【よふかしのうた】探偵鶯あんこの正体と名前は?死亡するかも考察
2022年7月にアニメが放送予定の『よふかしのうた』。
2019年から「週刊少年サンデー」で連載が始まった今作は現時点で累計発行部数160万部を突破しただけでなく、人気HIPHOPユニット・Creepy Nutsともコラボしています。
そんな『よふかしのうた』はまだアニメが放送していないためスケジュールは分からないものの、従来のコミックが原作のアニメを踏まえれば4巻あたりで1クールが終了するはずです。
そうなると原作を知っている方ならお馴染みの重要人物、「鶯(うぐいす)あんこ」の登場に胸を躍らせているかと思います。
鶯あんことは何者なのか?
彼女の正体や目的も交えながら解説していきましょう。
目次
【よふかしのうた】探偵鶯あんこの正体と名前は?
原作紹介
コトヤマ(@cot_510)先生が描く
『#よふかしのうた』のイラストをご紹介ナズナと目代キョウコとの間に何があったのか…。第9巻の表紙は探偵・アンコと…。
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— 『よふかしのうた』TVアニメ公式 (@yofukashi_pr) December 14, 2021
探偵「鶯あんこ」は大きな丸メガネが印象深い30代女性で、タバコをよく喫煙しています。
気だるげな表情とアウトローな雰囲気が印象深いものの、気さくで話しやすい一方で探偵としての調査能力と頭の切れ味はピカイチです。
探偵「鶯あんこ」とは?
『よふかしのうた』コミック10巻、読みました。
探偵さんが最高でした! pic.twitter.com/wwa5bFUAOd— Mi (@9431116) February 21, 2022
プロフィール
- 名前:鶯あんこ(本名:目代キョウコ)
- 通称:探偵さん
- 性別:女性
- 年齢:27歳
- 誕生日:10月31日
- 職業:探偵
- 外見的特徴:くたびれたトレンチコート、丸いメガネ、タバコ、気だるげな表情
- その他:お酒に弱い
30代ぐらいの見た目の女性で、大きな丸メガネ・くたびれたトレンチコート・短くまとめられたショートアップが特徴的ですね。
タバコをよく喫煙しており、表紙絵ではタバコやライターを持つ姿が描かれています。
気だるげな表情とアウトローな雰囲気が印象深いものの、話してみれば気さくでジョークを言い放つことも。
しかし探偵としての能力はずば抜けており、また当人も頭が切れるため敵に回したら厄介な人物です。
後述で触れる過去の悲劇から吸血鬼に深い恨みを抱いており、唯一吸血鬼の殺し方を知っていた人物でもあるため本誌連載時は話題になっていました。。
そのためナズナと対面した時も殺し合いに発展していきます。
ちなみにそんな優秀スペックである彼女でしたが、その強さは吸血鬼には及ばないくらいの実力です。
初登場回について
鶯あんこの初登場は”原作4巻36話『わははは飲酒運転だ~』”でした。
添い寝部屋をランクアップさせた七草ナズナのために主人公・コウも客引きをすることに。
「眠れなくて、疲れていて、寂しそうなやつ」を探し回っていると、歩道橋で1人深いため息をつく女性がいました。
その女性が鶯あんこです。
コウはナンパするような体であんこを喫茶店に連れていくと、そこであんこが探偵であることや「秋山昭人」を探していることを知ります。
実は「秋山昭人」ことあっくん(メンヘラさん)はナズナと同じ吸血鬼・桔梗セリの眷属になっていました。
表向きは消息不明として扱われているものの、事情を知っているコウはとぼけます。
しかしあんこにとってはコウの反応は十分すぎる収穫で、コウと別れた後「思ったよりでかい収穫だったな。」と夜の街にこぼすのでした。
正体は「目代キョウコ」
コトヤマ『よふかしのうた』8巻
ナズナの過去に迫るため、コウたちは定時制高校に侵入する。夜の学園ラブコメを繰り広げる中で、始まるは文芸部の物語。家族とは一体なんなのだろう。さらっと読める中にも相変わらずテーマがしっかりしてるように思う。推理小説読んで探偵に憧れるナズナ好き。 pic.twitter.com/L3AquaFqb0— ほたる@読む (@Crowd_Firefly) July 16, 2021
鶯あんこの本名は「目代(めじろ)キョウコ」といい、10年前にはナズナと親しい間柄でした。
しかしある事件をきっかけに疎遠となり、そのまま自然消滅。
ナズナと再会した時には吸血鬼の絶滅を目論む人間としてナズナを殺そうとします。
なぜキョウコが「鶯あんこ」という偽名を使っているのか?
