伊黒小芭内の包帯の下・口を隠す理由ネタバレ!蛇柱の正体と甘露寺との最後も

2022年2月13日

人気漫画『鬼滅の刃』に登場する柱は全員、目立った外見をしています。

「蛇柱」伊黒小芭内もそのうちの1人で、ざっと挙げると黄色と青緑色のオッドアイ、ボーダーな羽織、そして口元に巻かれた包帯といったところです。

連載当時、伊黒の口元について色んな考察がされていました。

鬼化しているのではないか、青い彼岸花と関係があるのではないか等々囁かれたものの、真相は想像を超えていました。

今回は伊黒の包帯の下に隠された素顔をはじめ、その正体や強さにも迫っていきましょう。

 

伊黒小芭内の包帯の下・口を隠す理由ネタバレ

伊黒の包帯の下にあるのは「引き裂かれた口」です。

その傷は伊黒が過去に受けた仕打ちによるもので、顔だけでなく心にも深い傷を残しました。

その過去が何なのか、また口を隠す理由をネタバレしていきます。

包帯の下は口裂け

伊黒の口元を覆っている包帯、その下には口が引き裂かれた顔が隠されていました。

それが明らかになったのは単行本22巻188話「悲痛な恋情」からです。

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その無惨戦の途中で、無惨の不意打ちによって重傷となった甘露寺を戦線から離脱させた伊黒は一般隊士に彼女を託すと、そのまま戦いに戻ります。

その時甘露寺は「待って!」と制止するものの、伊黒は振り返りません。

その理由は戦線に戻ることを選んだのもありますが、その時の伊黒の口元は包帯がほどかれており裂けた口を露わにしながら戦いに戻るのでした。

そこから伊黒は自分の過去を振り返り、同時に読者もまた伊黒の過去をようやく知ることができました。

口を裂いたのは誰か

伊黒の生まれ育った一族は下半身が蛇の女鬼に支配されていました。

結論から言うと伊黒の口を裂く指示を出したのはこの女鬼です。

その理由は伊黒の目がオッドアイだったことなど女鬼が彼をとても気に入ったから

 

その後成長した伊黒は12歳のときに座敷牢から連れ出されて女鬼と対面し全てを知ります。

実はこの時女鬼は伊黒を喰らおうとしていたものの、「小さい、もう少し大きくなってから食べたい」というわがままでその気は失せました。

しかしかわりに「自分とお揃いにする」と言い始め、女鬼は自分と同じように裂けた口になるよう強要し伊黒の口元を切り裂きます。

そして恐らく伊黒の一族の女たち……つまり家族や親戚の女性たちに口を裂かれたようです。

その時に溢れた生き血を飲んで満足した女鬼は一族の女たちに命じ、再び伊黒は座敷牢に戻されるのでした。

この様子は伊黒の回想話、先述した188話で描かれています。

包帯で隠すのはなぜ?

伊黒が傷が残る顔を包帯で隠してきた理由。

それは原作でハッキリと描かれたわけではありませんが自分の血、ひいては自分が穢れていると思っているからでしょう。

女鬼と対面した後、伊黒は「このままでは殺される」と脅迫観念と恐怖に苛まれます。

そして生き残るために脱走することを決意し、盗んだ簪で座敷牢の格子を少しずつ削りついに牢の格子を外すことに成功しました。

(この脱走を試みた日々で伊黒の相方の蛇と出会います)

ちなみに実在する伊黒の蛇の種類はこちらの記事で解説しています。

鬼滅の刃・伊黒小芭内の蛇の種類と名前の読み方は?戦い方や名シーンも

 

伊黒は格子を外した後そのまま外へと逃げ出すものの、伊黒の脱走に気づいた女鬼に追いつかれて窮地に陥ります。

ですが、そこに駆けつけた当時の炎柱煉獄槇寿郎(煉獄の父)に救われました。

そして良かれと思い、槇寿郎は伊黒と生き残っていた従姉妹を引き合わせました。

しかし女鬼は伊黒を追いかける前に一族の女を手にかけたようで、従姉妹たちに罵倒されてしまいます。

「あんたのせいよ あんたが逃げたせいで皆殺されたのよ!!」

「 五十人死んだ! あんたが殺した! 生贄のくせに!! 大人しく喰われてりゃ良かったのに!!」

自分たちの所業を省みれば逆恨みでしかないものの、幼い伊黒にはこの罵倒が心に深く突き刺さりました。

以来、伊黒は「一族がクズだったように俺もクズだ」「俺が逃げれば一族が死ぬと分かっていたのに逃げ出した」と自身を激しく責めるのでした。

この伊黒の思いは甘露寺への淡い想いとも繋がっており、「想い人に(クズな)自分の顔を見せられない」というようにも考察されます。

 

