マギレコ嫌いなキャラランキング!不人気キャラと好きなキャラを比較

2022年4月25日

「俺、マギレコ嫌いなんだよね」。

こんなにもストレートな物言いは身内同士ならともかく、SNSでは炎上騒ぎの火元になるのは言うまでもありませんよね。

しかし作品の新しい一面を知るためにはアンチ・ヘイトの意見は結構貴重だったりします。

今回は(個人的な)マギレコで嫌いなキャラと好きなキャラを通して、マギレコの不人気な一面について掘り下げていきたいと思います。

※「嫌い」というテーマを掲げる以上どうしても感情的になっているところもありますが、どうかご了承ください。

 

 

 

マギレコ嫌いなキャラランキング!

今回「ネット上の意見」と「個人的な意見」を交えて、マギレコの嫌いなキャラをランキングにまとめました。

賛否両論あるかと思うものの、「あー分かるー」と思えてもらえたら助かります。

5位:里見灯花

第5位にランクインしたのは里見灯花です。

「里見メディカルセンター」の院長の娘(小学5年生)である灯花はいわゆる天才少女で、主人公・環いろはたちと敵対する魔法少女でもあります。

当初はいろはの回想シーンにて妹ういと親しく、いろはのことも慕っていました。

……が、物語が進むと「マギウスの翼」を支配する少女として登場。

マギレコには欠かせない「ドッペル」、そのシステムを作り上げた生みの親でもある灯花は非科学的なことは一切信じない現実主義&合理主義者です。

それに加えて本編開始前は「里見メディカルセンター」に入院しており、人とのコミュニケーション経験がありませんでした。

そのためマギレコ本編では「まるでキュゥべえみたい」と他キャラに評されたことも。

実際に灯花はマギレコの舞台・神浜市の魔法少女たちの対立を深刻にした元凶の1人でもあり、そのことに関して裁かれたものの本人の言動から後悔も反省も薄いです。

天才であることを差し引いてもかなり我が強く、第2部では聖リリアンナ学園の教師のメールアドレスを不正な方法で入手して宿題を送りつけていました。

懐を許した相手(いろはなど)には甘い反面、それ以外の人間に対しては何も思っていないようです。

正直言ってこのギャップが癪にさわります。

メタいですが、クズならクズなりに振る舞えばいいのに、人間味を持たせようとするその中途半端さが好ましくありません。

ネット上の意見

4位:深月フェリシア

第4位には深月フェリシアを挙げさせてもらいます。

フェリシアは中央学園に通う中学1年生の女の子です。

魔法少女としては「傭兵」と名乗り、さまざまな魔法少女チームに「報酬」と引き換えに自分を戦力に加えるよう誘います。

……が、フェリシアは粗暴な性格どのチームにも属さない気まぐれさが非常にイラっとします。

魔女討伐や魔法少女同士の戦いでフェリシアは周囲の迷惑をかえりみず、好き勝手に行動しがちで作中でもそれが他キャラの不評を買っていました。

また「傭兵」はあくまで「報酬」を得るための活動なので、味方側が提示した「報酬」よりも敵対していた魔法少女から高い金額を提示されたら躊躇なく寝返る可能性があります。

このようにフェリシアは自分勝手すぎるのですが、一応それには理由はあります。

まずフェリシアは両親を亡くしており、そのことがフェリシアの心を半壊させたようです。

とはいえそれを免罪符にするのは少々都合が良すぎますが。

そんなフェリシアが死亡するかどうかを考察してみた記事がこちら。↓↓↓

【マギレコ】フェリシアは死亡するかネタバレ!過去と両親への願いとは?

3位:七海やちよ

第3位はマギレコのメインキャラの1人「七海やちよ」です。

神浜市立大学の大学1年生であり、ファッションモデルでもあるやちよは魔法少女歴7年目のベテランです。

見た目の印象通りクールかつドライな性格ではあるものの、保護欲が強いので年下の魔法少女と接すると過保護になったりお節介になったりします。

通常、魔法少女になった女の子は魔女との戦いや魔法少女の真実など魔法少女が抱える業によってその命はかなり短いです。

そうでなくても年齢と比例するように力が衰えていき、それが命取りとなります。

しかしやちよは「リーダーとして生き残りたい」という願いから「魔法少女の“希望を受け継ぐ”力」という固有魔法を使えるようになったため、力を維持することが出来ていました。

