鬼滅・上弦の六(陸)堕姫だきの最後は?過去や兄と鬼になった理由も

2021年11月30日

「鬼滅の刃・遊郭編」の主要人物であり、ボスでもある上弦の陸・蛇姫。

そんな堕姫の能力などが気になりますが、他の鬼同様に彼女もまたかつては人間でした。

鬼の能力や言動は人間時代の未練や思いを元になっています。

「美しくて強い鬼は何をしてもいい」。

そう断言する堕姫に何があったのか、彼女の強さや最後とともに堕姫が鬼になった理由をまとめてみました。

 

 

上弦の六・堕姫(だき)の最後をネタバレ!

堕姫の強さは彼女の血鬼術である「帯」です。

しかし本当の強さは条件を満たさない限り、首を撥ねても死なないことでしょう。

どうしてそんなことが可能なのか、「帯」とは何なのか?

「上弦の陸」の最期をネタバレしていきながら、堕姫の強さに迫っていきましょう。

上弦の陸の強さとは?

さっそく堕姫の使用する「帯」についての解説です。

  • 「帯」は日輪刀が刃こぼれするほどの硬度
  • 人間を「帯」のなかに閉じ込める(「帯」を斬れば解放できる)
  • 堕姫の分身として切り離すことも可能
  • この「帯」を変幻自在に使い、攻撃や補食に使っていた
  • 自身の首を帯にして撥ねにくくすることも可能

鬼の強さである血鬼術、堕姫の場合は「帯」と呼ばれる血鬼術です。

この「帯」は人間に巻き付くことで「帯」のなかに閉じ込めることが可能で、この効果を使って遊郭の人間たちを地下の食糧庫に連れ去っていました。

戦闘でも「帯」は優れており、炭治郎の日輪刀を刃こぼれさせます。

また分身として切り替えることもでき、その場合は「帯」に目と口が出現して独自に考えて行動してみせました(ただし堕姫の命令は絶対です)。

分身となった「帯」がある状態の堕姫は黒髪ですが、「帯」が堕姫のところに戻ると銀髪となり、元の強さを取り戻します。

元の強さを取り戻した堕姫が繰り出す大技、八重帯斬り(やえおびぎり)は大小さまざまな8本の「帯」を交錯させながら退路を断ちつつ、繰り出される斬撃です。

そのスピードは圧倒的でした(もちろん硬度も)。

また自身の首を「帯」にして軟らかくすることで斬りづらくします。

それに加えて堕姫自体、撃破したとしても「死なない」のが「上弦の陸」の強さの1つです。

最後の結末ネタバレ

そもそも「上弦の六」は堕姫ではありません。

確かに堕姫の目には「上弦」と「陸」が刻まれていますが、堕姫は「上弦の陸」のおまけです。

本当の「上弦の陸」は堕姫の背中に融合している兄・妓夫太郎(ぎゅうたろう)となります。

妓夫太郎もまた鬼で、堕姫と妓夫太郎は2体で1体の鬼でした。

そのため命も2体で分かち合っており、「上弦の陸」を撃破するには堕姫と妓夫太郎の首を同時に撥ねなくてはならないのです。

かなりハードルが高い勝利条件でしたが、炭治郎と宇随が妓夫太郎の首を、伊之助と善逸が堕姫の首をほぼ同時に撥ねてみせました。

宇髄天元の強さについてはこちらの記事で解説中です。

宇髄天元はラストに死亡する?能力・武器などの強さや過去についても

首を撥ねられた堕姫と妓夫太郎は地面へと転がり、折しもお互いの顔を向き合うかたちで止まりました。

2体は信じられない面持ちで見つめ合っていました……が、禰豆子の血鬼術で毒から回復した炭治郎が辺りを探っていると、何やら言い争う声がします。

なんと堕姫と妓夫太郎は消滅しかけているにも関わらず、敗北した責任を「お前のせいだ!」と非難しているではありませんか!