蛇柱の正体と甘露寺との最後

蛇柱・伊黒小芭内の正体は女しか生まれない一族の男子であり生贄でした。

その地獄から生還したものの、伊黒には拭っても拭いきれない女性に対する嫌悪感と恐怖感がつきまといます。

しかし現在の伊黒を見ていると、そうは思えません。

特に甘露寺に想いを寄せている以上、鬼への敵対心はともかく女性に対する敵愾心はある程度克服しているように見えます。

伊黒になにがあったのか、一族の考察も交えて解説していきましょう。

正体は「女しか生まれない家系の子孫」

伊黒の正体は「女しかいない一族に370年ぶりに生まれた男児」です。

その一族はある鬼に支配されており、その鬼に殺された人間の所持品を手に入れて生計を立てていました。

言うまでもなく、自分本位な悪党です。

しかも生き残った従兄妹が幼い伊黒に投げつけた台詞やその後、一族の遺産で悠々自適に暮らしたうえに家族にも恵まれたことから罪悪感すら持っていないと思います。

(ちなみに伊黒は従兄妹のその後を知り、とてもショックを受けたと言います)

性根の悪さはともかく、座敷牢があったことや回想シーンでの部屋の内装からして一族が裕福だったのは間違いなさそうです。

そんな一族に女しか生まれない理由についてですが、そもそもこの一族のモデルは八丈島で言い伝えられている伝説「女護が島」の一族ではないか?

と考えられています。

「女護が島」とは文字通り女しか暮らしていない島で、その対である「鬼ヶ島」には男しかいなかったそうです。

2つの島は年に1回、交流する日があり、その時に子作りがなされたとも言われています。

 

とはいえモデルがあったにせよ、女しか生まれない理由をあえて推察するなら女しか産めない体質だったのではないかと思います。

「鬼滅の刃」では身体的な特徴を持つキャラが多く、例えば主人公・炭治郎は人の感情が分かるほどに鋭い嗅覚の持ち主です。

そのため伊黒の一族もまた偶然、そういった体質だった可能性があると考えられます。

甘露寺に対する想い

伊黒が甘露寺蜜璃と出会ったのはお館様の屋敷「産屋敷邸」でした。

当時の甘露寺は初めて屋敷に来たばかりだったため道に迷ってしまい、そこに伊黒が鉢合わせました。

この出会いによって伊黒は甘露寺に恋をし同時に救われます

というのも伊黒は一族の女から受けた仕打ちがトラウマとなり、女性への嫌悪感や恐怖を強く抱いていました。

鬼殺隊に入隊してもその感情は拭いきれず、仲間である女性隊士を見てもその経緯や覚悟に対して「可哀そう」と思ってしまい、苦手だったようです。

 

そんな伊黒にとって甘露寺は初めて出会ったタイプの女性でした。

素直で優しくて、明るくて、あまりにも普通な甘露寺に伊黒は驚きます……そして恋に落ちました。

それからは甘露寺のことが頭から離れなくなり、長い靴下を贈ったり文通する仲になったりなど親しくなります。

それでも伊黒は自分の想いを告げる気はありませんでした。

「自分の血は穢れている」と思っている伊黒にとって甘露寺と一緒にいるのは幸せであると同時に、抵抗感もあったのです。

「自分が甘露寺に告白するのは一度死んで、また人間に生まれ変われたら」と悲痛な覚悟をしていた伊黒でした。

しかし無惨との戦いでその気持に変化が・・・。

 

最初に無惨の衝撃波を受けた伊黒の身体はもはや目も当てられないほどボロボロになっていましたが、炭治郎が参戦した戦いでその体には更なる致命傷が増えていきました。

何度も炭治郎を庇い無惨の足止めの功労者である伊黒でしたが、無惨を倒して朝を迎えた頃にはその命は風前の灯火でした。

伊黒はその最期を同じく無惨の足止めに大きく貢献し、致命傷を受けてしまった甘露寺蜜璃のもとへ向かいます。

仰向けで倒れていた甘露寺に自分の羽織を被せたうえで抱き上げて、そこで最期の会話をお互いに織り成しました。

「伊黒さんと食べるご飯が一番美味しいの だって伊黒さんすごく優しい目で私のこと見ててくれるんだもん」

「伊黒さん伊黒さんお願い 生まれ変われたら また人間に生まれ変われたら 私のこと お嫁さんにしてくれる?」

「勿論だ君が俺でいいと言ってくれるなら 絶対に君を幸せにする 今度こそ死なせない 必ず守る……」

死が近づくなかで泣きながら告白(プロポーズ)する甘露寺の声を聞き、伊黒はようやく自分の気持ちを明かすのでした。

最期の最期で素直に互いの想いを告げられた2人は涙を流しながら、静かに呼吸を止めるのでした。

こうして2人の剣士はこの世を旅立ったものの、「鬼滅の刃」最終回では生まれ変わったらしい伊黒と甘露寺が一緒になり、定食屋を営んでいる様子が描かれています。

来世で2人は真の幸せになったということが分かり、涙が出そうになりますね。

 

