オーバーロード・ドワーフ国編インゴットはどこへ?禊の意味もネタバレ

2022年7月28日

『オーバーロード』ドワーフ国編は久しぶりにアインズが冒険っぽいことをしており、シャルティア&アウラの活躍回でもあります。

他にも見どころがあるものの、今回はドワーフ国編で登場する「インゴット」となるアイテムについて解説していきます。

インゴッドの概要についてや、そのインゴッドがどこへ行ったのか?

それにつけ加えて、デミウルゴスの発言「楔」の意味についてもネタバレしていきましょう。

 

『オーバーロード』ドワーフ国編でインゴットはどこへ?

『オーバーロード』ドワーフ国編で登場する鉱物(金属)インゴッド。

このインゴッドとはどんな鉱物(金属)であり、その在り処はどこなのか?

そしてインゴッドはどこへ行ってしまったのか??

などについてネタバレしてきましょう!

インゴッドとは?

インゴッドとはアダマンタイトよりも上位な鉱物です。

転移した異世界では最上級の鉱物(金属)とされており、リザードマンたちの間では伝説扱いされています(文明が低いため)。

また鉱物の名前だけでなく、その硬度から冒険者のランクの最上位にも用いられたりしています……が、それは異世界だけでの話。

ユグドラシルではアドマンタイトよりも良い鉱物(金属)があるらしく、ナーベラル曰く「アダマンタイトは柔らかい」とのこと。

アダマンタイトよりも良い鉱物(金属)としてヒヒイロカネ・七色鋼・アポイタカラという鉱物が挙げられました。

これらの存在があるが故にインゴッドもまた異世界からすれば上位の鉱物であるものの、ユグドラシルのプレイヤーからすればそれほどレア度が高くない素材アイテムなんですね。

レベルにして45。

ユグドラシル勢からすれば手放しても痛くもかゆくもないアイテムですが、しかし異世界勢からするととんでもない代物なんです。

何しろ鉱物の扱いに長けたドワーフ、その中でもドワーフ国きっての鍛冶工房長とその加工技術を持ってしても加工ができませんでした。

インゴッドに対する描写・説明は少ないので何とも言えませんが、インゴッドが登場したのは原作11巻・ドワーフ編でのこと。

色んな理由が重なってドワーフとの接触を決めたアインズは、幸運にも初見でドワーフの国に干渉することに成功します。

その際、アインズは鍛冶工房長にインゴッドを渡して鎧作りを依頼。

リザードマンのザリュースに子供が生まれたため、その出産祝いとしてインゴッドの鎧をつくってもらおうとしましたのですが……。

これが何やら不可解な事件を引き起こすきっかけになってしまったようです。

在り処 

今のところインゴッドの在り処はアインズの自前にあり、異世界では発見されているかどうかも怪しいところです。

というのも上記のように、鍛冶に優れたドワーフでもインゴッドは加工不可能でした。

それはすなわち「異世界ではインゴッドは発見されていないため、加工技術が成立していない」からだと考えられます。

そんなドワーフに渡ったインゴッドは鍛治工房長とともに現在行方不明です。

いくら熱しても叩いても冷めたままのインゴッドを前に、一流の鍛冶職人だと自負していた鍛治工房長は自信を失くし落ち込みます。

その翌日、鍛治工房長はインゴッドを持ち逃げして行方をくらましました。

この事件はアインズの耳にも届いたものの深くは追求せず、それよりもドワーフの国にやってきた目的であるルーン技術に意識を向けます。

結局インゴッド持ち逃げ事件はそれきりで、なぜ鍛治工房長がインゴッドを持ち逃げしたのか現在も真相は分かっていません。

状況から察するにインゴッドを加工できる技術を獲得するため、鍛治工房長が旅に出たと考えるべきでしょう……。

ですが、これがもしかしたらとんでもない事件への伏線になっている可能性だってゼロではありません。

そう思うとワクワクしますね!

 

 

デミウルゴスの”禊”の意味

インゴット事件が起きたドワーフ国編において、デミウルゴスは物語終盤に次のセリフを発言しています。

「今回も完全にドワーフ達に“楔”を打ち込みましたね」

デミウルゴスのこのセリフは、アインズがドワーフ国で執り行われた式典会場から抜け出した後でのやり取りです。

式典会場から抜けたアインズは応接間でデミウルゴスと合流。

そこでデミウルゴスは短期間でドワーフ国を掌握(交易の承認)をしたアインズを讃えます。

さて、デミウルゴスの発言「楔を打ち込む」とは一体何を示唆・暗示したものでしょうか?

「楔を打ち込む」には2つの意味があると考えられます。

  • 敵陣に攻め入って敵の勢力を二分する
  • 相手に自分側の勢力を送り込む

これらの意味を踏まえると、デミウルゴスの発言は後者「相手に自分側の勢力を送り込む」を示唆・暗示したものだと思われます。

今回アインズ自らがドワーフ国に遠征した目的は3つありました。

  • 「属国になる」と申し込んできた帝国の件への配慮を失敗したくないため、アルベド&デミウルゴスに丸投げしたかった
  • なかなか活躍できないシャルティアに経験を積んでもらうため
  • 廃れたルーン技術を求めて

その結果アインズはドワーフとモグラのような亜人クアゴアのいさかいに介入でき、魔導国(ナザリック勢)にとって更なる利益を確保できました。

それが以下の4つです。

  • 『ドワーフ国の王都奪還』
  • 『クアゴアの服従(壊滅)』
  • 『ルーン工匠たちの招へい』
  • 『ドワーフ国との交易』

このことからも、デミルゴスの発言「楔を打ち込む」とはドワーフ国の掌握が出来たという事なのだと思います。

ドワーフたちにとってアインズ(魔導国)はクアゴアを蹴散らし、王都を奪還してくれた大恩人です。

おまけに交易も始まったため、ますます頭が上がらない存在になっています。

またドワーフと対立していたクアゴア&フロスト・ドラゴンも服従させ、二度と逆らわないように力も見せつけました。

極めつけはルーン工匠たちです。

最初に出会ったドワーフ・ゴンドとの出会いが良かったおかげで、ゴンドは仲間であるルーン工匠たちを説得しルーン技術の復活への情熱に燃え上がります。

その取っかかりとして魔導国への招へいが行われ、ルーン工匠たちは国を出ていきました。

武力的にも政治的にも大成功と言えるでしょう。

しかもドワーフ国&クアゴアがクーデターを起こすリスクもゼロにしているあたり、デミウルゴスからすれば贔屓があっても満点だったのだと思われます。

 

まとめ

  • インゴッドはアダマンタイトよりも上位な鉱物(金属)
  • インゴッドはアインズの自前だったが、ドワーフ国の鍛冶工房長が持ち逃げして現在行方不明中
  • デミウルゴスの「楔を打ち込む」とはドワーフたちの国政を掌握したことを示唆・暗示している

ナザリック勢はよくアダマンタイトのことをディスっていますが、ここに来てようやくその理由が分かるような金属が登場しましたね。

アインズがモモンとして駆け出しだった頃に使った赤いポーションを彷彿とさせます。

ポーションといったらンフィーレア&エンリを思い出しますが、インゴッドもまた持ち逃げした鍛冶工房長のように誰かの人生を変えてしまうのでしょうか?

そういったところも含め、インゴットの再登場に期待したいところですね。

ンフィーレア&エンリの馴れ初めや結婚生活についてはこちらの記事で解説しています。↓↓↓

オーバーロード・エンリの結婚ネタバレ!ンフィーレアとの夜についても

 

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