鬼滅の刃・伊黒小芭内の蛇の種類と名前の読み方は?戦い方や名シーンも
鬼滅の刃には個性的な柱がたくさんいます。
その中でもひときわ異質な存在が「蛇柱」伊黒小芭内。
彼は見た目も性格もまさに蛇のような男ですが、ともにいる白蛇も強く印象に残ります。
それを物語れるのは伊黒の首元にいる白蛇です。
当初はアクセサリーのようにいる白蛇であるものの、この白蛇は「無限城編」にて大きな活躍を果たします。
- この蛇の実在する種類のものか?
- どうして伊黒は蛇とともにいるようになったのか??
- どんな活躍を見せるのか???
今回は伊黒の蛇についてあらゆることを特集していきましょう。
目次
鬼滅の刃・伊黒小芭内の蛇の種類と名前の読み方
強くて心根の優しい、蛇柱・伊黒さん!
誕生日おめでとう〜!🐍🎉#伊黒小芭内誕生祭2021 #伊黒小芭内生誕祭2021 pic.twitter.com/TcjlN7BabM— ゆえ@超のんびり (@yueart11) September 14, 2021
「蛇柱」とも呼ばれる伊黒はその呼び名通り、蛇のようにネチネチと執念深い性格をしています(笑)
しかし「蛇」というモチーフはそれだけでなく、伊黒の首元に巻き付いている白蛇も挙げられるでしょう。
あの白蛇の名前は何なのか、その種類や伊黒との出会いなども含めて説明していきます。
蛇の種類
当センターにはアオダイショウのアルビノ、いわゆるシロヘビはいませんが、テキサスネズミヘビの白化型(アルビノとは違う)がいます。シロヘビといえば金運上昇の縁起物で有名ですが…。
突然ですが、ここで大喜利です。
お題:シロヘビには実はもう1つ縁起がいいとされることがあるとします。一体何? pic.twitter.com/LwLy0gk3lc— ジャパン・スネークセンター(JSC) (@Hebiken_JSC) December 11, 2019
伊黒の首元から顔を出す白蛇、そのの種類はアオダイショウのアルビノだと言われています。
アオダイショウは日本在来の蛇で、全長1~2mも成長することから「日本最大のヘビ」とも呼ばれています。
生息地は森林や田畑など自然が多いところから神社や公園、倉庫といった人が暮らしているエリアといったように実に幅広いです。
また木登りや泳ぎも得意なので、道を歩いていたらアオダイショウと遭遇することも珍しくありません。
毒は持っておらず大人しい蛇としても有名ですが、環境や気分によっては攻撃的になるので要注意です。
アオダイショウは巻きつく力と噛む力がとても強く、補食対象が攻撃力があるネズミだから2つの力が発達したと考えられています。
ちなみに先ほど「毒は持っていない」と言ったものの、アオダイショウの口内は雑菌まみれであるため噛まれたら炎症や破傷風になるリスクが高いです。
アオダイショウの成体はくすんだ緑色をしているものの、幼体は色や体に浮かぶ柄がマムシと非常に似ていることもアオダイショウの特徴に挙げられます。
伊黒の出身地・八丈島(実在)における在来の蛇はマムシのみで、アオダイショウが島から侵入してきたのは記録によれば1984年からだそうです。
このあたりにツッコミを入れるのは野暮なことかもしれませんが、もしかしたら船の荷物に紛れ込んでしまい八丈島にやってきたのかもしれません。
名前は鏑丸(かぶらまる)
そんな伊黒の白蛇の名前は「鏑丸(かぶらまる)」と言います。
鏑丸の名前の由来については原作コミックおよび公式ファンブックでも残念ながら説明されていません。
そのため用いられた漢字から、その由来を考察してみます。
その意味とは、右目が弱視だった伊黒のアシストをする存在だったと思えます。
実は「無限城編」で判明したのですが、伊黒の右目(黄色いほう)は弱視でほとんど見えていませんでした。
