石川五エ門の原作初期とアニメの違いを比較!ルパンとの出会い・仲間になった理由

2019年11月13日

こんにちは、当サイト管理人の「イガイガ」です。

今回はアニメ「ルパン三世」の登場人物『石川五エ門』の原作とアニメのキャラクターがかなり違っていた。

ということに関して記事を書いてみました。

アニメの石川五エ門なら知っている方も多いでしょうが、原作の五エ門がどのような男だったのかは知らない方も多いのでは?

また主人公の『ルパン』と『石川五エ門』がどの様な形で出会ったのか?

という事についても触れていきたいとも思います。

どうぞご覧になってください。

 

石川五エ門の原作初期とアニメの違いを比較!

 

 

まず石川五エ門とはどのような人物なのかを簡単に解説します。

石川五エ門の先祖は名高い盗賊で、その名も『石川五右衛門』と言います。

そして彼から数えて第13代目の末裔が、ルパンファミリーの『石川五エ門』ということになっているのです。

身長は180cmの高身長な男ですが、体重は63kgばかりでかなり細身なのが分かりますね。

この石川五エ門のキャラクターモチーフは忍者の「石川五右衛門」であり、新選組の最強の剣豪「沖田総司」もモチーフとなっているようです。

そんな石川五エ門ですが原作とアニメとでは、だいぶ相違点があるようですね。

ちなみにルパン三世の原作は、1967年創刊の『漫画アクション』という漫画雑誌に連載されていました。

では原作の漫画とアニメとで石川五エ門はどう違うのか?

その相違点を次の章から取り上げていきたいと思います。

 

性格

 

まず石川五エ門は原作とアニメで性格が違うようです。

現在のアニメで活躍するポピュラーな石川五エ門は、堅物な性格で女には弱い(苦手)という方でした。

対して原作の石川五エ門は、明るく元気な性格で女性にも普通にお話ができるという常識人で、真面目なキャラクターです

多少硬派を気取って、女性には興味がないというフリもするんです(笑)

アニメの方の石川五エ門も悪ふざけしたりするイメージはありませんが堅物という印象で、原作のほうが真面目な印象という感じでしょうか。

 

見た目

 

アニメの石川五エ門は❝目付きの悪いブスッとした顔❞であり、❝ザ・日本の剣豪❞といったような見た目ですね。

反対に原作の石川五エ門は、ルパンが❝剣豪坊や❞と呼ぶようなパッチリお目々の太眉青年です。

坊やとかパッチリお目々なんて、アニメの石川五エ門とはだいぶイメージがかけ離れていますよね。

 

 

上の画像の真ん中が原作の石川五エ門ですが、確かにアニメの五エ門よりも眼がくりくりしていて不思議な印象です。

若い頃の石川五エ門といった印象でしょうか?

 

言葉遣い

 

原作とアニメの石川五エ門は言葉遣いも変わります。

アニメの石川五エ門は自分を呼ぶ際の一人称が「それがし」「拙者」、語尾には「ござらん」というような言葉遣いで話します。

これはサムライをイメージをしてのことでしょう。

対して原作の石川五エ門は自分のことを「俺」とか「私」といったように呼びます。

慣れれば普通なのかもしれませんが、アニメの五エ門しか知らない方にとっては違和感満載なのでしょうね。

これも性格に影響を受けていますね。

アニメでは寡黙で堅物そして古風な性格がそのまま言葉遣いにも表れいます。

原作では坊やと呼ばれた青年キャラですから、少しだけ可愛さのある性格にして渋すぎない設定にしたのかもしれません。

 

武器の名称

 

そして武器の名前も斬鉄剣ではなく、『仕込み刀❝流星❞』という刀です。

その理由として流星は隕石を元にして作られているからなんです。

しかしこの設定はアニメの石川五エ門には出てきていませんね。

仕込み刀なので、普段は杖の中にしまわれている刀剣のことです。

『座頭市』の主人公「イチ」が使用する刀も、仕込杖でしたね。

 

 

戦いのルーツ

 

石川五エ門は武士であり剣術使いですが、それと同時に原作にだけある設定があります。

それが石川五エ門は空手の達人でもあるということ。

その空手は『示刀流空手(じとうりゅう)』という流派で、実は初めてルパンと出会ったエピソードにもこの空手が関わっています。

その実力は素手の手刀で敵の手首を切り落とすという、かなり人間離れした技を繰り出したことも。

本当は刀を持たなくても十分に強いのでは?