 

蛇柱・伊黒小芭内の強さ

伊黒の強さは卓越した技冷静な判断・分析力です。

前者は無惨戦にて、後者は赫刀を発現させる際に大活躍しました。

ここではそんな伊黒の強さを詳しく説明していきます。

規格外の握力

無惨戦にて伊黒は戦いながら自身の鎹鴉・夕庵が知らせた霞柱・時透無一郎の最期、特に赫刀を発現させた状況を分析していました。

その時の無一郎の状態からして「出来たのは刀を思い切り握っていたことぐらい」と考えた伊黒は後先を考えずに、日輪刀の柄を全身全霊で握り締めます。

伊黒の予想は見事に的中し、赫刀を発現させることに成功します。

赫刀は始まりの剣士・継国縁壱が扱っていた日輪刀の状態です。

色が赤くなった日輪刀は鬼に対して絶大なダメージを与えられるため、「痣」の存在を教えられた柱たちは痣の発現とともに赫刀化についても模索していました。

そして伊黒が縁壱が行っていた条件をクリアしたわけですが、その代償は大きく直後に酸欠となって意識が遠のきます。

とはいえ仲間たちのフォローもあって赫刀を使いこなしていき、無惨を追い詰める一手となったのでした。

日輪刀の特徴

伊黒の日輪刀の形状はフランベルジュという武器に似ています。

フランベルジュとはフランスおよびドイツで生まれた剣の種類で、「炎」という名前が示しているように刀身が波打っているのが特徴です。

変わった形状をしていますが、こうした形状の刀剣は殺傷能力に長けています。

というのも不定形な刃が人体を切り裂くと、その形状ゆえに傷が治りにくくなり結果として破傷風を招いたりするのです

とはいえ伊黒の日輪刀は殺傷能力よりも、彼が使う「蛇の呼吸」に馴染むことを優先しています。

それが結果的に「蛇の呼吸」独特のしなる太刀筋を生み出したのです。

ちなみに伊黒の日輪刀を手掛けたのは刀鍛冶の里長、鉄地河原鉄珍の息子・願鉄だそうです。

蛇の呼吸一覧

「水の呼吸」から派生した「蛇の呼吸」は独特、かつ的確な太刀筋をしています。

狭い隙間ですら潜り込んで斬撃を繰り出すため、「うねる太刀筋」と評されているのが特徴です。

このおかげで無惨の攻撃を避けつつ、斬撃を与えることに成功していました。

こうした変則的な攻撃は伊黒の関節が柔らかいことも関わっていますが、伊黒が力ではなく技巧で戦闘力を補っているからです。

(※伊黒は蟲柱・胡蝶しのぶに続き、腕力が弱かったりします)

そんな「蛇の呼吸」は作中、壱~伍ノ型を連続で使用します

壱ノ型 委蛇斬り(いだぎり)

相手との間合いを一気に詰め、予測不能な斬撃を打ち出します。

弐ノ型 狭頭の毒牙(きょうずのどくが)

凄まじい闘気を叩きつけ、同時に対象の死角をつくように斬りつけます。

参ノ型 塒締め(とぐろじめ)

縦横無尽に斬撃を放つ技で、その技名通りに蛇が獲物を締め付けるような技となっています。

肆ノ型 頸蛇双生(けいじゃそうせい)

対象を両側から挟み込むような軌道をした斬撃を放ちます。

他の技よりも軌道が予測しにくく、回避は難しいです。

伍ノ型 蜿蜿長蛇(えんえんちょうだ)

対象とすれ違いざまに斬りつける技です。

広範囲の威力があり、複数の敵を葬る時に使用されました。

 

【鬼滅の刃】伊黒小芭内が口を隠す理由・蛇柱の正体まとめ

  • 伊黒は女しか生まれない一族に生まれた唯一の男子で、生贄だった
  • 口を隠すのは切り裂かれた口=自分の血が穢れている証拠だから
  • 変則的な斬撃が特徴的な「蛇の呼吸」の使い手

伊黒の過去が明かされた時は絶句したものです。

なかなか本心と過去が明かされないキャラだったので興味は持っていました。

それらが明らかになった後は「死なないでほしい……!」と願ったり、何度も炭治郎を庇う姿にヒヤヒヤしたりしました。

無惨戦後は残念ながら死んでしまいましたが、最期に甘露寺の告白で想いを遂げられたのは良かった……と言いたいけど、やっぱり悲しいです。

どうか生まれ変わった世界で幸せであれ、と願うばかりです。

ちなみに伊黒の相棒である白蛇の種類や特徴についてまとめたものがこちらです。

鬼滅の刃・伊黒小芭内の蛇の種類と名前の読み方は?戦い方や名シーンも

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