思わず見守ってしまう炭治郎でしたが、口喧嘩の末に堕姫は

「アンタみたいな醜い奴なんて兄なわけがない!」

と言い放ってしまいます。

それを聞いた妓夫太郎は妓夫太郎で、

「お前なんか生まれてこなきゃ俺の人生はもっと違っていた!」

と返しました。

悔しそうな堕姫に対してさらに言い返そうとする妓夫太郎でしたが、そこで見守っていた炭治郎が割り込んで妓夫太郎の口を手で押さえます。

そしてこう言いました。

「そんなこと言っちゃだめだ」

炭治郎は堕姫も妓夫太郎も思ってもいないことを喋っていると気づき、「たった2人の兄妹なんだから」と仲直りするように諭します。

鬼として負けたばかりか、そのうえ兄妹喧嘩の仲裁にまで入られた堕姫は悔しさを叫びながら消滅しました。

直後、妹の本当の名前を口に出した妓夫太郎は自分たちがどうして鬼になったのかを思い出します。

※この鬼になった理由とは、記事の後半で解説しますね。

追憶が終わると、妓夫太郎は真っ暗闇で立っていました。

彼の後ろには堕姫がいましたが、その姿は人間時代のものだったため、妓夫太郎は瞬時に自分たちが置かれている状況を把握します。

おもむろに闇の奥に進みだす妓夫太郎に堕姫もついて行こうとしますが、

「ついてくるな」

「もう自分たちは兄妹じゃない」

「明るい方に行け」

とうながします。

堕姫は兄の態度は消滅する間際にやってしまった口喧嘩のせいだと思い、謝りますが、妓夫太郎は振り向こうとしません。

そんな妓夫太郎に妹は抱きつき、泣きながら叫びました。

「離れない!絶対離れないから!」

「何回生まれ変わったってアタシはお兄ちゃんの妹になる!」

そう言って泣きじゃくる妹を兄は黙ったまま、背負って闇の奥……地獄へと進むのでした。

 

 

上弦の六・堕姫(だき)が兄と鬼になった理由

堕姫が兄・妓夫太郎とともに上弦の鬼になった理由は、想像を絶する悲惨な出来事のせいでした。

堕姫と妓夫太郎はとことん人間を見下しますが、「過去にこんなことがあればそうなるのも当然だ」と納得してしまうほどです。

人間時代の2人の関係や妓夫太郎の強さ、そして2人に何があったのかを説明していきます。

兄妓夫太郎(ぎゅうたろう)との関係

堕姫が「お兄ちゃん」と慕っているように、兄・妓夫太郎と妹・堕姫の関係は人間時代から続いています。

すわなち鬼化しているにも関わらず、2人は兄妹のままなのです。

それを語る前に妓夫太郎の名前について触れておきましょう。

妓夫太郎の「妓夫」とは遊郭で客を呼び込みをしたり、お金の回収をしたりする下働きの役職名です。

妓夫太郎は人間時代にこの仕事をしていたのですが、漫画では

「役職名がそのまま名前となったのは妓夫太郎ぐらいだろう」

と書かれています。

そうなった理由は彼の悲惨過ぎる生い立ちが関わっていました。

妓夫太郎が生まれたのは遊郭の最下層「羅生門河岸」です。

ここでは「子供は邪魔なもの」として考えられており、妓夫太郎は母親のお腹にいた頃から何度も殺されかけました。

その母親の意思に反して生まれたものの、痣だらけの顔や不健康な身体はたとえ最下層であっても忌み嫌われる理由となり妓夫太郎は周囲から迫害されます。

その辺のネズミや虫を食べて生きながらえ、どこかの客が忘れたらしい鎌を片手に遊んでいたある日、堕姫……もとい梅」が生まれました。

梅が生まれたからというもの、妓夫太郎の人生は変わります。

誰もが見惚れるほどの美人が妹というだけでも心の救いでしたが、その妹の髪を「気味が悪い」と言って剃刀で剃った母親相手に逆上します。

その際に「自分は腕っぷしが強い人間だ」と気づきました。

そうして妓夫太郎は客から金を取り立てる仕事をするようになり(ファンブックによれば、その取り立て率は驚異の120%!)、

その頃にはもう妓夫太郎は苛められる側から恐れられる側になりました。

そんな妓夫太郎に対する梅の心情は描写されていないものの、漫画では「俺たちは2人なら最強だ」と言うものだったと推測できます。

雪の中で蓑(みの)をまとって泣いている梅を抱きしめて、なだめている妓夫太郎が描かれているあたりきっと2人の絆は本物だったと思えてなりません。

妓夫太郎(ぎゅうたろう)の強さとは?

