仮面ライダーキバのストーリーは過去の父親と息子の物語!結末のネタバレと評価についても
こんにちは、仮面ライダーを毎週欠かさず息子2人と応援しています。
当サイト管理人『イガイガ』です。
今回の記事は平成ライダー9作目に当たる『仮面ライダーキバ』のあらすじを解説していきます。
ネタバレの要素もあるので、自分の目でキバのストーリーを楽しみたいという方はご注意を。
「仮面ライダーキバのストーリーを知りたいんだけど、これから1話から全部見直すのは時間的にな~。」
という方はこの記事で仮面ライダーキバの大まかな、あらすじを理解できるでしょう。
ということで早速見ていきましょう。
目次
仮面ライダーキバはどんなストーリー?
仮面ライダーキバは時空を超えて主人公と、その父親の2人が主人公というなかなか無いストーリー設定があります。
本作のキャッチコピーは『それはバイオリンをめぐる、父と子の物語…』です。
主人公の名前は『紅 渡(くれない わたる)』といい、その職業は凄腕のバイオリン職人です。
父親の名前は『紅 音也(くれない おとや)』といいます。
渡が生きる2008年では音也はすでに他界しており、渡は父親の顔を知りません。
渡は父のことは知りませんが、彼が遺したバイオリン『ブラッティローズ』を超えるバイオリンを作るために日々創作活動に精を出していました。
父親【紅音也】がファンガイアハンターになるきっかけはナンパ!?
一方、父音也が生きていた時代は1986年でこの時代にはファンガイア族と呼ばれる種族がいて、人間に姿を変えて人々の生命エネルギーを吸収しながら生きていました。
ファンガイア族は人間に化けるために普通の人間からは気づくことが出来ずに、知らずの間に命を奪われることになります。
これに気づいていた一部の人間はファンガイア族と戦っていました。
ちなみに仮面ライダーキバのモチーフはヴァンパイアであり、このファンガイアとは吸血鬼ヴァンパイアをもじって名付けられたのではないかと予想されます。
このファンガイア族を討伐するファンガイアハンター『麻生ゆり』は、あるファンガイアを追い詰めたものの突如ある男の乱入によってファンガイアを取り逃がします。
この乱入男こそ、後の渡の父親である紅音也なのです。
そして何の悪気も感じずにゆりを口説きにかかる音也、現代で言えば完全にナンパです(笑)
しかしこの接触によって音也はファンガイアの存在を知ることになるのです。
時はもう一度2008年に移り、この現代にゆりが取り逃がしたファンガイアが再び姿を現すのでした。
この時代にもファンガイアハンターは存在しており、このファンガイアを追っていたのも何の因果かゆりの娘である『麻生恵』だったのです。
しかし恵は追っていたファンガイアに歯が立たずに、逆に返り討ちに合いそうになってしまいます。
そのとき渡の手元にあった名器「ブラッディローズ」の弦が振るえ出し、その音に気づいた渡は何かに導かれるようにファンガイアのもとへ向かうのでした。
恵のもとに現れた渡は、コウモリの生き物『キバット』に噛みつかれて仮面ライダーキバへと姿を変身させるのでした。
この瞬間に父音也と息子渡の、2代に渡る物語が幕を開けたのでした。
人間とファンガイアの禁断の恋
1986年の紅音也に口説かれ続けた麻生ゆりは、はじめのうちは音也のしつこさにウンザリしていた様だが、次第に彼の優しさに気づき始めます。
ゆりはファンガイア最強の4戦士、通称チェックメイトフォーの1人であるルーク(ライオンファンガイア)に母親の茜を殺されており、その仇討ちのためにルークを追っていました。
音也の協力もあり激闘の末にルークを打ち倒したゆりは、母親の弔いが出来たのです。
その後音也と心の距離が近づき同棲を始めるゆりでしたが、同時に音也にもうひとりの女性が近づいてきます。
その者の名前は『真夜(まや)』といい、なんとチェックメイトフォーのクイーン(パールシェルファンガイア)に位置する1人であったのです。
この頃、人間を愛するというファンガイアも現れていたことから、愛について興味が湧いた真夜は偶然に出会った音也に近づいたのです。
真夜はクイーンだけあって素晴らしき美貌の持ち主であり、すぐに音也は心を揺らします。
この時点で「おい、ゆりはどうした!?」
とツッコミを入れたくなりますが・・・。
そして、真夜と音也は親交を深めるうちに徐々に惹かれ合っていきます。
このときに真夜からの提案で、世界に一つしか無いバイオリンを音也と共に作り上げたのでした。
そのバイオリンこそが、2008年に渡が持っていた名器ブラッティローズだったのです。