これに対する答えは探偵業であることはもちろん、本名を使ったままターゲット(吸血鬼=ナズナ)に近づいたら逃げられる恐れがあったからだと考えています。
キョウコは過去にナズナと親しい関係でしたが、ある事件で疎遠になりそのまま自然消滅しました。
その後再びナズナの前にあらわれたキョウコは吸血鬼の全滅を目論む人間に変わっていました。
ちなみに探偵の本名と偽名の関係に面白い法則があります。
鶯/目代:「うぐいす」「めじろ」どちらも春の鳥だが、よく間違えられる
あんこ/キョウコ:「杏子」という漢字の読み方をそれぞれ変えたもの。
これを見るだけでも、探偵さんの正体を暗示しているのが分かりますね!
鶯あんこ(目代キョウコ)の目的
アプリの毎日無料でシコシコ読み進めてた「よふかしのうた」がやっと連載に追いついた。もう今やバトル漫画になってしまったが面白くなってきた。探偵さんが良い pic.twitter.com/o5myTZW50T
— よーすい (@4250cjb) May 9, 2022
先ほども触れましたが、鶯あんこ(目代キョウコ)の目的は吸血鬼の全滅です。
その動機は復讐で、あんこは10年前の誕生日に両親を吸血鬼「星見キク」のせいで亡くしていたからです。
いったいどういうことなのか、もう少し詳しく説明していきましょう。
吸血鬼の全滅
10年前の事件によって両親を亡くしたあんこは吸血鬼「星見キク」への復讐、すなわち吸血鬼たちの全滅を目指します。
コウと再会した際に元教師の吸血鬼を手にかけたのもそれが動機で、この10年間あんこはひたすらに吸血鬼を絶滅させる方法を考え続けていました。
そうして考えついた方法が、”自分が殺されることで吸血鬼の存在を世間に認知させること”。
実は「よふかしのうた」の吸血鬼には現時点で2つの弱点が判明しており
- 人間時代に思い入れがあるアイテムを持たせたり触れさせたりすると弱体化する
- 吸血鬼になってから10年間、血を吸わずにいると消滅する
というハンデを抱えています。
あんこは「10年間、血を吸わずにいると消滅する(通称:10年ルール)」に着目し、自ら吸血鬼(ナズナ)に殺される現場を動画で撮影。
それを公にすることで世間に吸血鬼の存在を認知させ、同時に夜遊びさせないように自らを生贄にするということを画策しました。
吸血鬼たちは太陽光を浴びてしまうと消滅するため、夜にしか吸血行為ができません。
もしも夜に人間たちが出歩かなかったら自然と血が吸えなくなるわけですね。
もっともあんこの計画はコウの活躍で失敗に終わり、現在(10巻時点)では本来の仇である「星見キク」にターゲットを絞っています。
過去の悲劇
10月31日はあんこの誕生日であり、彼女の両親の命日でもあります。
10年前、学生だったあんこの家庭環境は耐え難いものでした。
父親は不倫し、母親はそんな父親に苛立ってあんこに関心を示さなくなります。
そんな時にナズナと出会い、「眷属にならないか?」と彼女に誘われたあんこは本気でその提案を呑み込もうとしました。
ところがその夜、突如父親が家に帰ってくるなり「もう一度やり直したい」と母親に申し出たのです。
その本気の姿勢に母親も心打たれ、いくら精神状態がおかしかったとは言えあんこに関心を示さなくなったことを謝罪。
こうしてあんこも含め一家は和解し、その日の夜があんこの誕生日という事もあってそのまま皆で誕生日会をすることに。
和やかな雰囲気が続くかと思いきや、父親があんこの誕生日ケーキのロウソクにライターで火をつけようとしたとたん様子がおかしくなります。
なんと母親に襲いかかり、彼女の血を吸い始めたのです。
実は父親の不倫相手というのは吸血鬼「星見キク」で、父親は吸血鬼「星見キク」に恋したことで吸血鬼化の条件をクリアしていました。
そんなことを知らない父親は衝動的に母親の血を死ぬまで啜ると、今度はあんこに襲いかかります。
しかしあんこを襲う直前、なぜか父親が持っていたライターに父親が怯えているのを目にしていたあんこ。
実はそのライターは過去にあんこにプレゼントされていたものだったのです。
