【鬼滅の刃】宇髄天元の羽織がない理由とは?柄は左目の模様か考察

2022年2月13日

音柱「宇随天元」はその長身と筋骨隆々な体格が印象的ですね。

この宇随は柱でありながらも羽織をまとっていないことも印象に残ります。

の記事では以下のことについて深堀りしています。

  • なぜ宇随には羽織がないのか?
  • もしも羽織があったらどんな柄なのか?

といったことについて考察していきたいと思います。

 

【鬼滅の刃】宇髄天元の羽織がない理由

宇随の隊服(ファッション)といったら派手な額宛てに装飾品、パンクメイクよろしくな派手な化粧などが挙げられます。

そのなかで、ひときわ目につくのは羽織がないことです。

何故宇随は羽織をまとっていないのか、その理由を考察していきましょう!

動きにくくなるから?

宇随が羽織をまとっていない理由として真っ先に思い浮かべられるのは動きにくくなるからです。

めっちゃシンプルな理由ですね(笑)。

忍の家系に生まれた宇随は幼い頃から忍としてのノウハウを叩き込まれました。

その経験は鬼殺隊に入隊してからも十全に活かされており、毒薬や爆薬を自ら調合したり毒の耐性もあったりなど様々です。

また忍らしい身軽さはもちろん、移動速度は直線距離であれば柱のなかで堂々の1位を誇っています。

それに加えて装飾品を飾った額宛てなど、歩けば音が鳴りそうなものを身に着けていますよね?

にも関わらず炭治郎と伊之助が声をかけられるまで気づかない、といった隠形能力を見せつけたシーンがありました。

この宇随の能力、特に身体能力は余計なものを身にまとっていないから成立しているような気がします。

忍の衣装は「忍び装束」と言われ、動きやすく目立たないことをモットーにしているらしいです。

元を辿ると「忍び衣装」は農民たちが田畑で働くための仕事着「野良着」をベースとしており、そこから更に機能性を追求してアレンジしていました。

例を挙げるなら、上着にポケットをつけて所持品を素早く取り出せるようにしたり。

足袋や草履の裏に滑り止めや足音が出ないようにする工夫をするなどです。

とにかく服であっても隠密の助けになるようにしていたわけですが、ある意味宇随の隊服にも「忍び衣装」の機能性がうかがえると思います。

派手好きであれど、身に着けている豪華な装飾品はどれも体に直接つけるタイプばかりです。

「忍び衣装」のモットーである「目立たないこと」は守られていないものの、「動きやすいこと」は忠実に再現されていると思います。

日輪刀を担いでいるから?

宇随の日輪刀は巨大で分厚く、日本刀というよりも大きな和包丁といったほうがピッタリです。

その形状ゆえか、はたまたその方が都合がいいのか宇随は自身の日輪刀を担いでいます。

常日頃は包帯のような細長い布を鞘代わりに巻いているものの、戦闘時にはこの布を切り裂いて抜刀しているようです。

この布は隊服に直接縫い付けられているらしく、布の切れ端が肩あたりから垂れ下がっている描写が「遊郭編」で確認できました。

このギミックがあるから羽織をまとわない可能性があります。

「なら羽織に抜刀のギミックを施せばいいのではないか?」という疑問が浮かんできそうです。

ですがそれだと羽織が日輪刀の重さに耐えられず、引っ張られるような不快感が生じるリスクが高いです。

なので宇随は隊服から直接日輪刀を担いでおり、なおかつ体にフィットした隊服にしていると思われます。

派手好きだから?

徹底的な忍の訓練を受けてきた宇随はその反動で派手好きになりました。

その好みぶりは「派手に」という口癖や両の二の腕にはめられた金の腕輪といったパンクファッション等々、逐一読者や視聴者に突きつけてきます。

この派手好きが羽織をまとわない理由として考えられます。

というのもあえて羽織をまとわないことで、自身を目立たせているのではないでしょうか。

羽織をまとっている一般隊員もいるものの、柱のほとんどは隊服や羽織をアレンジしています。

よって宇随は羽織をまとわないことで自身の筋骨隆々な長身を見せつけ、インパクトを残そうとしている可能性はゼロではないはずです。

 

 