2人の気持ちが紛れもない愛だと理解するのに時間はかからずそれを知ったゆりはショックを受けますが、その愛が一時的なものでないということを理解して自ら身を引くのでした。
ここは本当に切ない!!!(TдT)
そして音也と真夜の間に授かった子供こそ、2008年の主人公「紅渡」だったのです。
つまり渡は人間とファンガイアとのハーフだったのです。
渡は「人の心の音楽」という人間から発せられる心の声のようなものを感じ取る能力があったり、生身でファンガイアを倒したりと常人離れした能力を持っているのも、このファンガイアの血がさせているのでしょう。
紅音也の最期
さて過去の世界で音也は真野と結ばれたのですが、真夜はクイーンというポジションのためチェックメイトフォーの最高ポジションであるキング(バットファンガイア)の妃でもあり、キングの怒りに触れることになります。
キングは真夜からファンガイアの力を奪い取り、クイーンから真夜を引きずり下ろします。
真野を音也に盗られた形となったキングは、音也を恨み彼の命を狙おうとします。
実はキングと真夜の間にも息子が産まれていて、その赤ん坊の名前は『太牙(たいが)』といいます。
つまり太牙は渡と異父兄弟ということになります。
その赤ん坊だった太牙をキングは人質に取り、音也に真夜と分かれるように脅します。
しかしその行いが気に入らなかったキバットバット2世に逆に裏切られてしまいます。
キバットバット2世は音也に自分の力を差し出し、音也が『仮面ライダーダークキバ』に変身するのでした。
ここで未来世界から過去に干渉してきた渡の変身した仮面ライダーキバと共闘することになり、激しい戦いの末に渡と力を合わせキングを撃破するのです。
しかしその代償はあまりにも大き過ぎました。
ファンガイアでもない生身の人間がキバットの力を借りてライダーに変身するのは、自らの生命エネルギーを削ることになります。
死力を出し尽くして戦い抜いた音也はそのまま力尽きてしまい、愛する真夜の膝の上で静かに息を引き取るのでした。
ここまでで1986年を舞台とした仮面ライダーキバ~過去編~は幕を下ろすのです。
仮面ライダーキバ【現代編】突入
その後は舞台を2008年の現在に戻し、仮面ライダーキバ~現代編~に戻るのです。
1986年のキングと真夜の間に生まれた太牙は、1986年のキングから真夜を守るためにキングとしての力が覚醒しており現代のキングとなっていました。
太牙は音也・渡VSキングの戦いのあと、『嶋護(しま まもる)』に預けられ育てられました。
嶋はかつて音也やゆりが所属していた、人間によるファンガイア討伐部隊『素晴らしき青空の会』の会長です。
嶋は人間とファンガイアの共存を望んで成人した太牙に橋渡しとなるように期待していましたが、結局は太牙を信じ切ることが出来ずにいました。
歴代最高峰のキングと言われる力を持っていた太牙は、嶋の自分への不信感に気づき育ての親ではあったのですが彼を襲撃します。
その1件で嶋もファンガイアを信じ切ることが出来ずになり、現代で渡がファンガイアとのハーフであることに憤りを感じて一時は渡の抹殺を企てることも。
その後部下たちによって説得され、渡にそれまでの行いを謝罪するのでした。
太牙は幼少期にも渡に会っており、その頃は幼馴染として一緒に遊んでいました。
そして大人になった後に渡と再会しますが、彼のことは親友として認めており渡も同じように太牙を親友として認めていました。
その後渡が異父兄弟であり、人間の血が混ざっていると知った際にはファンガイア族の弟として迎え入れようとします。
そして渡からは人間としての共存を提案されるのですが、人間はファンガイアにとって家畜としてしか思えない太牙に拒否されてしまいます。
現代のキング【太牙】の失墜、そして最終決戦へ
そして物語の終盤では、ファンガイアの中でクーデターが起こりそうになります。
チェックメイトフォーの1人ビショップは太牙をキングの座から引きずり下ろし、先代のキングを復活させようとします。
最後は大量のファンガイアを従えて渡と太牙を襲撃しますが、「青空の会」所属の『名護啓介(なご けいすけ)』が変身する仮面ライダーイクサに敗れてしまいます。
ちなみに名護啓介は麻生恵と後に結ばれて夫となる人物です。
このビショップによる画策を知った渡は、太牙が狙われるのを防ぐために敢えて「自分が現代の新たなるキングだ」と名乗り始めるのです。
それを知らない太牙は渡と全面的に対立することになり、かつての親友であり兄弟でもある2人の戦いが始まってしまうのでした。
その頃の太牙はファンガイアとして度重なる失敗をしてキングの地位が揺らぎ始めており、部下のファンガイア達からも見限られて命を狙われることに!