妓夫太郎の血鬼術は「血鎌」と呼ばれる異能で、自分の血でつくられた二対の鎌を武器とします。

飛び血鎌(とびちがま)

この技は薄い刃のような血を斬撃として飛ばしてくる技で、追尾性もある。

接近戦はもちろん投擲武器としても投げてきますが、さらにこの「血鎌」の強みは猛毒が付与されていることです。

かすり傷であっても一般人や通常の隊員なら即死レベルの毒に冒されてしまい、毒に耐性がある音柱・宇随天元であっても命に関わる高濃度ぶりでした。

また妓夫太郎の意思によって軌道を変えることも可能。他の物体に当てれば追撃は免れる。

跋扈跳梁(ばっこちょうりょう)

血の斬撃を自分の周りに展開する技で、藤の毒が塗られたクナイを防御するために使いました。

発動時間が早いうえに近距離での迎撃にも扱えるといった特徴などが挙げられます。

しかしそれよりも、妓夫太郎の何よりの強さは頭の回転の速さでしょう。

彼は妹と命を分かち合っているためか、妹の額に自分の片目を移して多くの情報を得ていました。

そうならば情報処理に追われなくてはならないものの、それを正確に処理し自身も戦いながら妹を操るという芸当までしてみせました。

臨機応変な対応力といい素早い判断力といい、そして並外れた戦術眼といい妓夫太郎の頭の良さはまさに厄介の極みです。

上弦の鬼たちは歴代の柱たちを撃破していますが、妓夫太郎は22人の柱を手にかけています。

「うち7人の柱を堕姫が撃破した」とされていますがこれは妓夫太郎が援護したおかげなのでしょう

この数字が妓夫太郎の強さを物語っている、といっても過言ではありません。

鬼になった理由

妓夫太郎と梅が鬼になった理由、それは梅が13歳になったある日に起こった事件のせいです。

その日、遊女になっていた梅はある侍を客として接待していました。

ところがその侍は妓夫太郎を侮辱し、結果梅は持っていた簪でその侍の片目を突き刺して失明させます。

この事件はちょうど妓夫太郎がいない時に起こった出来事で、妓夫太郎が梅のところに駆けつけた頃には……。

彼女は客に手を出した罰として、生きたまま焼かれた後でした。

変わり果てた梅の姿に妓夫太郎は絶叫し、かろうじて息をしている黒焦げになった妹を抱きしめます。

そんな妓夫太郎の背中に刀が振り下ろされました。

刀を振り下ろしたのは梅が失明させた侍で、傍らには妓夫太郎を雇っていた女将が佇んでいます。

女将は苛烈なやり方で金を取り立てる妓夫太郎を厄介者だと思っており、これを機会に妹もろとも葬ろうと企んだのでした。

血を流しながらも意識を保ち、真相を知った妓夫太郎は死力を振り絞って侍と女将を愛用の鎌で返り討ちにしました。

雪が降るなか、瀕死の妹を抱いて彷徨う妓夫太郎を助けてくれる「人間」はいません。

ついには妓夫太郎も力尽きますが、そんな2人を目にして近づく青年がありました。

遊女の死体をかつぎながら命の尊さを語る青年の目には「上弦」「陸」が刻まれていました。

彼の名は童磨」、現在は上弦の弐に君臨する鬼です。

この時、童磨に出会った2人はそのまま血を分け与えられて鬼になるのでした。

 

まとめ

  • 堕姫の強さは兄・妓夫太郎のおかげなところが大きく、その最期は兄とともに終わる
  • 妓夫太郎とは人間時代から仲が良かったものの、それが裏目に出てしまい生きたまま焼かれてしまった
  • 妓夫太郎は毒の血鎌を使うが、それ以上に頭の回転の速さが厄介

堕姫と妓夫太郎は今までにない鬼ですね。

異能だよりならともかく、状況を分析しながら戦えるのが非常に難しく思えます。

しかしながら堕姫と妓夫太郎はその強さよりも、鬼になった理由が印象深いです。

作中では炭治郎が妓夫太郎に己の影を見出したり、ネットでも「炭治郎と禰豆子ちゃんみたい」と言われていたりなど。

「あったかもしれない竈門兄妹」かと思うと、やるせませんね……。

宇髄天元はラストに死亡する?能力・武器などの強さや過去についても

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