【転スラ】ディーノのスキルや強さとは?正体をネタバレ
「転生したらスライムだった件」(以下、転スラ)の魔王たちは誰も彼もが異彩を放っていますが、そのうちの1人である魔王「ディーノ」は何とも掴みずらいキャラです。
何しろ「魔王達の宴(ワルプルギス)」にて他のメンバーは真剣に話しているのに、堂々と居眠りしていたのですから。
その行動通り怠けるのが大好きなディーノですが、陰に隠れて人一倍働いていたりもするんですよ。
そんな独特なキャラクターである彼のスキルや正体を交えながら迫っていきましょう!
目次
ディーノとは?
そ言えば転スラ…やばいディーノ推しになりそう…ディーノ好き… pic.twitter.com/Zd8mBbVAZ7
— 趣味 王子👑を奉る事ツイフィ必読! (@kurusu323) September 12, 2021
まずは魔王「ディーノ」という人物について解説しましょう。
- 名前:ディーノ
- 種族:堕天族(フォールン)
- 称号:眠る支配者(スリーピング・ルーラー)
ディーノは「十大魔王」の1人で、クレイマン亡き後はそのまま「八星魔王(オクタグラム)」に数えられることになった魔王です。
ギィから数えて6番目になった魔王で、いわゆる第2世代だとか。
見た目は若く、”男子高校生のような”という表現がされている青年ですね。
旅人のような軽装をしており、腰には2本の剣を差しています。
瞳はライトブルー、髪の色は書籍版では「濃い紫色と銀色のメッシュが入った髪」…だそうですが、アニメ版ではこれが逆転しているようで「銀髪に濃い紫色のメッシュ」が入っています。
要するに、髪の色以外は書籍版もアニメ版も一緒ですね。
このディーノは美青年にふさわしいルックスの持ち主ですが、いかんせん常に気だるげな表情と半眼でそのルックスを台無しにしているとのこと。
魔王にしてはいささか軽めな外見ですが、それもそのはず。
ディーノは魔王でありながらも領土も部下も持たず、諸国を放浪しています。
つまるところミリムと同じわけですが、ミリムと違うのは「怠け者」という点ですね。
ディーノは”働かずに生きていくこと”を美学にしているほどの怠け者で、この数百年の間は自分で働いたことも自分のお金を使ったこともないと言います。
実際にクレイマンが主催した「魔王達の宴(ワルプルギス)」では早々に居眠りしていましたからね。
説得力があります。
初登場した時点では魔王であるダグリュールの元でお世話になっていたそうですが、無一文になったことで単なる穀潰しでしかなくなったディーノは追い出されてしまいした。
一旦はギィを頼ったものの、そのギィにも面倒を見ることを断られてしまいます。
しかしその代わりと言わんばかりにリムルへの紹介状を渡し、それを受け入れたリムルは地下迷宮のメンバーとして働くように命じたのでした。
その後ディーノはベスターの元で働きますが、頭角をあらわしていきラミリスの助手に就任します。
元々クセが強い魔王たちのなかでも社交的で、フランクに接してくれる人物ですが…。
やはり魔王というべきでしょうか。
その強さといい活躍といい、ディーノもまたクセがあるキャラなんです。
【転スラ】ディーノのスキルや強さとは?
転スラでもうそろディーノ出てくる頃やな pic.twitter.com/P5smcGfWU9
— シオン (@A08680065) July 28, 2021
作中、ディーノが保有したスキルは以下の4種類があります。
ユニークスキル「怠惰者(スロウス)」
- アルティメットスキル「至天之王(アスタルテ)」
- アルティメットスキル「怠惰之王(ベルフェゴール)」
- アルティメットスキル「堕天之王(ルシフェル)」
またこの他にもディーノは剣技を得意としています。
「崩牙」という神話級の大剣を作中で扱っていました。
しかしそれは仮初のものでしかなく、ディーノが本気を出す時は別の形状の武器を使用します。
- 黄金の剣(エクスカリバー)
- 闇銀の剣(カリバーン)
という星の核でつくられた双剣を振るうとか。
その剣技は同じく剣を扱う強者たちと拮抗するほどで、スキルと合わせた技(例『堕天の一撃』など)は並大抵の者であれば命は無いほどです。
ユニークスキル「怠惰者(ナマケモノ)」
このスキルは体に触れずとも対象を眠らせるという効果を持っていますが、他にも…。
- 認識阻害
- 相手を堕落させ、その相手を配下にできる
- 堕落させた配下の能力を奪える
といった効果もあります。
つまるところ精神干渉系の能力というわけですね。
作中では「ユニークスキルのなかでは最強」とも称されています。
働きたくないディーノにはうってつけなスキルですが、そうは甘くはありません。
確かに「怠惰者(ナマケモノ)」の効果は絶大ですが、能力を発揮するまで時間がかかるのが弱点です。
