盾の勇者の成り上がり・ほかの勇者の結末は?弱いしクズばかりの理由も

2022年4月26日

『勇者』という言葉の意味とは、勇敢で勇ましいもの”を指す言葉です。

しかし「盾の勇者の成り上がり」に登場するほかの三勇者は、最もその言葉にふさわしくない人たちでした。

それぞれの勇者の中に醜い欲があり、勇者としての成長を妨げているようです。

果たして彼らはその欲に打ち勝つことができたら、本当の勇者になれたのでしょうか?

そして盾の勇者以外の三勇者は、勇者として最後まで仲間と戦い抜くことができたのか?

それも気になるところです。

実際のレベルは高くても戦闘時の強さは盾の勇者に負けていた。

この記事では、

  • 三勇者たちの結末をネタバレ
  • 三勇者たちの弱さの理由
  • クズな性格に考察・感想

といったことをこの記事ではまとめています。

 

盾の勇者の成り上がり・ほかの勇者の結末は?

三勇者はただの従者ではなく、文字通りの勇者として成長することができたのでしょうか?

また盾の勇者との関係は修復できたのか?

ここでは三勇者のそれぞれの結末を紹介しています。

槍の勇者「北村元康」

槍の勇者こと「北村元康」

槍の勇者に選ばれる者の特徴は「仲間想い」であり、それが彼の性格を示しています。

そのため最初からマインを馬鹿正直に信用しすぎて、盾の勇者とは険悪な関係でした。

霊亀復活と敗北で勇者としての名声を失い、マインや他の仲間に裏切られ絶望してしまいます。

しかし精神的に弱っていた時に、盾の勇者の仲間のフィーロに励まされたことで彼女に献身的に愛を捧げるようになりました

フィーロに対して偏った愛が生まれてからは行動が異常になり、哀れに思われているので盾の勇者も恨みは消え険悪な関係ではなくなったようです。

弓の勇者「川澄樹」

弓の勇者こと「川澄樹」は霊亀の復活から仲間の裏切りに合いなんとか逃げ延びました。

ところがマインと元仲間に、メルロマルク・クーデター計画に利用されてしまったようです。

カースシリーズを強制維持させられ、おかしくなった状態で自ら盾の勇者一行に戦いを挑みます。

そこで元仲間のリーシアと一騎打ちをし破れ、盾の勇者の仲間になりました。

その後、カーススキルの呪いの影響で意志や決断力に影響がでますが、養生により回復し人々の為に戦うと改心したのです。

剣の勇者「天木錬」

剣の勇者こと「天木錬」

彼は霊亀との戦いで仲間を全て失い、世間からの信用も失いました。

そしてマインが剣の勇者の心の隙をついて一度は仲間になりますがすぐに裏切られます。

精神的に追い詰められた剣の勇者は、絶望したことをきっかけにカースシーリーズが発動し1度は盗賊まで堕ちたようです。

そして最強を求めて暴走し、盾の勇者にも見放されます。

ですがエクレールに止めてもらい、失った仲間と信頼を取り戻したいという気持ちに気づくことができました。

正気に戻ってからは盾の勇者らと和解し、この異世界がゲームと同じ世界ではないことを理解したようですね。

その後失った仲間の為にも世界平和のために力を尽くすと誓い、盾の勇者と良い関係を築けています。

結論を言うと、三勇者が死亡するという結末はなく全員生きています

てっきりクズな性格の彼らですから、早々に誰か一人は退場してしまうのかなと思ったんですが・・・笑。

では次から、なぜ他の3勇者はクズなのか?”という事について解説していきます。

 

 

他の勇者が弱いしクズばかりの理由

他の三勇者はなぜ弱いのでしょうか?

そしてなぜ性格がクズのようなのでしょうか?

勇者らしくない人間性が原因なのでしょうか??

それらを一つずつ考察してみました。

なぜ弱いか

やはり転生した異世界に対する覚悟と責任感がないことが要因ではないでしょうか。

実際急に勇者と呼ばれるようになり世界を救うように言われても、親身になって戦おうとする人の方が少なそうですよね?

そのため死ぬ気で強くなろうとせず、弱いままなのだと思います。

クズの理由を考察

三勇者に共通するのが、ゲームそっくりの異世界に召喚されゲーム感覚が抜けていないところです。

霊亀との戦いでも敵をゲームと同じ感覚で侮っていたことから足元をすくわれ、盾の勇者に倒してもらう始末。

異世界の人々からすると、命の危機に瀕している時にゲーム感覚で舐めてかかられるのは耐え難いことだと思います。

ゲーム感覚で冒険してきたからこそ勇者としての自覚もなく、クズのままであったと考えました。

 

まとめ

  • 今作には盾の勇者以外にも3人の召喚された勇者がいる
  • 敗北から学び、最後は盾の勇者と良好な関係に至っている
  • クズな性格の理由は覚悟と責任感がなく、ゲーム感覚でいたため

盾の勇者の成り上がりは、社会に出る前の若者にこそ見てもらいたいと思います。

独りよがりで不誠実な人間は、周囲の人から見放されて幸せが遠ざかるでしょう。

それよりも多少自分が苦労しても人を助け、応援できる人にこそ魅力があると感じさせられます。

三勇者の行動や立ち振る舞いが反面教師になるなと思いました。

素晴らしい武器や才能があっても、使う人物で結果は変わるものだと改めて思い知らされますね。

ちなみに「槍の勇者」北村元康のその後を描いている『槍の勇者のやり直し』というスピンオフ作品も描かれています。

気になる方はこちらから。

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また三勇者を優遇していた王様が、なぜ尚文のことを迫害していたのかについてを明かしている別記事もありますので併せてどうぞ(^^)

盾の勇者の成り上がり・岩谷尚文はなぜ迫害される?王が嫌う理由とは?