この状態で鬼と戦うのは圧倒的に不利です……が、伊黒には蛇の鏑丸がいました。
蛇は視力は弱いものの、そのかわりに皮膚感覚が鋭い生き物です。
空気のわずかな振動や匂いですらも、舌とフェロモンのみを感知するヤコブソン器官で感じ取りその空間を把握します。
余談ですが作中では鏑丸がこの感覚が鋭いことが示唆されています。
かわりに蛇だけが持っているはずの熱感知(ピット器官)が描かれなかったことも「アオダイショウではないか?」と言われている要因です。
(アオダイショウにはピット器官がないそうです)
長い前置きとなりましたが、ここで鏑丸の「鏑」について触れていきましょう。
鏑丸の「鏑」は鏑矢を意味している可能性が高いです。
鏑矢とは矢の一種で、別名「鳴り矢」とも言われています。
矢の先に空洞の球形をつけ、弓から射ると大きな反響音を発するため、狩猟時に獲物を威嚇する場合や合戦の合図に用いられてきました。
少々意味合いは異なるかもしれませんが、「音によって知らせる」ことで伊黒をアシストしてきた鏑丸にまさしくぴったりな名だと思います。
伊黒小芭内との出会い
伊黒は鏑丸のことを「幼少期から唯一の友達」だと断言しています。
「信じない」を口癖にしている伊黒にしてはひどく心を寄せているものの、そこには相応の理由がありました。
それを語るには伊黒と鏑丸の出会い、というより伊黒の生い立ちが外せません。
伊黒は女ばかりが生まれる一族の出で、その一族で男子が生まれたのは370年ぶりだったそうです。
そのためとにかく伊黒は一族の稀有な存在として扱われました。
その最たる例が座敷牢です。
伊黒は生まれたときから座敷牢で過ごすことを強いられていました。
※座敷牢とは犯罪者を捕まえるための牢獄ではなく、個人的な目的のために監禁する用の牢屋のことを言います。
食事の種類に関しては問題なかったものの、可怪しいのはその量。
母・姉妹・叔母たちは猫撫で声をしながら過剰なまでに親切にし、大量の食事を伊黒に押し付けました。
元々小食だった伊黒は食べきれず、残された食事が強い臭いを発していたと言います。
(この出来事が伊黒の食欲の薄さに繋がるトラウマになったと考えられています)
そんな伊黒が12歳になると座敷牢から出され、きらびやかな部屋に案内されます。
そこに待っていたのは下半身が蛇になっている女鬼で、伊黒を見ると「まだまだ」と言い始めました。
実は伊黒の一族はこの女鬼が殺した人間の金品を巻き上げて生活していた一族で、一族を協力者として認めるかわりに女鬼は一族の赤ん坊を生贄に捧げるように要求していたのです。
その女鬼の要求を一族は長い間叶えていたものの、伊黒が生まれたことで女鬼の関心は伊黒へと移っていました。
伊黒を気に入った女鬼は「やっぱりもう少し大きくなってから食べよう」と言いつつ、「自分とお揃いの口にさせる」とも言い出します。
これを聞いた他の一族たちは伊黒の口の両端を切り裂き、流れる血を女鬼に捧げました。
そうして伊黒は再び座敷牢に戻されましたが、女鬼と一族の恐怖を味わった伊黒は生きるために逃げ出すことを決意します。
こっそり盗んだ簪で座敷牢の格子を削る日々を過ごしながら、自身の企みがバレるのではないかと幼いながらも神経をすり減らしていました。
そんな時に出会ったのが鏑丸です。
鏑丸は偶然に座敷牢に迷い込んだ蛇で、以来鏑丸は伊黒と共に過ごしています。
鏑丸にとって伊黒と過ごすことは誰から強要されていることではありません。
それでも伊黒と共に在ることを選んだ結果、当時の伊黒は「唯一の心の拠り所」である鏑丸を支えにしながら外に逃げ出すことに成功したのでした。
伊黒小芭内と蛇の戦い方や名シーン
伊黒小芭内 蛇柱