と思えてしまいますよね(^_^;)

 

原作とアニメでキャラが違う理由

 

なぜ石川五エ門はアニメと原作とでキャラクターが違ったのでしょうか?

それは原作の石川五エ門のキャラクター(人物像)が弱かったのでは?

と言われています。

他のルパンや次元はまさに怪盗集団というような、❝世間のはみ出しもの・アウトロー❞という性格をしています。

しかし原作の五エ門はそこまでパンチも効いておらず、強いけれどイイ奴くらいの印象だったのではないでしょうか?

そこでアニメになったら、五エ門を少し無愛想で何を考えているのか分かりづらいという寡黙なキャラ設定に変更したのではないでしょうか?

その方が視聴者の印象に残りますもんね。

それに戦いのスキルについても原作の五エ門が空手使いということもあり、無敵すぎるということもあったのかと。

刀があっても強く、無くても拳で強い。

そんな五エ門にもう少しピンチの状況を作るためにも、彼の戦闘スキルを多少抑えたのかもしれませんね。

それであっても、石川五エ門が強いことには変わりないんですけどね(笑)

 

 

石川五エ門とルパンとの出会い・仲間になった理由

 

 

出会いの理由

 

物語の中でルパンと石川五エ門が初めて出会った理由はアニメと原作で違っています。

アニメ版では、石川五エ門は伊賀流忍術の使い手という設定でなんと忍者として登場してきます。

そしてルパンの命を狙うという敵キャラクターとしてルパンと対決していきますが、その先にお互いを認め合って仲間になっていったというのがアニメの理由です。

 

一方原作では、石川五エ門の師匠である百地三太夫(ももちさんだゆう)が発見した「錬金術の秘密書類示刀流空手の秘伝書」をルパンが盗みに来て、それを守るために五エ門とルパンが敵対するというのが出会ったきっかけになります。

こちらはテレビ版の百地三太夫と五エ門が話しているシーンです。(※映像はイタリア吹替版)

 

 

ちなみにここ最近だと、テレビスペシャル『ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト』で斬鉄剣をめぐり、ルパンと五エ門がそれを奪い合うという設定です。

ルパンは絶対に切ることができないカプセルを切るため、五エ門は斬鉄剣そのものを手に入れるために敵対するのです。

 

 

仲間になった理由

 

『ルパン三世 EPISODE:0 ファーストコンタクト』で敵対していたルパン三世と五エ門でした。

このときは五エ門が斬鉄剣を手にして、振り下ろした斬鉄剣にルパンがカプセルをタイミングよく合わせることでお互いの目的を果たします。

そしてその戦いの後に、ルパンという男の人柄や何かを感じさせる雰囲気に五エ門が惚れ込んだ形で仲間となったのでした。

 

石川五エ門がルパン三世という作品に登場した理由

 

石川五エ門が原作に登場した理由は、海外で行われたルパン三世の出展イベントに作者のモンキー・パンチ氏が参加した際、「日本のオリエンタル(オリジナリティ)さが無い」と指摘されたことがきっかけだそうです。

要は『せっかくの日本アニメなのに、西洋のものばかりで日本らしさが無い』というように言われたのです。

そこでモンキー・パンチ氏がムッとしたかはさておき、日本人らしいキャラクターの石川五エ門を誕生させたのです。

もしかしたらアニメ版の五エ門が、語尾に「~でござる」や自分を「拙者」と呼ぶのはオリエンタルさの演出のためかもしれませんね。

 

石川五エ門の原作初期とアニメの比較やルパンとの出会いの理由まとめ

 

 

以上がルパンと石川五エ門の出会いや、原作の五エ門とアニメとの違いなどでした。

ルパン三世は多くのファンの方が漫画よりもアニメから入った方が多いと思います。

特に若い世代の方であれば、原作の漫画本を知っていることのほうがレアでしょう。

こういったアニメと原作の人物の違いなどを見ることも、ファンとしては楽しいですね(^^)

まだまだこれからもルパン三世は新作が作られていくことでしょう。

五エ門やルパン、次元ら御一行の活躍に注目です。

それでは今回の記事はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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Posted by igaiga