涯は悲しいものだった
  • 竈門家の耳飾りは縁壱の存在を伝えるための品
  • 痣者は上弦の鬼や無惨を追い詰めるほどの身体能力の持ち主たちで、発現するためには条件を満たさなくてはならない

日の呼吸の型の種類などについてはこちらの記事でも紹介しています。

併せてご覧ください。

【鬼滅】日の呼吸とお父さんの関係ネタバレ!炭治郎がいつから使えるかも解説

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