また「怠惰者(ナマケモノ)」はディーノが動かなければ動かないほどそのエネルギーをたくわえられますが、逆説動けば動くほどに弱体化してしまうといっても過言ではありません。
ちなみにこの弱点はアルティメットスキル「怠惰之王(ベルフェゴール)」にも引き継がれています。
アルティメットスキル「至天之王(アスタルテ)」
このアルティメットスキルはディーノ自身が持っていた能力ではなく、なんと転スラ世界の創造主にして竜種の長兄「星王竜ヴェルダナーヴァ」から授かったスキルです。
ディーノにとっては切り札で、その全容は計り知れません。
しかし作中ではベレッタとの戦闘中、このスキルによる「創造進化」によってユニークスキル「怠惰者(ナマケモノ)」をアルティメットスキル「怠惰之王(ベルフェゴール)」に進化させました。
「創造進化」は自分のスキル限定で思いのままに進化できる力です。
スキルがなければあまり使い物になりそうにありませんが、通常ユニークスキルからアルティメットスキルに進化するためには…。
- 種としての進化
- さらなる強い願望や感情
が必須です。
だからこそ同じ覚醒魔王であっても登場時、魔王ルミナスはユニークスキルのままでした。
アルティメットスキル「怠惰之王(ベルフェゴール)」
ユニークスキル「怠惰者(ナマケモノ)」が進化したアルティメットスキルですね。
精神の干渉に特化したユニークスキルをそのまま強化した能力で、精神だけでなく肉体にも影響をもたらします。
早い話、このスキルを発動した攻撃を受けたら心身ともに破壊されるということですね。
物理的な防御ではこの能力は避けられず、このスキルを上回る精神系の能力のみが防御手段となります…。
無理ゲーにも程がある!
ただ「怠惰之王(ベルフェゴール)」の真骨頂は心身への干渉ではないんですよね。
実はこのスキル、保有者を楽にさせるために他者を自分の能力の代理人にして行使させる能力なんですよ。
つまり仲間への支援が正しい使い方なんですが…ディーノはいまいち分かっておらず、使いこなせていないようでした(汗)
◆アルティメットスキル「堕天之王(ルシフェル)」
このスキルはギィとミリムのアルティメットスキルを合わせたような能力です。
とはいえ2人の能力よりも性能は劣っているため、「劣化した合体技」と評されていますね。
ただし劣化しているものの、国を亡ぼす程度なら十分すぎるとのこと。
さて、ここでギィとミリムのアルティメットスキルについても説明しておきましょう。
2人のスキルはそれぞれ、
- ギィ:「傲慢之王(ルシファー)」
- ミリム:「憤怒之王(サタナエル)」
と呼ばれるスキルです。
いわゆる「悪魔系究極能力」と呼ばれるもので、転スラの世界においてはトップクラスのアルティメットスキルですね。
例えるならソシャゲでいうSSRといったところでしょうか。
そんなレアなスキル、「傲慢之王(ルシファー)」と「憤怒之王(サタナエル)」の効果はそれぞれ全く違います。
かいつまんでまとめてしまうと…。
- 「傲慢之王」:アルティメットスキルも含めた、あらゆるスキルと能力を一度見れば完全にコピーできる
- 「憤怒之王」:怒りを原動力にし、生成する魔素を無限に増やし続ける
となります。
これはギィとミリム、それぞれの性格や特性を見事に反映した能力です。
特にミリムは父親である星王竜ヴェルダナーヴァからアルティメットスキルを受け継いであり、この能力のおかげで彼女はスタミナ切れにはなりません。
ディーノの「堕天之王(ルシフェル)」は劣化版とはいえ、この2つの能力の性質を持っているので無敵のように思えます…が、実は少々不合理でもあります。
実は「憤怒之王(サタナエル)」は魔素を無限に生成できるものの、暴発してしまうリスクが高いアルティメットスキルです。
ミリムもその危険性が分かっているので奥の手として普段は使っていません。
ところがギィが「傲慢之王(ルシファー)」を使って「憤怒之王(サタナエル)」を使った場合、なんと完全にコントロールできてしまいます!
これは能力というよりもギィのスペックによるところが大きいですが、とにかくスキルとしては「傲慢之王(ルシファー)」さえあれば十分というわけです。
ここからは考察ですが、「何故ディーノがギィとミリムの能力を合わせたスキルを保有することになったか?」と言うこと。
それは「羨ましかった」からではないでしょうか?
後述にて詳しく語りますが、ディーノは「元天使」です。
星王竜ヴェルダナーヴァのために働いていた天使であるディーノは、ヴェルダナーヴァが亡き後も与えられた役目を全うしていました。
つまり種族として当たり前のことをしていたわけですが、それで「見返りが欲しくなかった」というわけではないでしょう。
ギィはヴェルダナーヴァに認められて世界に安定をはかる「調停者」に、ミリムはヴェルダナーヴァが神の座を降りるきっかけとなった女性との愛のあかしです。
ヴェルダナーヴァにとって特別な2人はディーノにとって大きな存在だったのではないでしょうか?
