仮面ライダージャンヌ元ネタとモチーフは魔女!モデルの生い立ちや最後も

2022年1月16日

『仮面ライダーリバイス』に登場する4号ライダーで、紅一点の仮面ライダージャンヌ

このライダーが冠するジャンヌとは、もちろん歴史上の人物「ジャンヌ・ダルク」のことです。

ここで疑問があり仮面ライダーリバイスは悪魔がモチーフの作品ですが、他のライダーと違いどうしてジャンヌという歴史上の人物なのでしょうか?

この記事ではジャンヌ・ダルクという人物の生い立ちや生涯を深堀りすることで、仮面ライダージャンヌの元ネタとなった理由を紐解いていきます。

 

仮面ライダージャンヌ元ネタとモチーフは魔女!

ジャンヌ・ダルクとは15世紀ごろにフランスに実在した人物であり、500年以上たった現在のフランスでも国民からの人気はものすごく高いです。

英仏百年戦争ではイギリスと戦う母国フランスの劣勢を救った人物として世界的に有名な人物です。

ちなみに英仏百年戦争とはフランスとイギリスの間で行われていた100年間続いたと言われる戦争ですが、実際にはその後も争いがあったそうです。

この百年戦争でのジャンヌの活躍はニシンの活躍からです。

フランス軍の敗北という神のお告げを聞いたという彼女は、そのことをフランス軍の貴族であるジャン・ド・メスとベルトラン・ド・プーランジに助けを借ります。

その助けのお陰で当時の国王であったシャルル7世」と面会することに成功します。

そこからジャンヌの活躍は始まり、当時の危機的状況だったフランスを救ったきっかけになったのでした。

騎士としての強さ

実際にはジャンヌ・ダルクの騎士の強さというのは歴史家の間でも意見が別れています。

ジャンヌ・ダルクは実際に武器を使って戦うことよりも、騎手として活躍することを選びます。

ちなみに“騎士”と“騎手”のちがいとはこの様なものです。

  • 騎士:実際に武器を手に取り前線で戦う戦士
  • 騎手:自ら戦わずに味方を鼓舞する存在

ジャンヌは騎手として活躍したので、戦場の兵士たちに希望を与える場面が多かったのです。

このことから彼女は騎士として前線で活躍する戦士ではなく、卓越した戦術家のように活躍したと考えられています。

魔女と言われた理由

ジャンヌは魔女と言われることが多かった人物です。

これが彼女が仮面ライダージャンヌのモデルになった理由です。

ジャンヌ・ダルクは悪魔ではありませんが、魔女と言われていたことからこそリバイスライダーの元ネタになったということでしょうね。

この魔女と言われた理由は、先ほど紹介した卓越した戦術があったからと思われます。

軍事学を勉強したことがなく軍事的知識もなかった彼女でしたが、その当時の戦略をことごとく打ち破りフランス軍の勝利に貢献したのです

彼女自身はその考案した戦略を“神のお告げ”と言っていたそうです。

それが本当に神のお告げだったのか?

その当時の常識を打ち破る考え方がジャンヌに備わっていたからこそ、人々が辿り着けない思考を持っていて魔女と言われたのかもしれないですね。

 

 

モデルの生い立ちや最後について

ここではジャンヌ・ダルクの生涯について解説していきます。

彼女の悲しすぎる最期についても御覧ください。

出身地はフランス

ジャンヌ・ダルクはジャック・ダルクイザベル・ロメの娘としてフランスに生を受けました。

父親のジャック・ダルクは農業をしていて、その傍ら村の自警団の団長をも務めていました。

そのことがきっかけでジャンヌはフランスへの強い忠誠心が生まれたのかもしれないですね。

彼女の出身地は現在のフランスであり、ドンレミという小さな村でした。

このドンレミは現代ではドンレミ=ラ=ピュセルという名称に変わっているようですね。

現在でもこの村にはジャンヌの生家が残っており、フランスの歴史的建造物に指定されています。

実際にこの生家を訪れたことのある方のSNS投稿がありましたので、引用をさせて頂きました。

その村は当時、政情不安だったことや戦争下だったこともあり、何度か焼き払いの経験にあったような治安の悪さだったようです。

英仏百年戦争

この英仏百年戦争でジャンヌ・ダルクはフランスの壊滅的な状況を救いました。

まさにその当時のフランスにおいてジャンヌは勝利の女神だと認識されていたのだと思います。

軍事知識がない彼女が、その常識にとらわれない発想によってイギリス軍を圧倒しフランスの勝利に貢献していく。

これは当時のフランス国民の目には本当に神がかった存在に映っていたことでしょう。

特にオルレアンの解放では、後のフランス国王シャルル7世が彼女の言葉に心を動かされたことによって軍を動員したという話があります。

彼女はそのとき周囲を包囲されていたオルレアンに向かい周辺の敵国砦を陥落させます。

そしてオルレアンに入り守備隊と共にオルレアンを解放したのでした。

これが彼女の有名なエピソードであり、英仏百年戦争の展開点となった出来事になったのでした。

シャルル王太子の王位就任

ジャンヌ・ダルクのオルレアン解放によって、英仏百年戦争の流れが大きく変わりました。

それは当時、正式な国王でなかったシャルル7世にも言えるのです。

どういうことなのか?

シャルル王太子が正式なフランスの国王となるためには、どうしてもフランスへの戴冠式が必要でした。

しかしシャルル王太子には特別な功績などはなくフランス国王になるための後押しがありませんでした。

そこでジャンヌによるオルレアン解放が成されることが転換点になります。

シャルル王太子はその出来事を指示した存在という形になり、フランス国王になるためには十分すぎる功績を手にしたのです。

結果、シャルル王太子はノートルダム大聖堂で戴冠式を挙行することが出来たのでした。

それもこれも全てジャンヌがシャルル王太子を説得する事がなければ成し得なかったことなのですね!

火あぶりの最期について

英仏百年戦争で活躍していたジャンヌでしたが、ある時イギリス軍に捉えられ異端審問にかけられることになってしまいます。

その判決は死刑に決まり、ジャンヌは火あぶりの刑にかけられることになってしまったのです。

ジャンヌはコンピエーニュ包囲戦でイギリス軍に捉えられたのですが、その裏にはイギリスとフランスとの策略があったのです。

そこにはどんな理由があったのか?

当時フランス国王になったばかりのシャルル7世は、あまり貴族からの信頼は厚かったとは言えませんでした。

そしていつ終わるか分からない英仏百年戦争によってフランスは財政的に大赤字であり、いつ終わるかも分からない戦争に疲弊していました。

そしてそれはイギリスも同じ状況だったのです。

また、次々と勝利するジャンヌ・ダルクの存在が多くの貴族には邪魔に映っていたようで、両国の利害が一致したのです。

つまりジャンヌは母国の貴族たちと、敵国から疎まれてしまったのです。

まあ確かに軍事知識も何も持っていなかったイチ女性が多くの武勲を上げていく。

それは説明のつくものでもなく、彼女自身が“神のお告げ”と言っていたこともさらに後押ししてしまったのかも知れません。

得体の知れない存在を恐れるというのが人間の本質ですからね。

後々に自分たちの驚異になるかも知れないジャンヌのことを貴族たちは“魔女”と呼ぶようになり、その存在を火あぶりの刑に処することで自分たちの身を守ったのでしょう。

彼女は最後の頼みとして「十字架を掲げて欲しい」と頼み、火あぶりの刑を執行されその生涯に幕を閉じたのです。

 

まとめ

  • ジャンヌ・ダルクは現在においてもフランスの英雄
  • 彼女の登場により百年戦争の流れが変わった。
  • 彼女の結末は悲しいものだったが、その当時としては仕方なかった。

ジャンヌ・ダルクの登場によって、フランスは自国の滅亡危機を救うきっかけになり現在もフランスという国は続いています。

その舞台となった英仏百年戦争が無かったならば、彼女も平凡な人生を送れていたかもしれません。

戦争とはいつも悲惨な結果になることを改めて学ばせてくれますね。

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