k-1の元ヤンキー選手は喧嘩も試合も強い?やんちゃな格闘家の強さまとめ
こんにちは、イガイガです!
今回は「格闘技をやっている人ってやっぱりヤンキー上がりで野蛮なのか?」
という話です。
冒頭から個人的な正解を出しちゃえば、格闘家にヤンキー上がりは多いという意見です。
もうね、それは見てもらえばすぐに分かりますよね。
もちろん真面目に人生送ってきた人や、バリバリのアスリートから格闘技の選手になる人だっています。
ではここから本題で、「元ヤンキーの格闘家は本当に強いの?」ということ。
今回の記事では格闘技イベントの最もメジャーな団体、k-1に出ている元ヤン格闘家にスポットライトを当てて検証していきましょう。
目次
k-1で活躍していた新旧ヤンキー選手達
それではさっそく、現在k-1に出場している選手でこの選手は元ヤンキーだなという選手をピックアップしていきたいと思います。
芦沢竜誠
一人目は現在k-1で大ブレイク中の『芦沢竜誠』選手です。
リングネームはペガサスの核弾頭と言われています。
その理由は所属するジムの名前が『k-1ジム総本部チームペガサス』だから。
彼は「人を殴って怒られない場所はこの世にない。格闘技は人を殴って褒められる世界だから最高」という発言をしていて、とにかく殴り合いが好きなようです。
そして体格を見るとそこまで筋肉質でもないし、フィジカルが強そうな印象もないです。
でも試合では結果を残してきています。
特に2012年にはMA日本キックという団体の新人賞を獲得しています。
この団体は現在は分裂して存在していないのですが、その後k-1と同じ母体が運営する格闘技イベント『KHAOS』(カオス)に出場し結果を残しながらk-1へと出場してきたのです。
フィジカルを鍛えないのはそこまで練習が好きでは無いようで、やはりアスリート上がりのエリートとは違いますね。
それでも相手を殴ることは好きで、ミット打ちやスパーリングは積極的に練習するから相手に打ち勝てる強さを持っているのではないでしょうか?
ちなみに他のk-1選手をディスることがよくあり、記者会見では喧嘩になったりすることもしばしば。
最近では小澤海斗選手との記者会見での掴み合いが有名ですね。
武尊
もはやk-1の顔であり、現k-1のカリスマファイター『武尊』選手を元ヤンなのではという角度から見てみましょう。
これにはハッキリとした証拠などがあるわけではありません。
(芦沢竜誠選手にもハッキリとした証拠があるわけではないのですが。^_^;)
ですが戦いの前のにらみ合いの目つきが、もうその道にいた人の睨み方な気がしてなりません。
他の選手で、純粋に格闘技をやってきた人の睨みはまっすぐに相手を睨む感じですが、武尊選手は眉間の寄りが半端ないです。
見ていても「やんのかコラ」と聞こえてきそうな表情ですね。
そして最近は大人になったのかあまりありませんが、Krush時代での記者会見でまだあまり地上波ので大きく自分が露出する前は、バチバチに相手を口撃するインタビューを繰り広げていました。
とにかく相手を雑魚扱い、自分にはまったく眼中にないくらいの扱いをするので対戦相手も正直腹が立っていたことでしょう(笑)
ココ最近の試合前記者会見では本当にそういった言動はなくなりました。
大人になりましたね武尊選手!