そしてついに、過去から戻ってきた渡にキングの称号を奪われてしまうのです。
絶望に陥った太牙は母親である真夜を襲い、ダークキバの力を奪い去ります。
そして渡が変身する仮面ライダーキバに決闘を申し込むのです。
そのとき、渡の真意を知っていた嶋が乱入し太牙に真実を伝えます。
太牙は渡が本当は自分を守ろうとしていたことをその時ようやく理解し、兄弟は和解するのです。
亡きビショップが大量に集めていた人間のライフエナジーによって、ついに先代のキング(過去の世界で一度倒したキング)が復活を遂げます。
しかも大量に吸収されたライフエナジーによって、その力は数倍に膨れ上がっていました。
渡と太牙は変身解除にまで追い込まれるなどピンチな状態に陥りますが、力を合わせて必死に力を振り絞り、ついに復活したキングを打ち倒すのでした。
その後、太牙はライフエナジーに代わる新エネルギーの開発を進め、渡は人間とファンガイアの共存を実現させるために兄弟ともにそれぞれの未来に向かって歩いていくのでした。
仮面ライダーキバのストーリーと最終回の結末の評価は?
仮面ライダーファンの方々にとって、本作はどの様な評価を受けていたのでしょうか?
ネットや各種SNSなどで調べてみると多かった意見は、「過去と現在の2部構成で進んでいくストーリーが斬新で面白い」といった意見や、「過去に起きた出来事が伏線になっており、後々それが回収されるのが面白い」など大人の層でも楽しめるストーリーと言えそうです。
キバ完走しました!!!
駄作と評価されている作品で、偏見を持っている中視聴しました
完走後は見方が180度変わり、駄作とは言い難い作品、
寧ろ最高の作品と感じ取れました!
食わず嫌いしている方は是非公式配信で視聴してみてください!
見方が変わります!
改めて、キバ最高!#仮面ライダーキバ pic.twitter.com/njDjAEauq7— しゃちほこ (@kasei_pack) 2018年10月15日
#仮面ライダーキバ 面白かったー!
どこかのサイトにも書いてあったけど、改めて『一気観するかリアルタイム視聴するかで評価が変わる作品』だと実感。2つの時代が並行するから難しいもんね。
キバフォームはかっこよかったけど、人間ドラマに偏りすぎて全体的にスーツの印象が薄かったのだけ心残り😭— ぴな (@piyokichi_25) 2018年12月19日
キャラクターでいうと主人公の紅渡の人間としての成長には高評価が多いようです。
はじめのうちは超陰キャラでコミュニケーション能力ゼロだった彼が、徐々に人間力高めって行く様子は良いようです。
もう1人の主人公紅音也は、「キャラクターは面白くて良いのだが突然運命の女性を乗り換えるというチャラさは、子供向け番組ではどうなの?」という厳しい意見も。
やはり女性好きという設定は良くても、一度愛した女性には純愛でいて欲しいというのは個人的にも思いますねぇ(^_^;)
そして仮面ライダーのデザイン面やアクションシーンにはかなりの高評価が目立ちました。
「主人公のキバをはじめ、イクサ・サガ・ダークキバなどどれもカッコいい、ハズレが無い」という意見が大半でした!
必殺技もカッコよくて、「背景が夜になったり月が浮かび上がる演出はすごく良い!」という評価です。
キバ編へ突入!
仮面ライダーキバはライダーキックがシリーズ随一のセクシー格好良さなんで見てください!
BGMもSEも最高にセクシーです!#仮面ライダージオウ#仮面ライダーキバ#nitiasa pic.twitter.com/jx5KFSkO9Q— kashiwasan (@SanTsc12) 2019年5月5日
ただしキバの最強フォームが早いタイミングで登場するのは、終盤のドキドキ感が薄れるという意見も。
しかし一方で、低評価や悪るい意見もあります。
「やはり恋愛描写が少しドロドロで、昼ドラのような展開はちょっと・・・。」
「ホラーテイストな題材なのは分かるが、演出が少し子供たちにとっては過激かも。」
といった意見もあります。
これらは作品を観るそうによって代わるのかもしれませんね。
一応仮面ライダーはスーパー戦隊よりは対象の年齢層が高めというのはありますから。
しかし一方で子供も仮面ライダーが好きなのは事実。
僕も小さな子供を持つ身なので、喉元に怪人が食いついたり、血管が血走りすぎる演出などは地上波の放送ではちょっと心配にはなってしまいますね。
この記事のまとめ
- 仮面ライダーキバは過去と現在が交錯し、主人公とその父親のW主人公というテーマの作品
- 人間とファンガイアという2つの種族が対立&共存というテーマも持っている
- 主人公の人間としての成長や、2つの時代がリンクするストーリー展開は高評価
- 仮面ライダーのデザインや必殺技はカッコいい
- 複雑な恋愛描写なども多く盛り込まれており、そこが仮面ライダー作品としての評価を分けてもいる
以上が仮面ライダーキバのあらすじと、ファンによる作品の評価をまとめた記事です。
父と子の物語がリンクするというのは、他のライダー作品にはないものなので全体的には僕は好きな作品ですね!
それでは今回の記事はここまでとなります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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