宇髄天元の羽織の柄は左目の模様か考察

もしも宇随に羽織があったとしたら、その柄はどんなものか考えてみましょう。

基本的に柱たちの羽織の柄は自身が扱う呼吸法やイメージカラー、シンボルマークといったところです。

そうなると宇随は「音柱」なので音符、あるいは爆発を扱うことから「花火」だと思われます……。

が、ここは左目の模様が羽織の柄になる可能性について探っていきたいと思います。

実は宇随の左目の模様には深い意味がある……かもしれないからです。

左目の模様の意味

宇随の顔、もとい左目には赤い模様(化粧)が描かれています。

公式ではこの左目の模様については触れていません。

その模様はまるで花火のシンボルマークのようにも見えますが、実は「梅紋(うめもん)」ではないか?と指摘する声があるのです。

梅紋とは文字通り梅をモチーフにした家紋もしくは神紋となります。

神社特有の紋様である神紋は御朱印でよく見かけると思いますが、基本的に梅紋は天神様すなわち菅原道真公に関わる神紋です。

というのも菅原道真公はとても梅の花を愛してたと言われていて、こんな和歌と漢詩も残しています。

東風吹かばにほいおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ

美しや紅の色なる梅の花あこが顔にもつけたくぞある

月燿如晴雪

梅花似照星

可憐金鏡転

庭上玉房馨

他にも京から大宰府へ左遷された道真公を慕って、都の自宅にあった梅が一晩で大宰府にまで飛んできた「飛梅伝説」もあるほどです。

そんな道真公と関わりがある神社のひとつ、東京都の『亀戸天神社』の神紋(梅紋)が宇随の左目の模様とそっくりだと言われています。

梅紋は元々神紋でしたが、時代とともに家紋としても用いられるようになった紋様です。

その変容もある意味、忍から鬼殺隊に居場所を移した宇随らしいですね。

 

また梅は縁起物としても親しまれてきました。

というのも松は「夫婦愛」、竹は「成長」、そして梅は「豊かな生活」を意味しています。

正月に飾られる門松となると、

  • 松:永遠の命
  • 竹:誠実さ
  • 梅:出世(開運)

などを表わしています。

春の訪れを一番に告げる花から「喜びの象徴」でもある花です。

そこから踏まえると宇随の左目の模様には、

梅の花=今の自分(忍びを辞めた自分)になれてめでたい

という意味が込められていると思います。

宇随の左目の模様については「梅の花の花言葉(忠義・忍耐・高潔など)にかけられている」との考えもありますが、こちらを推させていただきます。

羽織の柄を考察

もしも宇随が柱として羽織をまとうとしたら、左目の模様が羽織の柄になるのはあり得ると思います。

とはいえ、派手好きの宇随が左目の紋様で満足するとは限りません。

  • 鴛鴦柄
  • 熨斗柄
  • 宝尽くし柄
  • 牡丹柄
  • 鶴亀柄

などありとあらゆるめでたい意味の柄をふんだんに使う可能性だってあります。

ちなみに柱を引退してからは至って普通の和服を身にまとい、その上には黒色(?)の羽織をはおっているのが原作コミックで確認されています。

ですが「もしも」を探ったらまさに可能性は無限大ですよね。

 

【鬼滅の刃】宇髄天元の羽織がない理由まとめ

  • 宇随が羽織をまとわない理由は動きにくくなるから、日輪刀を担いでいるから、派手好きだからなどいくつもの可能性が考えれる
  • 宇随の左目の紋様は梅紋である可能性が高く、忍を辞めた自分を祝福しているかもしれない
  • もしも宇随が自分の羽織をまとうとしたら、目出度い柄尽くしかもしれない

宇随に羽織がないのは本人が言っていたように「忍だから」という文句で何となく納得していましたが、左目の模様については調べてみると目から鱗でした。

そして「遊郭編」で戦う上弦の陸・堕姫&妓夫太郎は「梅」と関わりがあるキャラです。

なのでそのポイントとも絡んでいるかもという考察には、「なるほど!」と舌を巻きもしました。

些細なポイントに深い意味が込められているかもしれない、そう思うと「鬼滅の刃」がいっそう楽しくなった気がしますね!

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