魔裟斗
次は旧k-1のカリスマ選手『魔裟斗』さんです。
魔裟斗さんはk-1デビュー仕立ての2000年代前半はとにかくビッグマウスの繰り返し。
ビッグマウスで有名な現役ファイターの、木村フィリップミノル選手や芦沢竜誠選手なんかよりもさらに相手を口撃していました。
魔裟斗さん本人の自伝であのときのビッグマウスは演出で、自分に注目を集めるためのものと公言されましたが、それでもすごくリアルな言い方で特に日本人同士の記者会見ヒヤヒヤものでした。
実際にデビュー前の魔裟斗選手は、夜中のコンビニ前にたむろしていたり、バイクを乗り回していたりと、けっこうヤンチャしていたようですね。
山本KID徳郁
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魔裟斗さんと同じ時期の格闘技界を盛り上げたレジェンドスター『山本KID徳郁』さんも若いときはなかなか喧嘩っ早かったという話を聞いたことがあります。
KIDさん自身アメリカンカルチャーにだいぶ影響を受けていて、路上ファイト(喧嘩)をやることもあったようですね。
レスリング出身のKIDさんですが「相手を殴りたくてしょうがなかった」ということを、k-1デビュー当初に話していました。
そしてアドレナリン全開の試合中の目つきは、本当に怖いくらいのギラつきを放っていましたね。
【番外編】朝倉未来
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最後に総合格闘技から番外編ということで、『朝倉未来』選手を紹介します。
朝倉選手はヤンキーが集まる格闘技イベント『The アウトサイダー』で無類の強さを誇っていたチャンピオンです。
総合格闘技イベント『RIZIN』にプロデビューした後も、とにかく勝ちまくっていましたね。
アウトサイダーの入場PVなどを観ると分かりますが、相当の不良だったようで喧嘩の相手もいないくらいだったようです。
弟の『朝倉海』選手もかなり強いです。
この他にも過去のボクシングの世界では、竹原信二さんや辰吉丈一郎さんもヤンチャをしていたので有名ですね。
K-1で過去に起きた番狂わせな試合集
ここでは過去に起きた、k-1の実績では格上の相手に、ヤンキー上がりの新参ファイターが起こした番狂わせの試合をいくつか紹介します。
シリル・アビディVSピーター・アーツ
まず1つ目に紹介する番狂わせが起きた試合は、2000年に対戦したシリル・アビディVSピーター・アーツです。
この試合は誰もがk-1を3度制したミスターk-1ピーター・アーツの圧勝だと思っていました。
シリル・アビディは当時まったく無名の選手、アーツの噛ませ犬で終わるだろうと当時の僕も思っていました。
しかし試合が始まると序盤はアーツが果敢に攻め立てるも、後半になると段々とパンチを被弾していきます。
そして終盤でついに、ヒザに合わされた右のストレートがアーツを打ち抜きます。
結果そのままアビディのKO勝ちで終わったのです。
しかもこの年、アーツの熱望でリベンジ戦が実現するも、試合中にアーツの腰痛が悪化してそのままレフェリーストップ。
アビディの2連勝で終わるのです。
このシリル・アビディも『フランスの喧嘩野郎』というリングネームが付く、不良系のファイターだったのです。
山本KID徳郁VS村浜武洋
この試合は2004年のk-1ワールドMAXの試合で、その年の日本代表決定トーナメントの1回戦で組まれた試合でした。
村浜がそのトーナメントの優勝候補と言われていたので、戦前は村浜が有利の声が多かったです。
その時のKIDはk-1のデビュー戦で体重は最軽量、しかも打撃の練習は全くしていない。
そんな状況だったので、誰もがKIDのことを色物としてしか見ていなかったと思います。
ですがいざ試合が始まると、闘争本能むき出しのKIDにペースを持っていかれてしまう村浜選手。
癖で出てしまう投げや、若干の後頭部への打撃もあり口頭注意や警告は出されていたと思います。
しかしそれでもKIDは自分のやりたいように常に試合を支配し、気づけば3回もダウンを奪われる完敗を喫したのでした。
ジェロム・レ・バンナVSピーター・アーツ
初めてジェロム・レ・バンナが脚光を浴びたのはこの1999年のk-1ワールドグランプリでのピーター・アーツ戦ではないでしょうか?
ピーター・アーツはこの前年と前々年にk-1を連覇している、まさに勢いに乗りまくった状態でした。
一方バンナはと言うと、それまでバンナは強いけれどもk-1のトップ選手までとは言えないくらいの評価だった気がします。
この試合でも1R早々にカウンター気味に入ったアーツのハイキックでダウンを奪われるバンナ。
誰もがこのままアーツの圧勝と思っていたそのラウンドでも、バンナは諦めずに前に出続けます。
するとアーツの打ち終わりの隙きを突いて、バンナがその豪腕をアゴに叩き込みました。
アーツは糸の切れた人形のように、マットに沈むのでした。
完全に見ている人のド肝を抜いた、大逆転番狂わせの試合だと言えるでしょう。
ヤンキーが格闘技をやるとなぜ強い?
なぜヤンキーが格闘技をやると強いのでしょうか?