あんこは咄嗟にライターを拾って父親に持たせました。
これで弱点その1「人間時代に思い入れがあるアイテムを持たせたり触れさせたりすると弱体化する」を満たしたわけです。
そして朝が来ると、父親は塵になって消滅するのでした。
探偵(目代キョウコ)が死亡するかも考察
原作紹介
コトヤマ(@cot_510)先生が描く
『#よふかしのうた』のイラストをご紹介吸血鬼を殺す探偵・鶯アンコが満面の笑みでウィンクする姿が表紙のコミックス第6巻
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— 『よふかしのうた』TVアニメ公式 (@yofukashi_pr) December 7, 2021
現時点(10巻時点)ではあんこが死亡する可能性は低いと思います。
コウの活躍と説得で吸血鬼を絶滅させる計画が失敗したあんこ。
その後彼女はこれまでの10年間を無駄にしないため、父親の不倫相手だった吸血鬼・星見キクを探っているのが現状です。
今は復讐を考えておらず、ただ星見キクの正体を知って過去を清算したいのがあんこの考えですが、この星見キクが曲者だったりします。
見た目は優しそうなお姉さんで、性格も喋り方もおっとりしているもののスイッチが入ると突如豹変。
牙をむき出しにして怖ろしい顔になる姿は「まともに話せる奴じゃない」と言わしめるほど。
実際同じ吸血鬼たちからも「何を考えているか分からない」と太鼓判を押されています。
500年以上も活動している吸血鬼で、少なくとも16世紀から眷属を増やしているとか。
しかし本人には眷属を増やしている自覚はなく、むしろ何故眷属化しているのか不思議がっていたり。
「私にも私がわからないんだから」と叫んだりします。
目的などまだまだ謎に包まれている星見キクですが、作中で自分の夢をこう語っています。
「誰かを好きになり両思いで結婚し子供を授かり、最後は幸せだったと言いたい」
これを踏まえると「星見キクは※吸血鬼たちの噂を信じており、それを成し遂げようとしているのではないか?」と考察されています。
※(吸血鬼が逆に人間に惚れて、その惚れた相手の血を吸うとその相手は死んでしまう)
今のところ星見キク自身からそれが語られていないものの、もしもあんこに死亡フラグがあるとするなら間違いなく星見キク絡みだと思います。
まとめ
『よふかしのうた(10)』読んだ。不眠症の少年と吸血鬼の少女との夜の街を舞台にした不思議な交流を描く物語。対探偵編は綺麗に完結し次の展開への繋ぎもスムーズ。主人公二人の関係も着実に進展があり良い。そして相変わらずフェチズム満載の作画は清々しいほどに趣味全開で素晴らしい。オススメ。 pic.twitter.com/rtqVYywAfG
— さつま (@satsuma0122) February 20, 2022
- 探偵・鶯あんこの本名は目代キョウコ
- あんこ(キョウコ)は吸血鬼によって両親が亡くなっており、その復讐のために吸血鬼の全滅を画策した
- 現在は復讐を考えていないものの、星見キクの出方次第では死亡フラグが立つかもしれない?
あんこがコウと再会するのは6巻であるため、アニメ1期目であんこにスポットライトが浴びるのは難しいかもしれません。
しかしナズナとコウの恋の行方が描かれるばかりだと思われていた「よふかしのうた」が、分岐点をむかえたのは確かにあんこの登場からです。
そう思うとやはり鶯あんこは「よふかしのうた」でキーポイントになったと言える人物ですね。
それにしても星見キクは性質が悪い女ですね。
魔性というか、自分のことをヒロインと思い込んでいるラスボスというか(汗)
何にせよ星見キクの動向には今後も要注意ですね。
アニメ1期ではやはり主人公コウと吸血鬼ナズナにスポットが当たるのは間違いないでしょう!
そこで別記事にて吸血鬼・七草ナズナの過去や正体を明かしています。
いち早く内容を知りたい方は併せてどうぞ。
【よふかしのうた】ヒロイン・ナズナの過去と正体は?年齢や身長も
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