描きました!#鬼滅の刃 #伊黒小芭内 #イラスト好きな人と繋がりたい #絵描きさんと繋がりたい #フォロバ pic.twitter.com/3aNVMFCvl1— UDA(うだ) (@YokosuberiudUd) November 12, 2020
実は伊黒の腕力は柱内では蟲柱「胡蝶しのぶ」に次ぐほど弱いのですが、それを伊黒はそれを技で補っています。
生来から備える関節の柔らかさにくわえ、非常に卓越した技と冷静な状況把握能力や分析能力も活かして伊黒は戦います。
そして「蛇」のように予測できない斬撃を繰り出す「蛇の呼吸」を使うのが伊黒の戦い方です。
そんな伊黒のアシストをした鏑丸の活躍や名シーン、その後について迫っていきましょう。
伊黒の目として活躍
「無限城編」にて鏑丸は伊黒の目として活躍していました。
伊黒の目としてアシストするのは日頃から行っていたことでしたが、「無限城編」における無惨戦ではそのアシストが本格的なものへと変わります。
というのも当初、無惨戦は柱総出で戦っていたものの、無惨が放った衝撃波によって戦っていた全員が一時再起不能となりました。
この時の攻撃で伊黒は両目を潰されてしまいます。
その後、いの一番で復帰した伊黒は息を吹き返した炭治郎とともに無惨を追い詰めていきました。
両目を切り裂かれて視覚を失った伊黒は鏑丸の助けはもちろん、愈史郎の血鬼術を行使できる札を使って鏑丸の目を共有し日輪刀を振るっていくのです。
鏑丸の名シーン
鏑丸の名シーンといったら無惨に啖呵を切ったところでしょう。
戦線に復帰した伊黒の戦い方を見て、無惨は鏑丸のアシストに気づきます。
そして鏑丸に対して「畜生ふぜいが!」と激昂するのです。
対する鏑丸も「シャアアッ!」と苛烈に、そして勢いよく叫ぶのです。
このシーンを個人的な名シーンとして推させてもらいます。
伊黒と鏑丸のその後
残念ながら伊黒と鏑丸は無惨戦後、決別します。
無惨との戦いのあと、致命的な傷を受けなかった鏑丸は無惨の死後も生き残りました。
その後一時は風柱・不死川実弥のもとに身を寄せていたものの、「彼岸朱眼」の反動で視力が著しく低下した栗花落カナヲへと引き渡されました。
その理由はこれと言った説明はされていませんが、考えられることは2つ。
- 視力が弱くなったカナヲのアシスト
- 同じく片目の視力が失われた炭治郎のアシストもし、2人の時間をつくるようにする
ことだと考察されています。
2人がその後結ばれていくことを考えると、伊黒と甘露寺が最期に結ばれたのと同じく鏑丸は素敵な恋のキューピッドという立ち位置なんですね!
鬼滅の刃・伊黒小芭内の蛇の種類と戦い方まとめ
蛇柱 伊黒小芭内 pic.twitter.com/Bi2ubRpU6e
— やま@社畜 (@hyu4646) March 24, 2021
- 伊黒の白蛇はアオダイショウと思われるアルビノという種類の蛇で名前は「鏑丸」
- 鏑丸は右目の視力が弱い伊黒のアシストを行っており、無惨戦でその役割を大きく果たした
- 伊黒は甘露寺とともにこの世を去ったが、鏑丸は生き残り視力が弱くなったカナヲのもとで暮らすことになった
いかがだったでしょうか?
鏑丸だけでもこんなにエピソードが詰まっており、伊黒の生涯最期まで寄り添っていたことを思うと泣けてきます……。
アオダイショウの寿命はおよそ15年と言われているため、カナヲのもとで暮らした後はおそらく数年のうちに寿命を迎えたと思います。
けれどその最期はきっと暖かなものだったと思います。
そう信じることが出来るのは炭治郎たちの優しさのおかげなのかなと思います。
ちなみにその主である伊黒小芭内が包帯で口を隠す理由や、強さについてはこちらで解説。
鬼滅の刃伊黒小芭内が包帯の下・口を隠す理由ネタバレ!蛇柱の正体と強さも
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