もちろん元ヤンキーが全員実績を出せるほど格闘技の世界は甘くはないでしょう。
しかし元ヤンキーというのは大きなアドバンテージになることもあります。
闘争心
まずは戦うことに対しての負けん気が大きくなりますよね。
これだけですごく格闘家としては大きく有利です。
やはり相手を殴ったり蹴ったりするのですから、優しい性格では相手に勝てません。
自分よりも強いやつがいることなんて認めねぇ
これくらいの気持ちがないと相手には勝てませんよね。
喧嘩なれ
ヤンキーは当然一般の人よりも喧嘩が多いはずです。
もちろん喧嘩と試合はまったくの別物ですし、喧嘩が強くても試合で勝てるとは言えません。
ですが拳で殴り合うのに慣れていれば、試合でに地力に直結します。
特に自分がピンチになったときには根性という面で盛り返すことも出来るでしょうし、KID対村浜戦のようにギラギラの闘争本能で相手のペースが乱れる事も考えられます。
このように喧嘩という一つの戦いに慣れていることが、大きなアドバンテージとなることもあるのではないでしょうか?
躊躇の無い攻撃
闘争本能あふれる元ヤンキーの選手だったら純粋に戦いを楽しいとか、相手よりも自分が強いことを証明したいという自己顕示欲が高かったりします。
相手にパンチが入って効いていたら、楽しくなって自分の攻撃を集中砲火するのではないでしょうか?
もしくは相手を殴ることに慣れていれば、いちいち「相手が息を吹き返したらどうしよう?」などと心配はしないことでしょう。
しかし根の優しいファイターや少し臆病なファイターは自分の攻撃が相手に効いても、なかなか前に出れない選手もいるのです。
警戒心が強すぎてカウンターをもらったらどうしようと考えてしまうといった事がその理由にあるのですが、ヤンキーあがりの選手はそうは思いません。
ただ、チャンスだ!!
としか思いません。
ヤンキーは基本的にあまり後先のことを考えずにシンプルに考えて、ここだと思えば一気に攻めるのではないでしょうか?
躊躇なく相手の隙きを攻めることが出来るというのは、格闘技には非常に重要なスキルの1つなんですね。
それを自然に持ちあわせた元ヤンキーのファイターというのは、優れた武器を持っているということになりますね!
記者会見などでも喧嘩乱闘をするヤンキーファイター
ヤンキーファイターの醍醐味といえば記者会見などでの乱闘ではないでしょうか?
実は乱闘が好きだという格闘技ファンは結構いたりします。
僕もその中の1人ですので(笑)
ここで僕が思い出に残っている乱闘の起きた記者会見を紹介します。
旧k-1と新生k-1の両方から、ついつい乱闘しちゃった元ヤンキーファイターの記者会見をご覧ください。
旧k-1から記者会見で起きた乱闘騒ぎ
旧k-1での思い出に残る乱闘記者会見は、バダハリVSピーターグラハムのものです。
2006年の試合前日会見で、この乱闘は起きました。
こう見るとバダハリって当時から相当な荒くれ者な様子がよく伝わってきますね。
その後バダハリは刑務所に服役したりと、本物の不良であることが分かります。
この乱闘でパンチを避けるピーター・グラハムがすごいという意見もあるのが面白いですね。
新生k-1から記者会見で起きた乱闘騒ぎ
新生k-1からはまだ記憶に新しい武尊VS小澤海斗のイベントで起きた乱闘です。
これは記者会見ではなくファン向けのトークショーなどを行うイベント内で行われた、対戦者同士の写真撮影のときに起きました。
胸ぐらのつかみ合いで、スタッフが止めに入るというやばい雰囲気に。
お客さんの驚いた声がリアルですね。
この乱闘で一気に小澤海斗選手の名前が広がりました。
いつかもう一度、武尊選手と小澤海斗選手の再戦が観たいですね。
k-1の元ヤンキー選手は強いのかまとめ
- 元ヤンキーの選手は過去のk-1でも、大物ファイターに勝つ番狂わせを引き起こしてきた
- ヤンキーは負けず嫌いで、喧嘩慣れもしているのでアグレッシブな試合で相手からペースを奪うことが出来る
- 記者会見やイベントでの写真撮影でも乱闘騒ぎになる選手が多い
以上が元ヤンファイターの強さの秘密などをまとめです。
一つ個人的に思うのは、真面目な勉強タイプのファイターよりも、本能の思うままにアグレッシブに戦う元ヤンファイターのほうが実力は高くなる傾向にあり、人気も出やすいのかなと思います。
プロ格闘家にとって強いのは大前提ですが、それに付け加えて人気が出る何かを兼ね備えていなければ注目を浴びるファイターにはならないでしょう。
強くもありさらに華のある選手になってファンの記憶に残っていければ、すぐにk-1の顔といったファイターになれるでしょう。
新生k-1での『ミスターk-1』になれるように頑張って欲しいですね。
それでは今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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