メインキャラらしく性格も強さも申し分ないです……が、やちよの嫌いなポイントは梓みふゆとそれ以外のキャラの態度が違うことです。

梓みふゆとは、やちよの幼馴染であり第1部では「マギウスの翼」に所属していました。

しかし元々みふゆはやちよと組んでおりそれなりに仲良くしていたのですが、同じチームである雪野かなえや安名メルの死がショックでチームを解散させます。

それからは単独行動をするようになっていくわけですが、筆者が気に入らないのは鶴乃たち元メンバーや他の魔法少女たちとみふゆとの態度が明らかに違うことです。

前者に対してはどこかつんとした態度で、心を開いていないことが分かります。

逆に後者では幼馴染ということもあるせいか、かなり距離感が近いです。

ネット上の意見

2位:環うい

2位にランクインさせたのは「環うい」です。

マギレコの主人公・環いろはの妹で、第1部では世界から「いなかった」扱いされていました。

いろはもまたういのことを忘れていたものの、小さなキュゥべえに触れたことでういのことを思い出します。

そこからいろはは「いない」ことにされた妹を探すのですが……これはういが魔法少女になった際に起こったトラブルが原因です。

姉いろはが魔法少女になったことを知ったういは同じく入院していたねむ・灯花とともにいろはを救うためキュゥべえの機能を奪うことを画策。

ういが穢れを「回収」し灯花がその穢れを魔力に「変換」し、そしてねむがその魔力を「具現化して宇宙に放つというプランを立てました。

しかしういが「回収」した穢れが残りの2人の魔法が追いつけないほど溜まってしまいます。

そこでねむはういを救うためにういの魂を機能を奪われたキュゥべえのなかに、肉体は半魔女「エンブリオ・イブ(幸福な魔女)」に封印。

これによりういは一命を取り戻すものの同時にういの因果が途切れてしまい、結果的にういは「いなかった」ことになったわけです。

まさしくマギレコのキーキャラなのですが、薄っぺらいのが好きではありません。

「姉のため」という思いで魔法少女になったまではいいです。

そして、ねむや灯花がいたおかげでキュゥべえの機能を奪うことを画策したところもいいことにしましょう。

しかし正直言って、空気だったキャラがいきなり最重要キャラになっても「えぇ……?」と戸惑うしかありません。

善い子なのは間違いないものの、自分の力で周囲を振り回すあたり、やはり好きになれそうにないです。

ネット上の意見

1位:環いろは

1位はマギレコ主人公「環いろは」です。

まさかの主人公ですね(汗)

いろははいわゆる「良い子ちゃん」なのですが、その「良い子」に芯がありません。

というよりも上っ面にしか感じられないのです。

何というか「綺麗事がいいことなんだ」と思っているからとりあえず言って説得しているようにしか見えないのですが、その印象を決定づけたのがイブ戦でした。

イブ戦にていろはは「私が倒します」と言いながらも、イブ=ういだと分かると「攻撃しないで」と手のひらを返します。

逆に覚悟を決めたやちよたちが悪い方向に巻き込まれていくのです……。

あえて言いましょう、このシナリオを書いた人は何を考えてるんだ??

いろはの行動は完全に壊滅を招くもので、下手をしたらいろはを信じた魔法少女たちが死んでいました。

これについては結局、いろはの都合よく事態は収まります。

つまるところ「マギレコ」はどんなに急展開があっても「主人公がそれなりに頑張ってそれなりに可哀想な目に遭って、だけど最後には勝つ」というオチになるとイブ戦を通して分かりました。

ネット上の意見

これくらい不愉快に思う方もいるんですねぇ。

 

 

不人気キャラと好きなキャラを比較

嫌いなキャラは上記の通りですが、好きなキャラはまどか・ほむら・さやかです。

「マギレコ」という新しい舞台で新しい一面を見せてくれたことが大きいでしょうが、彼女たちが自分から逃げなかったことが好感度を上げたのだと思います。

こうして嫌いなキャラと好きなキャラを比較すると、分かるのは自分勝手か否かです。

どういうことなのか、もう少し詳しく解説していきましょう。

人気キャラトップ3

あくまで個人的なランキングですが、好きなキャラTOP3を挙げるなら第3位は「まどか」で、第2位は「ほむら」、そして第1位は「さやか」です。

まどかはマギレコでも魔法少女の真実と向き合い、ほむらもまた神浜市にて奮闘します。

さやかを1位にしたのは、神浜市でマミを救出するための頑張った展開です。

その事が「まどマギ」本編での「良い子だけどその場を引っ搔き回してしまう」というキャラの印象を上書きしてくれたからです。

不人気キャラの比較

好きなキャラの共通点は「まどマギ」キャラであることはもちろん、人間臭い弱いところや嫌なところから逃げず、向き合っていることです。

まどかにしても、ほむらにしても、さやかにしても、魔法少女の真実や戦いにショックを受けてもマミの救出を諦めたりしませんでした。

これに対し、嫌いなキャラたち(主にマギレコの主要キャラ達)は総じて魔法少女として無責任だったのかなと思います。

「まだ未熟な子供だから」という理由は言い訳にしかならない気もします。

だからこそ魔法少女としての自覚というか、何も感じていない彼女たちに嫌悪感を感じるファンが多いのではないでしょうか?

なんだか社会人としての責任感がない新卒社員に感じる苛立ちと同じ様な感覚を覚えてしまうのかも知れませんね

何よりも破滅状態になっていないのが、「マギレコ」が不人気の理由なような気がします。

「まどマギ」の方ではほむらを通して、まどかたちが何度も破滅してきたのが視聴者には分かりました。

なので「報われて欲しい」と感情移入が出来たものの、「マギレコ」はそのままの時間軸で物語が進んでいくのでそれが起こりずらい。

ifストーリーですがもし「マギレコ」キャラが「まどマギ」の時間軸に登場したら、自滅もしくは破滅しているかと思います。

それぐらい「まどマギ」の話の展開には容赦がありませんでした。

つまり「マギレコ」のストーリー展開はハッキリ言って“ぬるい”のかなと。

「まどマギ」のスピンオフ的作品でありながらもキャラに甘い、それがマギレコが不人気である理由だと考えます。

 

まとめ

  • 嫌いなキャラは灯花・フェリシア・やちよ・うい・いろは
  • 見た目は可愛いものの、内面がしっかりしていない人物がマギレコの不人気キャラ
  • 『マギレコ』のストーリー展開は、『まどマギ』のあらすじと比較してぬるい

かなり感情を込めて書いているので、読んでいて嫌な人は嫌だったかと思います。

ですが嫌いなキャラ、そして好きなキャラを挙げることで見えてくるものがあります。

筆者の場合はマギレコの不人気、もといマギレコが持つべき「まどマギ」へのリスペクトの低さでした。

「虚淵玄のように」とは言いませんが、「マギレコ」スタッフはもう少しダーク&シリアスなストーリーに関して創意工夫を行ったほうが良かったのかなと思います。