実際にWeb版では、ディーノがアルティメットスキルに覚醒したタイミングは魔王クレイマンが「魔王達の宴」にてミリムを殴ったところとなります。
とはいえ、先述したように獲得したスキルが保有者を必ず助けになるとは限りません。
はっきり言って「堕天之王(ルシフェル)」は使いづらく、「怠惰之王(ベルフェゴール)」は非戦闘員用です。
ユニークスキル及びアルティメットスキルは獲得した者の願望や感情を反映してはいます。
しかしその願望や感情が都合よく動かせるようになったからと言って、それがイコール保有者の強さになるわけではない…。
ディーノのスキルはまさにそれを体現しているような気がします。
ディーノの活躍
ディーノの活躍は「始原の七天使」たちが動き始めてからでしたね。
その時に訳あってラミリスたちを襲撃しますが、ディーノがスキルを行使したシーンもこの襲撃時でした。
本当なら穏便に済ませるはずでしたが、異世界人のシンジによって隠密行動はできなくなり真っ向からラミリスの誘拐をはかります。
自身の不利を悟りながらも神話級の大剣「崩牙」、そしてユニークスキルやアルティメットスキルを使ってベレッタとアピトを撃破してみせました。
その後はやってきたゼギオンの幻想世界に囚われるものの、「迷宮内であれば蘇生可能」という場所で相手も自分も無傷で無力化させてみせたのはさすがだと思います。
ディーノの正体についてネタバレ
私の転スラ最大の推し、ディーノくんを見てぇええ!!!好きぃいいい!!!! pic.twitter.com/PNAhN6iLxK
— 煌@妄想専用【ベ☆カ☆ミひとすじ300年】 (@kou_humo) April 2, 2021
さて、気になるディーノの正体ですが…。
それはズバリ「スパイ」です!
実はディーノはギィのスパイとしてテンペストにやってきましたが、ディーノのスパイぶりはそれだけではありません。
ディーノは種族としてもスパイ…もとい『監視者』だったのです。
正体は監視者でありユウキの協力者
ディーノの正体、それは「堕天使(セラフィム)」です。
かつて転スラの世界を管理していたヴェルダナーヴァの側近たち「始原の七天使」の一柱でもあります。
「地上の安定」というヴェルダナーヴァの命令を遂行するために地上に残り、地上を見張っていましたがその後堕落して「堕天族(セラフィム)」になりました。
しかし天使という本来の立場を忘れることはなく、「監視者」として魔王達のなかに潜伏して監視をしつつ情報収集をしていたのです。
「怠け者」を自称しておきながら、とても働いていますねディーノ(笑)。
そんなわけで天使の仲間であるディーノはトップの「フェルドウェイ」に逆らえず、ラミリスたちを襲撃しました。
なおWeb版ではラスボス兼黒幕のユウキによる指示でしたが、書籍版におけるユウキとの関係はあくまでも協力者のようですね。
『【転スラ】ラスボス・ユウキカグラザカの目的と正体ネタバレ!黒幕の強さ・スキルも』
結末をネタバレ
Web版はともかく、正史とされている書籍版および漫画版は完結していません。
なので何とも言えませんが、今のところディーノはスパイとして活躍中です。
というのもゼギオンと対峙しその結果負けてしまったものの、なんとか迷宮から脱出できたディーノは天使たちの拠点「天星宮」に帰還します。
本音としてはリムルたちのもとに戻りたかったそうですが、裏切った手前そうはいきません。
そんな折、出会ったのが同じく魔王だった「カガリ」でした。
彼女と再会した後、ディーノに待ち受けていたのはゼギオンにつけられた「刻印の呪縛」を通してのリムルからの通信でした。
その通信により、ディーノはミカエルの能力である天使系スキルの保有者への支配を受けている事を知らされます。
同時に「何もしないでほしい」と頼まれたディーノはこれを承諾。
それどころか逆スパイとして情報を流すことを伝え、「自分を解放してほしい」と懇願したのでした。
それほどまでにディーノにとってもテンペストの日々は居心地が良かったものなのでしょう。
【転スラ】ディーノのスキルや強さと正体まとめ
転スラにユッケ氏来てくれるの嬉しいなー!!
結構ディーノ好きだから楽しみ! pic.twitter.com/Q5e1EsAcpW— 転すら解説 YouTube (@pmdI6pGYnLmVVa0) August 21, 2021
- ディーノは怠け者の魔王!
- スキルは干渉系だが、仲間の支援が本当の力!
- ディーノの正体は堕天使で、スパイ!でも現在は逆スパイ中!
怠け者でありながら、根っこは純粋に自分の想いを追い求める真っ直ぐな存在であるディーノ。
彼の魅力はこういった所にあるかも知れませんね。
|
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません